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勝利&得失点差4へ導いた我らが守護神!NAGAREYAMA F.C.が2部リーグ5連勝。

7月30日、千葉県社会人サッカーリーグ2部の第6節が開催されました。7月2日以来、3週間ぶりの公式戦となります。本来、1週間前の23日に第5節が開催されるはずでしたが、相手チームの都合により試合は中止。NAGAREYAMA F.C.は不戦勝となり勝ち点3を得ることができたものの…選手たちは連戦に向けて気持ちを上げて準備を整えていただけに、非常に残念な試合中止となりました。
というわけで、今節はこの1週間でもう一度、気持ちとコンディションを作り直して臨む試合、となります。

第6節のお相手は、市川市役所サッカー部さん。状況と調べられた限りの概要は前回の記事にまとめておりますので、よろしければご参照下さい!

現在の順位表上で昇格争いの最大のライバルとなっているのは船橋FCさん。共に無敗ではありますが、実はNAGAREYAMA F.C.は船橋FCさんに得失点差で10の差を開けられている状況。最終順位は勝ち点差、直接対決の結果が優先されるとはいえ、得失点差で負けている状況のままでは、直接対決で「引き分け」が許されない、というディスアドバンテージを抱えることになるわけです。NAGAREYAMA F.C.としては今後の試合で少しでも得失点の差を詰めておきたいところです。
船橋FCさんは市川市役所サッカー部さんとの試合を既に終えており、スコアは3-1。得失点差は+2。となれば、NAGAREYAMA F.C.は何としてもそれ以上の得失点差で勝利をするのが理想。まずはとにかく勝ち続けることが最優先ではあるのですが、この試合はそんな、勝ち点3と共に得失点差にも意識して臨みたい、そんな試合になります。


今節の会場は、市原市のMPANDC FOOTBALL FIELD。流山市からは遠い会場であるのに加え、キックオフ時間が13時30分で気温35℃越えの厳しい暑さの中での試合。それでも、配信の中で安芸代表のお話にあった通り、多くの方が現地まで応援に集まってくれていました!有難いです!!

それにしても…暑い!!!
風はあるものの、とにかく日差しが強いので、選手たちにとっては本当に厳しいコンディションの中での試合だったと思います。

天然芝(ゴルフ用の芝?)のピッチ。
雑草等は無いものの、ところどころボールが跳ねたり滑るポイントがありそうに見えました。
ネットの邪魔にならないところにダンマク設置!今回多くの方にお手伝い頂きました!
ありがとうございます!

この試合のNAGAREYAMA F.C.のスカッドはこちら。

千葉県社会人サッカーリーグ2部 グループ1 第6節

怪我から復帰した#3牧野 純己選手が右のFWとしてスターターに復帰。#16今山 育己選手はリバーサイドリーグに続いての左サイドバックとしてのスターターですね。今回は#8小野田 大樹選手が初めて右サイドバックとしてスターターに。とにかく得点を取りに行くんだという高監督の気持ちの表われのように思いました。
ベンチは#5平久 竜土選手、#6山室 伊ノ介選手、#7土屋 じょにー選手、#17森田 大輔選手、#18加藤 康弘選手です。

アップ風景。あえて強度を落としてのアップに見えました。
板橋選手のアップはトレーナーの高山さんが補佐
アップ風景。芝は短め?

13時30分、日が燦々と照り付ける中で、キックオフ。この暑さ、出来れば早い時間に得点を奪って楽に試合を進めたいところですが…そう簡単にはいきません。NAGAREYAMA F.C.がボールを保持する時間が長いものの、市川市役所サッカー部さんはラインは下げずにしっかりと中央を固めていて、なかなかゴール前に侵入できず。それでもパスをつないで徐々に相手の体力を奪いながら、サイドに開いて守備の網の目を広げたり、高めのラインの裏を狙ったりと工夫をすることで、惜しいチャンスは作れていました。しかし、最後のところで相手の壁を破れず、前半はスコアレスで折り返しとなりました。
第4節の千葉蹴球倶楽部さんとの試合では見られた、ワンタッチツータッチでのコンビネーションでの崩しは、前半はあまり見られず。やはりこの暑さでベストに比べると選手の運動量が落ちることや、人工芝に比べてボールの扱いが難しい天然芝のピッチコンディションに要因があったのかな、と思います。

この暑い中でも爽やかな橋本 真吾選手
バースデーゴールはならずも、ピッチで躍動した小野選手
最後まで運動量の落ちない板倉選手
転び方が下手だと監督に笑われていた山口選手
先制点の起点となった今山選手

ハーフタイムで選手交代。#10小野 敬輔選手に代わり、#6山室 伊ノ介選手がそのまま中盤に入ります。
そして後半開始早々、ついに試合が動きました。
後半3分、#16今山 育己選手の縦パスをスイッチに、#11山口 賢人選手→#13板倉 航希選手とつなぎ、駆け上がってきた今山選手へワンタッチでパス。今山選手が相手DFを引き付けて、前を向いた板倉選手へリターンパスを送り、最後は板倉選手が狙いすましてゴール!後半早々のフレッシュな状態を活かし、足もボールも止めない見事な崩しで、NAGAREYAMA F.C.がついに先制します。
そしてその直後の後半6分、今度は#13板倉 航希選手がサイドに開いて受けて、空けたスペースに走りこんだ#11山口 賢人選手へスルーパス。これを受けた山口選手がドリブルでエリア深くまで抉って折り返し、最後は#6山室 伊ノ介選手が丁寧に押し込み、追加点。
更にその直後の後半7分には、スローインから上手く相手をブロックして前を向いた#13板倉 航希選手のパス(シュート?)を中央に詰めていた#22寺内 大登選手が押し込み、3-0。NAGAREYAMA F.C.が一気に大きくリードを広げます。

この後もNAGAREYAMA F.C.は何度も決定的なチャンスを作るものの決めきれず、暑さと疲労で徐々にお互いにミスが目立つようになってきます。
そんな中、後半26分、ゴール前でのパスを拾われたところからエリア内で相手を倒してしまい、PKの判定。得失点差のことを考えると、ここでの失点は大きなダメージとなるところですが…このPKを、#1板橋 柊哉選手がスーパーセーブ!これでまた勢いを取り戻したNAGAREYAMA F.C.は、後半29分に#14高木 一希選手が相手GKが一歩も動けない見事なゴールを決め、そのまま試合終了。
NAGAREYAMA F.C.が4-0で勝利を収め、リーグ戦5連勝を飾りました。

後半開始の円陣
途中交代のためにライン前で待っていたのに、交代が給水タイミング明けになってしまい、
寂しそうに戻ってくる加藤選手と森田選手
4月以来の復帰戦がまさかのFW起用だったじょにー選手
森田選手にしては珍しく流れた?クロス(この後、これがゴールにつながりました)
4点目の高木選手のシュート打ち終わり…軸足を抜いてGKの予測できないニアへ。さすがです。

この試合、とにかくこの暑い中できっちりと勝ちきれたこと。そして得失点差+4をもぎ取ったこと。真夏、真昼の暑さという厳しいコンディションの中で、これだけの成果を出した選手たちは本当に素晴らしかったと思います。冒頭に言及しましたが、船橋FCさんとの得失点差を埋めるためにも、1点でも多く得点を取りたかったこの試合。船橋FCさんは市川市役所サッカー部さんに2点差で勝っているだけに、差を詰めるためには4点差は欲しいと勝手に思っていたのですが…見事に実現させてしまいました。本当に凄い!
この暑い中でこれだけのパフォーマンスを見せた選手の皆様、本当にお疲れさまでした!素晴らしかったです!
特に…#1板橋 柊哉選手!先制点を奪われると一気に難しくなるところ、決定的なピンチを防ぎ切った前半17分のピンチでのファインセーブ。そして、点差が2点になるか4点になるかを左右する後半27分のPKストップ。その姿はまさに守護神でした。カッコ良すぎます。
PKストップの写真を撮り損ねたのが…悔やまれます(涙)

市川市役所サッカー部さん、最後は4-0とリードが開きはしましたが、選手間で何度も声を掛け合っていて。「頭しっかり使って!」「切らすと一瞬でやられるぞ!」「顔上げろ!こっからだ!」「全員で頑張ろう!」etc…
最後まで、その声が落ちることがありませんでした。正直、この暑さの中で後半序盤にリードを広げられ、気持ちが折れてもおかしくないですよね…非常に気持ちの強い、粘り強くて連帯感のあるチームだと感じました。
暑い中、お互いにお疲れ様でした!ありがとうございました!!

その他、雑感です。

・今節はベンチ裏の高台から観戦していたのですが、NAGAREYAMA F.C.の方もかなり選手間の声掛けが増えたように思いました。高監督からも盛んに指示が飛んでいて。目の前だけでなく更に上のレベルを目指し、突き詰めているのだなぁと改めて感じました。
・暑さ対策で冷やしたビブスを出したりクーラーボックスを準備したりと徹底して対策を講じてくれている大坪コーチ。ベンチに下がった選手へ氷嚢を手渡したり選手の体のケアに余念のない高山トレーナー、運営スタッフとして一人で孤軍奮闘してくれていた赤津マネ、暑い中で両ゴール裏を往復しながらじっと構えて写真撮影してくれた上野マネ、皆様本当にお疲れさまでした!縁の下の力持ち!!
・今節の配信は安芸代表ということで…ストライカーの思考というものが非常に面白かったです!サッカーやっている子供にこそ聞いてほしい内容でした(笑)

試合終了後挨拶、この暑さで走り抜いた選手たちに心の中で拍手!
今節の解説席はこんな感じでした

最後に…繰り返しになりますが、この炎天下の中、80分間走り抜いた両チームの選手、関係者の皆様、本当にお疲れさまでした!
今節は会場の特性上、声出しも拍手も鳴り物での応援も出来ませんでしたが、許されるならあらゆるナイスプレーに拍手を贈りたかったです。
今日は、本当に厳しい環境でした。観ているだけの我々ですら、隠れたくなるような日差しと暑さ。でも、現地に来られたことで、選手の皆さんがどれだけ過酷な環境で戦ったか、いかに凄かったか。それを身をもって知ること、選手たちと共有することができたことは、素直に嬉しかったです。昨年は無観客試合で、それを知ることすら叶いませんでしたからね。
少しでも、共に流山FCを応援する皆様に、現地の空気感をお裾分できたのなら、嬉しいです!

今週は以上になります。最後までお読み頂き、ありがとうございました!

試合終了後のファン、サポーターへの挨拶。今節の挨拶は橋本選手!


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