最高の環境の中で出した最高の結果。王者を降しNAGAREYAMA F.C.が3連勝!
「ちょっと観に行ってみよう」と思える距離で試合が出来る喜び
2024年5月26日(日)、千葉県社会人サッカーリーグ1部 前期リーグの第3節が開催されました。
第3節、NAGAREYAMA F.C.は市川SCさんとの対戦。
市川SCさんは、昨年のリーグ王者。今シーズンもここまで開幕2連勝、8得点1失点と波にも乗っており、紛れもなく最強の相手、です!
この試合の会場は、柏市にあるあけぼの山公園。流山市からアクセスしやすい柏市の会場。そしてキックオフ時間が14時ということで、非常に多くの方が会場に集まってくれました!ありがたい!すごい!!
あらためて、長年に渡って柏市での開催に尽力頂いた皆様に、感謝しないとですね!我々はその恩恵に預かっているのですから。
今日はたくさんの人が来てくれることを見越していつもより多めに用意したいつものマッチデイプログラム的なフリーペーパーですが、キックオフ前には全て配り切ってしまい。嬉しい反面、お配りできなかった方には大変申し訳ありませんでした!バックナンバーもお渡しできますので、よろしければ試合会場でお声がけ下さい!
#5長坂 拓紀選手の復帰で厚みを増した最終ライン
この日のNAGAREYAMA F.C.のスカッドはこちら。
GKはもちろん我らが守護神、#1板橋 柊哉選手。
DFは右から#2岡田 俊祐選手、#5長坂 拓紀選手、#9橋本 真吾選手、#16延山 光聖選手。
MFは右から#23長野 峻己選手、#7砂田 琢己選手、#24栢野 史也選手、#26三好 崇斗選手。
FWは#13板倉 航希選手、#10寺内 大登選手。
FW2枚にし、4-4-2のような布陣。ただ、試合中はかなり流動的にポジションが変わっていたので、あくまで参考程度、ですが。
そして…シーズン開幕から怪我で離脱していた#5長坂 拓紀選手!復帰です!
お帰りなさい!!
この日のベンチには、#4平久 将土選手、#6山室 伊ノ介選手、#8小野田 大樹選手、#14高木 一希選手、#17今山 育巳選手、#18加藤 康徳選手が入りました。
これぞエース!序盤のチャンスを決めきり、試合を優位に
試合はNAGAREYAMA F.C.が勢いを持った入りに。集まった多くのファン・サポーターの後押しが影響したのかもしれないですね。NAGAREYAMA F.C.が序盤は攻守の切り替え、球際の競り合いで優位に立つ場面が多かったように思います。
そして前半5分、いきなり試合が動きます。
#13板倉 航希選手のプレスバックで引っかけたボールを#2岡田 俊祐選手が回収して#23長野 峻己選手へ。サイドに開きながら長野選手からのパスを受けたが板倉選手が遠目の位置から豪快に蹴り込むゴラッソ!
いきなりのエースの一撃で、NAGAREYAMA F.C.が先制に成功します。
更に後半13分、クリアボールを胸トラップで納めた#13板倉 航希選手が上手く反転、相手との競り合いで粘りながらも、DFラインのギャップに飛び込んできた#10寺内 大登選手へスルーパス。最後は寺内選手が落ち着いてゴールに流し込み、追加点!
序盤でNAGAREYAMA F.C.が2-0とリードを広げます。
その後もNAGAREYAMA F.C.は何度かチャンスを作るも、ゴールには至らず。前半終盤には市川SCさんも盛り返し、イーブンの展開へ。
お互いに何度かチャンスは作るものの試合は動かず、前半は2-0とNAGAREYAMA F.C.が2点のリードで折り返しました。
この試合、NAGAREYAMA F.C.はFWからDFまでが非常にコンパクトで。闇雲に前からプレッシャーをかけるのではなく、ラインは高く保ちつつも、ある程度相手を引き込んでからプレッシャーをかけることが出来ていました。そのため、攻守にサポートできる選手が必ずいて、前後ともに選手が孤立している場面がほとんどありませんでした。
対して市川SCさんはロングフィードでDFラインの裏のスペース狙い。前半は市川SCさんにとって向かい風で難しかったこともあったかと思いますが、NAGAREYAMA F.C.は非常にコンパクトだったのでセカンドボールを回収する選手が必ず作れており、非常に安定した守備が出来ていました。
後半も、大きく流れは変わらず。
コンパクトな布陣からショートカウンターを狙うNAGAREYAMA F.C.と、裏のスペースを狙ってロングフィードを蹴り込み、ラインを下げさせてから侵入を図る市川SCさん、という構図。
お互いにチャンスは作りつつも、得点は生まれず。
後半14分、#10寺内 大登選手に代わり、#6山室 伊ノ介選手がIN。
この試合FWの位置で起点になっていた寺内選手がOUTし、FWの位置に誰が入るのか一瞬ぼやけたように感じたのですが、そんなタイミングで、NAGAREYAMA F.C.が失点してしまいます。
後半17分、センターバックからのロングフィードを右サイドの裏に通され、GKの頭の上を抜く見事なループシュートを決められてしまいました。
この失点、中盤でパスミスからボールをロスト、そのセカンドボールへのアプローチ自体は非常に早くて相手の攻撃を遅らせることが出来たのですが、その際にポジションがズレて空いた右サイドをカバーできておらず。一瞬の隙を突かれての失点でした。
その隙を見逃さない市川SCさん。そして決して簡単ではないシュートを決めてしまうあたり、さすがは昨年度の得点王…。
やはり1部リーグは一瞬の隙も許されない、怖いリーグですね。
その後、後半25分には#7砂田 琢己選手に代わり、#14高木 一希選手がIN。
4-5-1のような形で完全に中盤のスペースを消し、さらには中盤に運動量があってサポートの上手い#14高木 一希、#6山室 伊ノ介、#24栢野 史也選手が入ったことで、中盤で市川SCさんに自由を与えない守備が出来ていました。
局面局面で危ないシーンが無かったわけではありませんでしたがゴールは許さず。逆に連動から良い攻撃に転じる場面も増えましたが、ゴールネットは揺らせず。
結局、NAGAREYAMA F.C.が2-1で逃げ切り、勝利を納めました!
大きな勝ち点3!変幻自在なポジショニングで支えた三好選手
何よりも…勝ち点3を獲れたことがいかに大きいか!
市川SCさんは昨年のリーグ王者。そして今年も第2節まで終了時点で1位。間違いなく、昇格を争うライバルになるであろうチーム。
その市川SCさんを相手にしっかり勝ち切ったこと。本当に素晴らしい!
お見事でした!!
終始、非常にコンパクトな陣形を保ち、熱さと勢いだけでなく冷静に戦った今節。どの選手もみんな非常に素晴らしかったですが、その中でも非常に印象深かったのが、#26三好 崇斗選手!
試合の状況状況で細かくポジションを取り直してくれていて、特に守備面でチームに穴が出来ないようにフォローし続けてくれていました。時にはサイドバックの更に外のスペースを埋め、時にはアンカーの横のスペースを埋め…この試合で守備が安定した要因の一つが、三好選手のポジショニングだったと思います。
そして、その三好選手を中盤で使えたのは、#5長坂 拓紀選手が復帰してきてくれたから。長坂選手の復帰で、#16延山 光聖選手をサイドで起用することが出来るようになり。特に今節、延山選手が左サイドでマッチアップした相手は昨年のリーグ得点王。非常に怖い選手でしたので、この位置に延山選手を置くことが出来たのが非常に効いていたと感じました。長坂選手の復帰で、選手起用の幅がもの凄く広くなりました!
長坂選手、お帰りなさい!!
「知っている」から「観に行きたい」へ…今日がスタートライン
今シーズン、最初で最後の流山市近郊…柏市での試合ということもあり、この試合には150名を超えるファン・サポーターの皆様が集まってくれました!この多さは想像以上でした…これだけ多くの方に関心を持ってもらえるようになったこと…非常に嬉しいですね!
これまで、市内を中心に様々な活動を通じてNAGAREYAMA F.C.の存在をアピールしてきた選手たち。徐々にNAGAREYAMA F.C.を「知っている」人は増えてきた感触はありますが、実際に試合を観てもらう機会は少なかったんですよね。気軽に「ちょっと観に行ってみよう」と思える距離で試合が出来ていない悲しさ…。
だからこそ、お隣の柏市という気軽に観に行ける距離で行われたこの試合、NAGAREYAMA F.C.にとってどれだけ大きい試合だったか。当然それは、選手たちひとりひとりがわかっていたはず。自分たちの、NAGAREYAMA F.C.のプレーを実際に観てもらうチャンス。良い試合をして、良いプレーをして、また観に行きたい、と思ってもらいたい。選手たちはそういう想いもあったからこそ、本当に頑張ってくれていたんだと思います。
待ち望んだ環境、最大のチャンス。この環境の中で、一番強い相手と対戦して、勝利という最高のプレゼントをファン・サポーターにくれた選手たち。
最高の仕事。ホント、カッコいいです!!
今回、初めてNAGAREYAMA F.C.の試合を観に来てくれた皆様に、少しでも楽しんでもらいたい。そして「また観に行きたいね」と思ってもらいたい。
そのために、自分でも何かできないか。
そう思い、今回初めて、選手ボードと得点板を自作して置いてみました。
Jリーグの試合では電光掲示板にスコアも出場選手も表示されているので何も知らずに会場に行っても試合の状況がわかるのですが、社会人サッカーはその手の表示が何もなく。せめて、最低限の試合の情報がわかるようにしておけば、遅れて会場についても、途中退席しても、楽しめるのではないか。
事前の情報収集も何も必要なく、ふらっと観に来てくれても試合を楽しんで帰れる。マッチデイプログラムもそうですが、そんな環境を目指して、少しでもそこに近づけることができたなら、嬉しいです!
まだまだ、我々には足りないものばかり。それでも、こうして少しずつチームを支える輪は太く大きくなっている。
この試合で作り上げた最高の雰囲気と、観に来てくれた皆様にお渡しすることのできた感動や興奮といったギフト。
これを活かすか殺すかは、これからの活動次第です。
これは、スタートライン。クラブ、選手、そして我々サポーターも。もっともっと良い雰囲気を創り上げていきたい!
もっと大きく、もっと太い輪を創り上げていきましょう!限界突破!!
開幕から3週連続、息つく間もない3連戦。
開幕戦、昇格同期対戦、そして王者との対戦と非常に濃い3連戦でした。
そして、その3連戦を3連勝という、最高の結果で終えられたこと、本当に大きいですね!!
次は1週空いて6月9日(日)、MATSUDO CITY FCさんとの第4節です。東葛ダービーですね!
会場は、市原市にあるVONDSグリーンパーク。東葛ダービーなのに、市原市の会場というのは少し寂しいですが、こちらの会場は声出し応援OK、幕の掲示OK。そして、観客席がピッチに非常に近く、間にネットもフェンスもないので迫力ある試合が楽しめる臨場感あふれる会場です!
今回の試合でNAGAREYAMA F.C.の試合をまた観たいと思って下さった皆様!
ぜひ、第4節も試合会場にお越しください!一緒に選手たちの背中を押して、最高の週末を味わいませんか!?
今週は以上になります。最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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