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NAGAREYAMA F.C.が炎天下での熱戦を制す。攻守に渡って運動量で圧倒。

素晴らしき天然芝の市津運動広場も…ただひたすらに…暑い!

2024年7月28日(日)、千葉県社会人サッカーリーグ1部 前期リーグの第11節が開催されました。

会場は、市原市にある市津運動広場。
テニスコートと芝の広場(あと土俵)がメインのコンパクトな会場で、試合会場となる広場はきれいな天然芝。広場自体はかなり広く、観戦エリアはネットの外側ではなく内側。選手がプレーするピッチへ続く芝の上で観戦できるという贅沢な会場でした!
ただ…とにかく、暑い!!
この日の天気はまばらに雲があったもののとにかく日差しが強くて。キックオフ時刻の正午頃には十分に地面も温まっており、多少日差しが陰っても地面から立ち上ってくる熱気は途切れることが無いという、暑さ全開のコンディション。人工芝ではない分、まだマシ…とは言え、両チームの選手にとっては非常に厳しい環境での試合でした。

そして、それは同じ芝の上に立っている、現地に集まったファン・サポーターも同じなわけで。ハーフタイムには、日陰を求めて一斉に会場を離れて涼みに行く、という珍しい光景も見られるくらいの暑さでしたが、それでも20名を超える方が集まってくれていました!
中には大人数で応援に来てくださっているパートナー企業さんもいて(おかもとポンプ様でしょうか?)…ほんと、ありがたいですね!!

観覧席は、ピッチレベル…というか、もはやピッチと同一です
せっかくの天然芝なんだから…ということで
ハーフタイムに寝転んでみましたが、やはり暑かった笑

第11節のお相手は、千葉教員サッカークラブさん。
1963年に創立された超老舗クラブで、1部リーグでのキャリアは20年以上。 1部リーグで何度も優勝を経験している、強豪クラブです!
そのクラブ名が表す通り、メンバーには教職に就いている選手が多数。プレーヤーとして真剣勝負の場に臨みながら、自身の学びを子供たちへの指導に還元していく。そんな理念を持った、さながら学生スポーツのようなさわやかな雰囲気を持ったクラブです。

試合にあたっての詳細はいつものフリーペーパーをご参照下さい!


前節から配置をアレンジしたスカッド…注目はアンカーの#6

今節のNAGAREYAMA F.C.のスカッドはこちら。

千葉県社会人サッカーリーグ1部 前期リーグ 第11節

GKは#1板橋 柊哉選手。
DFは右から#26三好 崇斗選手、#9橋本 真吾選手、#5長坂 拓紀選手、#16延山 光聖選手。
MFは右から#24栢野 史也選手、#6山室 伊ノ介選手、#23長野 峻己選手。
FWは右から#15板垣 敢大選手、#13板倉 航希選手、#10寺内 大登選手。

前節とメンバーこそ同じですが、配置を変更。
前節はDFだった#6山室選手、前節はMFだった#26三好選手の配置を入れ替え、山室選手はMFの低い位置…アンカーに入りました。

この日のベンチは#4平久 将土選手、#7砂田 琢己選手、#14高木 一希選手、#17今山 育巳選手、#18加藤 康徳選手が入りました。
加藤選手は怪我で離脱していましたが、戻ってきてくれました!!
お帰りなさい!!

暑さに負けないくらい、雰囲気を盛り上げていこう!
ということで、汗だくになりながら全ての幕を設置!
今回は久しぶりにパートナー企業様のサポートをいただいての配信でしたね!
解説がミステルと知り、現地でも流してほしいと思いながら見ていました笑

全開で行けるところまで行く?温存する?…両チームの選択は

両チームともに勝ち点3が欲しい試合なので、序盤から激しくぶつかり合うかと思っていたのですが、実際は両チームはっきりと色が分かれた選択となりました。

構図としては、序盤から出し惜しみなくエンジンの回転数を上げて点を獲りに行くNAGAREYAMA F.C.と、序盤は温存して後半に一気に勝負をかける千葉教員サッカークラブさん、という構図だったように思います。
千葉教員サッカークラブさんは3センターバック+2ウイングバックで5バックのような形でブロックを形成。両ウイングバックはあまり上がらずにスペースを空けないことを優先しているようでした。
5枚のディフェンスの選手が並び、スペースの無い状態。しかし、この日のNAGAREYAMA F.C.は非常にうまくこのブロックの網の目を潜り抜け、シュートまで持ち込むことが出来ていました。
この試合は、相手ディフェンス5枚の前にある中盤のスペース…バイタルエリアを上手く使うことが出来ていて。#23長野 峻己選手、#6山室 伊ノ介選手、#24栢野選手を中心に良いタイミングでこのエリアでボールを受け、さらにそのサポートに入る選手との距離感も近く、中盤を制圧できていました。
良い流れで相手を押し込む時間が増え、セットプレーもたくさんとれている。ゴールこそなかなか生まれないものの、相手よりもたくさん走り、何度も粘り強くチャンスを作り続け、相手に圧力をかけ続ける。
当然自分たちも苦しいわけですが、そこは我慢比べ。
じりじりとした展開の中、そしてそれが実ったのは、前半34分でした。
自陣から相手DFの裏のスペースへクリアしたボール、相手ディフェンダーのGKへのバックパスが弱くなった、一瞬の隙。最初から猛然と追いかけていた#13板倉 航希選手がそのバックパスを奪うと、そのままゴールへ!NAGAREYAMA F.C.が先制に成功します。
厳しい暑さの中でも緩まずにプレッシャーをかけ続け、相手に疲労と圧を与え続けていたことから生まれたであろう、一瞬の隙。そしてみんなで作ったそのチャンスを、エースがしっかり決めきる。大きな大きな先制点でした。

前半はそのまま1-0、NAGAREYAMA F.C.が1点リードでで折り返します。

数は少なかったものの、脅威となるカウンターには
両センターバックがしっかり体を張ってストップ!
中盤と前線とで走りまくった長野選手
今日も危なげないセービングの板橋選手

後半になると、千葉教員サッカークラブさんがギアチェンジ。
両ウイングバックが高い位置を取ることが増えたことで中盤が厚くなり、これまでのようにNAGAREYAMA F.C.は自由にボールを回す時間が短くなり。カウンターを受ける回数も増えてきました。

そんな中、後半12分。
#13板倉 航希選手が少し下がった位置でボールを受けると、裏のスペースに飛び出した#10寺内 大登選手へ完璧なタイミングでのロングパス。最後は寺内選手が落ち着いてGKをかわしてゴールに流し込み、NAGAREYAMA F.C.が大きな2点目をゲットします。

2点のビハインドとなったことでもう得点を狙うしかなくなった千葉教員サッカークラブさんは4バックへシフト。前への圧力を強めて何とかゴールに迫りたいところでしたが、逆に後半22分、相手のスローインを奪った#23長野 峻己選手が長い距離を自らドリブルで運び、一度は相手に奪われるもサポートに入った#13板倉 航希選手が再びボール奪取。裏に飛び出した#15板垣 敢大選手がパスを受けて放ったシュートは一度はGKにセーブされるも、板垣選手がそのこぼれたボールを拾い、中央に折り返し。最後は長躯駆け上がってきた長野選手がしっかりゴールに蹴り込み、試合を決定づける3点目をゲット。

試合はそのまま3-0で終了。
NAGAREYAMA F.C.がクリーンシートで炎天下の熱戦を制しました!

完全に抜け出した寺内選手、落ち着いてGKをかわしてゴール!
途中出場で躍動した高木選手
ひとりでボールを奪ってドリブルでエリア内に侵入…圧倒的なテクニック
自身のゴールのみならず、全てのゴールに絡む圧巻の存在感を放った板倉選手

良く動き、つないだ試合…この暑さの中でも圧倒した運動量

前節はチャンスを決めきれずに勝ちを逃したNAGAREYAMA F.C.でしたが、今節はしっかりチャンスを作り、それを逃さずにしっかりゴールへと結びつけることで、勝利することが出来ました!

この試合、大きく影響を及ぼしていた要因は間違いなく暑さ。
試合中は日が照っている時間も長く、風もあまりなかったので、ただひたすらに暑い、そんな環境での試合。
ピッチ脇に置いたドリンクボトルも、選手が飲水する頃にはお湯になってしまうという凄まじさで…。この暑さの中で最後まで走り抜いた両チームの選手の皆さん、本当に素晴らしかったです!お疲れさまでした!!

選手同士でドリンクを渡しあう場面も
最後まで走りぬいた選手たちに…拍手!!

両チームともよく戦っていましたが、勝敗を分けた大きな要因は、この暑さの中でも運動量で圧倒できたことだったと思います。
特に大きな違いを生んでくれていたのが、中盤の3選手…#6山室 伊ノ介選手、#23長野 峻己選手、#24栢野 史也選手。3人とも、攻守に凄まじいハードワーク。栢野選手はバイタルエリアに何度も顔を出して高い位置で起点になってくれていましたし、山室選手が栢野選手より少し低い位置で常にボールの受け手になれるポジションを取り直してくれているので、ワンタッチツータッチで非常にスムーズにボールが回っていました。
守備面でも、距離感が近いので、ボールをロストした瞬間にすぐに3選手を中心にボール奪取にアプローチすることができていて、攻守の切り替えも非常に早い。たとえそこでボールを奪いきれなくても相手の攻撃を遅らせる、あるいはFWへのパスの精度を落とすことが出来ていたので、カウンターの目を何度もつぶしてくれていました。
そして長野選手は、ボール奪取からゴール前への飛び出しまで非常に長い距離を何度もアップダウンしていて。3点目は、自分でボールを奪い、長い距離を運び、サボらずにゴール前まで詰めていたことで生まれたゴール。神様は見てくれていましたね!
もちろん、良く走ったのはこの3選手だけではなく。途中交代で入った選手も含め、全員が相手を上回る運動量を見せてくれていたと思います。
この暑さの中で、あれだけの走りが出来る選手たち…ホント、素晴らしいです!!

選手の距離感が良く、攻守に連動が見られました!
さっきまで守備をしていたはずなのに気づけば最前線にいて、バイタルでボールを受けて軽快にボールを捌いていて…#24は3人くらいたんじゃないかと目を疑いました
サポートに入れる距離感で常にポジショニングし、攻守に早いアプローチ!
自分の色を出してくれた山室選手!
長野選手、リーグ戦で待望の初得点!
色々思うところがあったのでしょうね…コールに対して、深々とお辞儀で応えてくれました

5月に開幕し、3か月に渡って毎週のように市原・木更津に通い詰めた前期リーグも、いよいよラスト1試合です。
日程の都合上、最終節となる、第5節。
お相手はVONDS市原Vertさんです。強敵が続きます!!
会場は、もはや通いなれた今期5度目となるVONDSグリーンパーク。
8月4日(日)、18時キックオフです!
ホーム扱いの試合ではありますが、会場はVONDS市原Vertさんのホームグラウンドですので…ある意味、アウェイです。
夏休み期間の公式戦は、恐らくこの試合がラスト。
試合の楽しさを味わえる貴重な機会!夏の思い出に、ぜひ現地に来てみませんか!?
ホームの空気感を作って、みんなで選手の背中を押しましょう!!

今週は以上になります。最後までお読み頂き、ありがとうございました!

今日の得点ボードは妻が描いてくれました!

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