RSL第6節、NAGAREYAMA F.C.が勝利。去り行く選手達のプレーを心に刻む。
12月10日、利根川ゆうゆう公園で我孫子・鎌ヶ谷リバーサイドリーグが開催されました。NAGAREYAMA F.C.にとっては全7試合のグループリーグのうちの第6節。お相手は、松戸RFCさんです。
この試合を迎えるにあたってのグループリーグの状況や松戸RFCさんについては、前回の記事、そして現地でお配りしたフリーペーパーにまとめておりますので、よろしければご参照下さい!どちらも似たような内容です。
要点をまとめると、下記状況ですね。
・NAGAREYAMA F.C.は既に4位までが確定=決勝トーナメントへの進出が決定しており、あとは何位で通過するか、という状況。
・残り2試合で両方とも勝利すれば、グループリーグ1位での突破となる。
この試合の直前に公式から寂しいお知らせのリリースがあり、#5平久 竜土選手、#7土屋 じょにー(尚斗)選手、#15錦見 勇弘選手、#17森田 大輔選手の今シーズン限りでの退団、#10小野 敬輔選手の現役引退が発表されました。
皆、創設初年度からチームのために貢献してくれた選手たちです。この5名の選手がNAGAREYAMA F.C.のユニフォームを纏って戦う姿が観られるのも、残り2試合。最後に、皆のプレーする姿が観たい!
この試合、この5人の出場があるか、というのが個人的な注目ポイントでした。
この日の天候は晴れ。11月26日の第5節とは打って変わり、風もないし日差しも暖かいしで、気持ちの良い気候となりました。
この日はもともとチームとしては流山おおたかの森駅前での大々的なクリーン活動に参画する予定だったこともあり、選手と最低限のコーチ/スタッフだけが試合会場へ。ファン・サポーターもばらけるかな…と思っていたのですが、思っていたよりも多くの方…恐らく20名くらいでしょうか…がゆうゆう公園に応援に応援に来てくれていました。有難いです!!
この日のNAGAREYAMA F.C.のスカッドはこちら。
並びは流動的ですが、第5節からメンバーの変更は無し。
今シーズンでの退団が発表された#5平久 竜土選手は今節もセンターバックのスターターで出場、兄の将土選手とパートナーを組みます。
ベンチメンバーは#3牧野 純己選手、#7土屋 じょにー(尚斗)選手、#10小野 敬輔選手、#15錦見 勇弘選手、#18加藤 康徳選手。
残念ながら今シーズンでチームを離れる#17森田 大輔選手は帯同無しでしたが、じょにー選手、小野選手、錦見選手はベンチ入りです!
試合はいきなり動き、開始早々の前半6分に#13板倉 航希選手がゴールを決め、NAGAREYAMA F.C.が早々と先制に成功します。リバーサイドリーグは30分ハーフと試合時間が短いため、早い時間帯で点を取れないとどんどん難しくなるのはこれまでも観てきたので心配していましたが、重要な先制点を簡単に決めてしまうあたり、さすがのエースです!頼りになります!!
その後もNAGAREYAMA F.C.が優位に試合を進めます。
前半9分、#22寺内 大登選手がドリブルで相手ゴールに迫るもシュートには持ち込めず
前半12分、#24栢野 史也選手のスルーパスに左サイドを抜け出した#16今山 育己選手がシュートを放つも枠外。
前半14分、#24栢野 史也選手→#22寺内 大登選手→#11山口 賢人選手とショートパスをつなぎ、最後は抜け出した#14高木 一希選手がシュートもGKがセーブ
前半19分、#8小野田 大樹選手→#11山口 賢人選手とつなぎ、最後は#13板倉 航希選手がシュートも、GKがセーブ
こぼれ球を拾われて危ないシーンもありましたが、NAGAREYAMA F.C.がボールをしっかり保持して相手を押し込む時間が続きます。
そして前半20分。高い位置でボールを奪った#16今山 育己選手が落ち着いて中央へマイナスの折り返し、それを#24栢野 史也選手がきっちり詰めて、追加点。#24栢野 史也選手の公式戦初ゴールで、NAGAREYAMA F.C.が2-0とリードを広げます。
これで勢いに乗ったNAGAREYAMA F.C.は、前半25分には#13板倉 航希選手が今日2点目のゴールを決め、更に前半アディショナルタイムには、右サイドからのクロスを#22寺内 大登選手が折り返し、最後は#13板倉 航希選手がジャンピングボレーでゴールに押し込み、ハットトリック達成。
前半で4-0と、NAGAREYAMA F.C.が大きくリードして折り返します。
後半で選手交代、ベンチメンバー全員…#3牧野 純己選手、#7土屋 じょにー(尚斗)選手、小野 敬輔選手、錦見 勇弘選手、加藤 康徳選手が後半頭からピッチに入ります。
(変更が多いので、交代後のスカッドはこちらをご参照下さい)
後半になっても、NAGAREYAMA F.C.が押し込む展開は変わらず。
右サイドに縦への推進力のある#3牧野 純己選手が、中盤にパスで味方を使うのが上手い#10小野 敬輔選手が入ったことで、より長いパスを使ってピッチを広く使った攻めが増えた印象でした。
後半10分に相手選手との接触で傷めた#22寺内 大登選手が途中交代するアクシデントはありましたが、松戸RFCさんにほとんどチャンスらしいチャンスを与えること無く。
最後は後半のアディショナルタイム、#1板橋 柊哉選手のロングフィードを#13板倉 航希選手が上手く相手選手をブロックしながら入れ替わり、最後は角度のないところからGKの上を豪快にぶち抜くゴールを決め。
結局、NAGAREYAMA F.C.が5-0で勝利を収めました。
この試合、相手に一番脅威を与えていたように見えたのは、#22寺内 大登選手でした。ボールを受けてからアクションを起こすまでのテンポの速さが圧倒的で。相手選手にボールを奪うチャレンジをすることをあきらめさせるような、そんな空間を創り出していました。
負傷交代となってしまったのが心配で…軽症であることを祈っております。
そして冒頭でお名前を挙げた、今シーズンで引退/退団の選手のうち、出場のあった4人のプレーはやはり印象に残りました。
#5平久 竜土選手。今日はディフェンス面でのタスクは多くありませんでしたが、攻撃に転ずる上手さ…ビルドアップでの持ち上がりの上手さだけでも十分に存在感を放っていました!
#7土屋 じょにー(尚斗)選手。足元の上手さを見せつけられました。今日のピッチは前節とは別面でかなりデコボコで、グラウンダーのボールが全てイレギュラーするようなピッチでした。しかしそれをものともせず、柔らかなボールタッチで難なく処理してしまう足元の上手さ。強さだけじゃないじょにー選手を見せてもらいました。そしてフリーキックを蹴るサービスまで(笑)
#10小野 敬輔選手。パスの正確さはもとより、パスの視野の広さにあらためて驚かされました。近くの選手だけでなく、そのもう一つ先の選手の動きまでしっかり見えていて。「そっち!?」と思わせるパスが何本もありました。そしてパスの強弱で、どちらに向けたパスなのかしっかりとメッセージが込められている。後半20分頃に見せた2本の浮かせたスルーパスには痺れました。
#15錦見 勇弘選手。久しぶりの出場でしたが、ゴール前に錦見選手がどっしり構えてくれる時の安心感たるや。相手選手との競り合いでは、まさしく無敵。心強かったです!
4人とも、今シーズンで見納めなのかと思うと…本当に残念です。それくらい、一人ひとり印象に残ったプレーを見せてくれていました。
残り1試合も、しっかり目に焼き付けたいと思います!
2023年シーズンの公式戦も、いよいよ残すところあと1試合となりました。
次は、12月24日、2024年の天皇杯予選となる千葉県選手権大会です。先日繰り広げられた、川崎フロンターレと柏レイソルとの熱戦。あの場所へ続く、夢のある一戦。そして、今のメンバーで戦うことが出来る、最後の公式戦。
試合後には、#10小野 敬輔選手の引退セレモニーもとり行われます。選手たちの雄姿を観に。選手たちの背中を押しに。そして、選手たちに感謝を伝えに。ぜひ、現地にお集まりください!!
今週は以上になります。最後までお読み頂きありがとうございました!
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