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守り切ったNAGAREYAMA F.C.が激戦を制する。1部リーグ上位争いは混戦へ。
ローヴァーズドリームフィールドに多くの流山ファンが集結!
2024年6月30日(日)、千葉県社会人サッカーリーグ1部 前期リーグの第7節が開催されました。
NAGAREYAMA F.C.のお相手は、房総ローヴァーズ木更津FCさん。
市立船橋高校出身でジュビロ磐田やオランダのVVVフェンローで活躍したカレン・ロバートさんが2015年に立ち上げた、木更津市を本拠地とするクラブです。地域に根差したクラブ創りをされていて、その規模や地域への浸透という点ではNAGAREYAMA F.C.のずっと先を進んでいて。
この試合の会場である、房総ローヴァーズ木更津FCさんのホームグラウンド…ローヴァーズドリームフィールドも、もともとは廃校となった中学校をリノベーションし、スポーツや文化施設として地域に提供しているという、房総ローヴァーズ木更津FCさんのホームグラウンド。
こういう点も含めて、試合以外でも非常に刺激を受けた一日でした。
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建物の形や旗ポールに学校の面影が見えますね
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房総ローヴァーズ木更津FCさん、今年は新監督を迎えてのシーズンでしたが、天皇杯予選、千葉県社会人リーグカップの内容を受けて、リーグ開幕の2週間前に電撃的に監督を交代。普通なら再びチームが固まるのに時間がかかりそうなものですが…選手権監督として秋葉監督が就任してからチームは一気に勢いを取り戻し、今シーズンはここまで無敗の6連勝!さらにリーグ最多得点、リーグ最少失点という無双ぶり…ホント凄い。
この試合にあたっての状況などは、いつものマッチデイプログラム的なフリーペーパーにまとめていますので、よろしければご覧ください!
首位攻防戦と銘打ち、両チーム招客に力を入れたこの試合。
エスコートキッズ、グッズ販売、キッチンカー出店、プレゼント抽選会等、両チーム合同で多くのイベントも企画してくれていて、非常に多くの方が試合を観に来てくれていました!
敵味方なく試合を盛り上げようと一緒に取り組んでくれた房総ローヴァーズ木更津FCさんには本当に感謝感謝です!
とは言え…正直なところ「いかにイベントがあるとはいっても、初めてNAGAREYAMA F.C.を知った人がいきなり木更津にまで観に来てくれるかなぁ…」と思っていたのですが…この試合、NAGAREYAMA F.C.側の応援席にも、50名弱の人が集まってくれました!
ホント、ありがたい…!きっと選手たちの力になったと思います!!
これだけの人が応援したいと思ってくれるチーム、しつこいようですが、やはり流山にも試合に使える人工芝のグラウンドが…欲しいです!!
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メンバーは変更なし、形を変えてのスタート…#6は古巣対決!
今節のNAGAREYAMA F.C.のスカッドはこちら。
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メンバーこそ前節から変わりはありませんが、前節の内容を踏まえてか、並びは4-3-3に変更。
GKは#1板橋 柊哉選手。
DFは右から#26三好 崇斗選手、#5長坂 拓紀選手、#9橋本 真吾選手、#16延山 光聖選手。
MFは右から#24栢野 史也選手、#7砂田 琢己選手、#23長野 峻己選手。
FWは右から#15板垣 敢大選手、#13板倉 航希選手、#10寺内 大登選手。
ここのところ左サイドバックで入ることの多かった三好選手が、今日は右へ。どこで使っても役割を全うしてくれるという、高監督からの厚い信頼を感じますね!
この日のベンチは#6山室 伊ノ介選手、#8小野田 大樹選手、#14高木 一希選手、#17今山 育巳選手、#18加藤 康徳選手、#19飯沼 駿太選手が入りました。
ベンチスタートになりましたが、山室選手は古巣との対戦です!
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復帰にはもう少しかかりますが、練習のサポートをしてくれていました!
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苦しみながらも体を張って守り切ったNAGAREYAMA F.C.
試合は序盤から、主に房総ローヴァーズ木更津FCさんがボールを保持し、NAGAREYAMA F.C.がカウンターでゴールを狙う、という構図で進みます。
房総ローヴァーズ木更津FCさんの並びは4-4-2…ただ、中盤は一人がアンカーの位置に入ることが多く、4-1-3-2のような形が多かった印象です。
(守備時はFWが中盤に下がって4-1-4-1でブロックを構成。)
中盤高い位置を取る3枚のうち、両サイドの選手がNAGAREYAMA F.C.のサイドバックの裏のスペースを狙うことが多く。特に右サイドの7番…神山選手はドリブルもキレキレで、マッチアップすることの多かった#16延山 光聖選手は非常に苦労していました。
前半8分、この神山選手にドリブルで抜け出され、早めのグラウンダーのクロスに逆サイドの選手にフリーでシュートを打たれるという決定機を作られてしまいますが、ここは#1板橋 柊哉選手がセーブ!
前半24分には、前から#9橋本 真吾選手、#5長坂 拓紀選手がアプローチとフォローに行ったものの、良い位置にボールがこぼれてしまい決定機になりかけたところを、#26三好 崇斗選手が上手くカバーしてくれてクリア。
タイミングの良い飛び出しから良い形での1対1の仕掛け。他にも個でも打開できる選手が多くいる房総ローヴァーズ木更津FCさん。序盤はそのクオリティに対応できず、後手を踏んで押し込まれるシーンが多く見られたように思います。
そんな、あまりよくない流れが続いていたNAGAREYAMA F.C.でしたが、その流れを変えてくれたのが#13板倉 航希選手と#24栢野 史也選手でした。
前半27分、左サイドでボールを持った#13板倉 航希選手が、DF2人を引き付けながら中央にドリブルで侵入。隙を見て一気に二人をかわすと、フォローに来たもう一人も引き付けて、フリーになった#24栢野 史也選手にパス。栢野選手は落ち着いてトラップからきれいなシュートを決め、NAGAREYAMA F.C.が先制!
栢野選手のポジショニングとシュートも見事ながら、3人を引き付けた板倉選手の凄さたるや…。自分にマークが集中することはわかっている中で、それでも得点につなげてしまう。凄すぎますね!
そして前半43分には、今度はフリーキックの流れから#13板倉 航希選手が今度は自身でゴールを決め、NAGAREYAMA F.C.が2-0とリードを2点に広げ、前半を折り返します。
自分の存在感をおとりにして味方の得点機を演出し、さらには自分自身でもゴールを決めてしまうという…まさしくエースの存在感でした!!
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後半立ち上がり早々、両チームにビッグチャンス。
後半5分、NAGAREYAMA F.C.は#13板倉 航希選手が左サイドからドリブルで侵入して中央にグラウンダーのクロス。#23長野 峻己選手が合わせたシュートはゴール左隅をとらえていましたが、GKがファインセーブ。
後半7分、今度は房総ローヴァーズ木更津FCさんが右サイドからクロスをあげ、中央に走り込んだ選手がフリーでヘディングで合わせるも、クロスバーの上に外れ。
両チームの構図は大きく変わらない中で互いに決定機を決めきれず、試合は進んでいきました。
房総ローヴァーズ木更津FCさんに疲れが出てきたこと、そしてNAGAREYAMA F.C.が徐々に相手のプレーに慣れてきたこともあり、時間が経つにつれて1対1で抜け出されるシーンやクロスまで持ち込まれるシーンは減っていき。
時間帯を見て、後半25分頃からは房総ローヴァーズ木更津さんはロングスローを主体にシンプルにハイボールを入れるやり方にシフト。
そのやり方が実を結び、後半29分にはロングスローをニアで頭で逸らし、中央に入ってきた選手にあわされ、ついにNAGAREYAMA F.C.が失点。
2-1と詰め寄られます。
その後もロングスローやコーナーキックでのハイボールに苦しめられましたが、何とか逃げ切り、NAGAREYAMA F.C.が2-1で勝利しました!
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まだ粗削りも守備は成長…そして支えてくれる選手達に感謝!
NAGAREYAMA F.C.からすると、非常に苦しい試合でした。房総ローヴァーズ木更津FCさんは個の能力も高い、強いチーム。さらに6連勝中と勢いに乗っている状態での対戦。組織としての連動で崩し、最後の最後では個の力で打開もできる。危険なシーンを作られる回数も多く、非常に苦しい試合展開でした。
それでも、決して多くは無かったチャンスをしっかりと決めきり、相手の猛攻にさらされながらも最後のところではしっかり体を張って守り切ったNAGAREYAMA F.C.の選手たち。本当、素晴らしかったです!!
#1板橋 柊哉選手はスーパーセーブを連発。特に前半開始早々、そして得点直後のピンチでのビッグセーブ!ここで失点していたら流れがガラッと変わっていただけに、本当に大きなセービングでした…まさしく守護神…!
#9橋本 真吾選手、#5長坂 拓紀選手、#16延山 光聖選手は連動した厳しい守備で、相手のエースに自由を与えず。延山選手はドリブル突破のある選手への対応に苦しみつつも、徐々にアジャスト。最後はしっかり守り切ってくれました。
そして、カバーリングが光った#26三好 崇斗選手。的確なカバーリングで、決定的なシーンを何度もつぶしてくれました。
DF陣だけでなく、チーム全員が体を張り、最後まで守り切った守備…お見事でした!
昨年までは相手に攻め込まれるシーンが多くなかったこともあり、開幕当初は1部リーグのチームを相手にしての守備には若干不安がありましたが…それが、房総ローヴァーズ木更津FCさんという強いチームを相手にしても、最後のところでは崩れないところまで来ました!
強い相手との試合を通じ、少しずつですが守備は固く。成長を感じます!!
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首位チームとの直接対決。ここでしっかりと勝ち切れたことは、とにかく大きい!これで全勝チームはいなくなり、上位チームもかなり横並びに。リーグ折り返し地点に来て、まさしく群雄割拠。まだまだ面白いシーズンが続きますね!!
途中交代で入った#6山室 伊ノ介選手。相手の攻め方が空中戦にシフトしたタイミングでの出場だったので非常に難しい状態での出場となりました。
それでも、読みから出足の良いパスカットでチャンスメイクも魅せてくれて。古巣対決となったこの試合、房総ローヴァーズ木更津FCさんのファン、関係者の皆さんにも成長した姿をみせられたのではないかと思います。
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合終了後にはベンチメンバーや怪我で離脱している選手まで、自分のことのように喜んでいる姿が観られて…ホント、良い選手たち、良いチームだなぁとしみじみ思いました。
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こういう選手だから、もっと応援したくなるんですよね
今節で、NAGAREYAMA F.C.は前期リーグ全11試合のうち、6試合を消化、前期リーグも折り返しです。
残り5試合、現時点で上位にいるチームとの対戦は終えているので、ここからは現時点では下位にいるチームとの対戦が続きます。
とは言え…2部リーグでもそうでしたが、楽に勝てる相手、試合なんて一つもあるわけがなく。目の前の試合、ひとつひとつに集中して、全力で勝ちを積み重ねていくのみ!
次節は7月7日(日)、FC大網さんとの試合です。キックオフは18時15分、会場はこの試合と同じローヴァーズドリームフィールド。
今回の試合よりも遅い時間でのキックオフとなりますが、その分、木更津の観光をゆっくり楽しんだ後に夕方からNAGAREYAMA F.C.を応援して帰途に就く、ということも可能になります!
ピッチのすぐ近くで観戦ができる会場。試合を観るだけで楽しいですし、声出しも鳴り物もOKなので、気が向いたら一緒に声を出して応援したり、太鼓やハリセンを叩くことだって可能!
今回の試合で楽しいと思ってくれた皆さん!試合の様子をきいて興味を持ってくれた皆さん!ぜひ現地で選手のプレーをご覧ください!
最高に、楽しいですよ!
今回は以上になります。最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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