283のアイドルさんたちにカバーしてもらいたい!
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
梅雨入りが報告され連日の真夏日に自律神経を乱される日々ではありますが、私はそれ以上に心を乱されております。妄念にとり憑かれているといってもいいでしょう。
それというのは……
関西を中心に展開するスーパーLAMUのテーマソングがアルストロメリアの曲に聴こえる!!!
という妄念です。
この曲自体を知ったのがつい最近で、はじめはギャップで笑いながら「いい曲じゃ〜ん」と調子こいていたのですが、次第に耳が、身体が、LAMUを求め始め、離断症状を呈するようになっていました。
そして極めつけが「がんばれなんて なぐさめなんかじゃ言わない いつだっていつだって あなたがんばっているから」の歌詞が我が魂に鎮座ましましたときの「これはアルストロメリアの曲だ……」という天啓でした。
で、最終、アルストロメリアverの歌い分けを考えていました。一日中。
その成果がこちらです。
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これについて言いたいことはたくさんあるのですが、実はこれは本題への導入なので簡単に……
・最初に3人がバトンを渡すようにして一フレーズずつ歌うところ、歌詞がそれぞれにマッチしている気がします。その後にもう少し広めに担当パートを分けて一人一人が歌うところ、もっとマッチしている感じがします。
千雪パート
小さなHAPPY見つけた日は
胸がワクワクするね
虹を見つけた子どものように
誰かに言いたくなるね
一人歩きしてネタにされがちな「わぁ、牛丼」という千雪さんのセリフですが、やはり小さなことに心弾ませられることは類稀な長所であるように思います。とりわけ大人になっていくほどに何もかもが当たり前になってしまい、感性も擦り切れてしまうものです。そんなことで幸福が損なわれてしまうことを千雪さんは許さない強かな無邪気さがあるように思われます。
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甘奈パート
悩みをじっと見つめてると
大きく見えてくるよ
白い雲と空を見上げて
風のささやき聴こう
こちらは感謝祭の甘奈を思い出させます。「ハッピーエンド」というテーマに違和感を覚えていながら言い出せず、そのことで二人が考えてくれたことの意味が大きくなり、二人と同じようには未来を目指していないことにまで意識が向いてしまう……。
そのときに見るのが甜花と千雪、聴くのがプロデューサーの言葉であったり、それを受けての自分のなかの小さな言葉であることを思うと後半の歌詞にマッチする感触があります。
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甜花パート
がんばれなんて
なぐさめなんかじゃ言わない
いつだっていつだって
あなたがんばっているから
IT'S TENKA'S Landing Point 也! 如何!!???
努力して成果をあげてそれでようやく評価されることへの幸せなアンチテーゼとして甜花ちゃんのことを見ている節があるのですが、そのことが逆に「頑張れ」という応援への深い問いかけを生み出していることに胸を打たれます。
もう頑張っている人に「頑張れ」と言うのは、何かを要求するようで残酷さと裏腹にも思えそうですが、そういう価値観とは遠いところで、純粋に応援したいという気持ちを届ける言葉として「頑張れ」と言えるようになった甜花ちゃんに、この歌詞を託したいと思えるのは当然の成り行きでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1655564946107-0ND9hwKQtZ.png?width=1200)
そして入るサビ
こちらはあえて冒頭と変えての3人歌唱にしてみました。一人一人がそれぞれに歩みを進めた先に、ふたたびアルストロメリアとなること。ソロ活動ばかりが増えても最後には3人の時間を取り戻した『アンカーボルトソング』のようなサビです。
千雪/甜花パート
千雪:小さなサイン本当は
見逃してるかもね
甜花:昨日に似てる今日だけど
同じ日なんて無いよ
千雪さんのパートは先ほどと同様の趣旨で考えているのがひとつ、感謝祭の甘奈の悩みに気づけなかったという反省をしてそうなこと(こちらは甜花と共通パートであることの意味にとって重要)、そして千雪さん自身が「アプリコット」に向けた複雑な感情がはじめは隠されていたことにも目配せをした采配です。
甜花の方は、同じような毎日のなかでも違いを見つけられそうだなぁという感触からの割り当てでした。その緩い根拠となるのが『また明日』での一日一日に注目するような眼差しでしょうか。そういえばこの歌詞に「夢を見るということが大事」というのがあって、妙な親和性を感じます。半ばこじつけです。
千雪/甘奈パート
千雪:見ようとしなくちゃHAPPYは
:通り過ぎてゆくよ
甘奈:見落としてた誰かの優しさに
:ごめんねありがとう
今度も千雪さんが先で大崎姉妹が後の構図。双子プラス一人の非対称な組み合わせのなかにもみられるシンメトリカルな関係性がアルストロメリアらしさを感じさせます。
千雪さんパートはさっきの続きにあたるものでしょうか。見逃していたかもしれないものを、そのようなものとして捉え直すことで、しっかり見つめていこうよ!という転換をしているようです。
続く甘奈のパートです。甘奈が見落としている優しさ(本当はそんなことないのに二人に見捨てられちゃうかもしれない……という感謝祭での心配事)を考えることもできますが、そこへの「ごめんね」に「ありがとう」を付け足せるのは甘奈自身が人から見落とされやすい優しさを差し出す人だからではないでしょうか。いや、歌詞に甘奈を投影しているのは自分なんですが、妙に「ごめんねありがとう」がしっくりくるのは、甘奈が当たり前に誰かに手を差し出せる人だからなのではないかと思ったという話です。
甜花/甘奈パート
甜花:どんなときも一人きりじゃなかった
(甘奈:)いつだって(甜花:)いつだって
甘奈:必ずみんなに明日は来る
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「いつだって」を交互に歌うところなんですが、ライブだと客席じゃなくお互いの方に顔を向ける振り付けをしていて、会場にどよめきが生じていました。
サビ
今度は再び最初と同じようにそれぞれが一人で歌うことになります。しかし、その意味は違っていてユニットの時間を取り戻した後にさらに進める足取りは、かつてよりずっと力強く頼もしいものとなっているはず。そういったアルストロメリアの歩みが一曲のなかで表れているかのようです。
最後に千雪さんパート
いつも愛で照らして
もっともっとオーラ出して
太陽みたいだねその方があなたらしいLAMU
先ほどの双子リンクアピールに負けじと最後にやってくる千雪さんソロ。
それまでは寄り添うように話しかけるように優しい歌声であったのが、ここにきて力強く歌い上げます。なんと美しいことか……
桑山千雪は、アルストロメリアは、かわいいけれど決してかよわいのではないのだぞと訴えかける締めです。
以上、ごく簡単に僕がとり憑かれている妄念の話をしてきました。このこと考えてると途中から本当に歌ってる前提で解釈してしまうので、行くとこまで行った感があります。
忘れかけていた本題
さて、ここからが手短な本題になるのですが、ここまでドンピシャかつディープな読み込みをしなくとも、日頃なにか音楽を聴いていて「これ◯◯に歌ってほしいな……」と思うことはあって、そういうのを探すつもりで音楽を聴くのもまた一興のようにも思えます。
今日も千と千尋で有名な木村弓さんの「いのちの名前」を凛世に歌ってほしいーーとなってました。
そこで! ゲーム化してみてはどうかなと考えました。
簡単に言えば、出題者が出した曲について誰にカバーしてほしくて名前を挙げたのかを回答者たちが当てていくゲームです。
ポイントはいくつかあります。
・自分で考えるのが楽しい
・他人のを聞くのも考えるのも楽しい
・普段聴かない曲のことを知れる
・その人のコミュ解釈を知る足がかりになる(かも)
・ざっくばらんにシャニマスの話するのも楽しい
などなど……
暫定的な手順を設定してみます。
出題者が一曲提示する
回答者は歌詞検索や何らかの手段で視聴
回答者、アイドルないしユニット名を答える(解釈を足してOK)
一通り回答が出揃ったら正解発表
話のネタのつもりなのでそんなこだわることでもないのですが、ゲーム性が足らないような気もするので得点を考えてみます。
出題者と同じ人・ユニットを指定したらボーナス1点。
それぞれが自分以外で誰が(解釈込みで)一番良かったか投票する。もらった票数の分だけポイントが得られる。
出題者だけは自分を指差すことができるが、出題者が逆に「分からされて」しまった場合は自己申告でプラス1点、屈服ポイントを出せる。
勝ち負けにこだわるようなゲームでもなかろうと思うので、これくらいのわざわざ白旗を上げられるくらいの温度感がいいのではないかなと思いました。
さて、このゲームですがTwitterのスペースか何かを使って近々(6/28予定)やってみようと思います。一人あたま3曲も準備すれば十分回るのではないかと思っています。ご興味あればDMなどをいただければと思います(場合によってはFFの方を優先させていただくことにはなるかもです……)。
また、別に発明者として名を馳せたいわけではないので、普段やってるコミュニティで遊んでみたいというのであれば、特に断りなく(ルールも適宜変えて)使ってもらえればと思います。
断りは不要なのですが、他の人たちがやるとしたらどういう風な結果になるのかは気になるので、やったら教えてほしさはあります。無理にとは言いませんので……
「#シャニ空想カバー曲座談会」とかのハッシュタグがあれば、それとなく伝えてもらえたりするんでしょうか。タグを自作するのも企画を提案するのもちょっぴり恥ずかしいんですが、楽しそーって思っていただけたのならせっかくなので一緒に遊びましょう。