友だちの葛藤を色々と聞いた話。
こんばんは。今日もお疲れさまです。
つぶやきでも書きましたが、昨日中学時代の友だちの同人誌即売イベントの手伝いをしてきました。
この記事を書いた日の夜に中学時代の友だちから7年振りくらいに突然LINEで連絡が来ました。
二次元の相談に乗って欲しいと。
たまたま中学時代のことを思い出した夜に丁度連絡が来るなんてこんな偶然もあるもんかと面白い気がして手伝うことにしました。(無職の暇人だし。)
今回のイベントはコロナの影響で元々春開催予定だったところが延期になっていたそうです。
不特定多数の人が集まり、出会いを生む場所。以前は当たり前だったこんなイベントも今の世の中では何て貴重な体験なんだと、開始のアナウンスが入った瞬間、思わず友だちと拍手して、私は拝んでいました。ありがたやありがたや。
思えば中学生時代、初めてコミックマーケットに行ったのもこの子と一緒だったなと懐かしくなりました。
あの時は行きの満員電車で一人が途中具合悪くなったし、めちゃくちゃ暑いしもの凄い人混みで色々疲れたけど、貯めていたお小遣いで同人誌沢山買って帰って嬉しかったなぁ。しみじみ。
あれから20年。その友だちは買う側から売る側に変わっていて、しかも「壁」と言われる所謂沢山売る人が店を構える場所にスペースを貰って……色々差をつけられちゃったなと、私としてもかなり色々アンニュイでエモーショナルでおセンチな気分だったんですが、聞くところによると書き手である友だちも葛藤は尽きないようで色んな思いがあると言っていました。
そもそも本業は別にある友人。リモートワークになってゴリゴリ漫画描くようになったそうですが、それも半年くらいからのことらしい。
ただ、この子その半年の間で40ページ〜60ページの同人誌既に4冊作ってるとかで驚いた。その情熱と行動力、羨ましすぎる。
でも、そんな私からしたらマジ成功してて羨ましいことだらけの友だちにも悩みは尽きないそうだ。
①SNSとの付き合い方問題
今、同人作家も売れる為にはやはりSNS活用が常識らしい。小まめに情報アップして自分で知名度上げる努力、かつ、ファンや同業者と適度に交流することも必要らしい。
その友だちにTwitterのフォロワーどれくらいいるのって聞いたら数千人って答えた。「いや、充分じゃんw」って言ったら、「売れてる人は万単位だから。私なんてまだまだ」と。上には上がいて大変だ。
②やること多すぎ問題
今は漫画描くのもパソコンで全部出来るので、トーン貼りとかベタ塗りとかやらないと言うのが昭和のオタクの脳みその私には既に衝撃的だった。
しかし、そうは言っても、イベントへの出店の申し込み、漫画を自分で描いて、印刷屋を決めて発注して、印刷する紙も色々種類あるらしいし、同人も今は殆ど通販で売るのが主流らしいのでその委託販売先とのやりとりとか、確定申告どうやるかとか、本当考えることもやることも多そうで大変そうでした。
まぁ、友だちは紙選ぶのも、お金のやり繰り考えるのも楽しそうだったので結局全部向いてそうだなって気もしましたが、同人誌書くって言うのも色んな才能が無いと出来ないのかと考えさせられました。
③やっぱり売れたい問題
壁の中でもめちゃくちゃ行列を作るところがあって、やはりリアルイベントと言うのは、それが一目瞭然になってしまう。売れているサークル。
まぁ、行列がらできるという事は事前通販とかで対策とって無かったり、客を捌くシステムがなって無いからだったり褒められるところだけというわけでも無いらしいです。
「でもせっかくなら一回くらい(行列を見て)あーいうふうになってみたい気もするよね」
「売れたいってこと?」
「いや、売れたら自分が描きたいものじゃ無くて売れるもの描かなくちゃいけなくなるから」
分かるな。と、思いました。
「でもあの行列凄いね。あれは『同人御殿』建つレベルでしょ」
同人御殿というパワーワードを初めて知りました。
しかし、やっぱりファンに手渡しで売れるイベントって本当に良いですよね。友だちは自分は売れないからと言っていたけれど沢山の人に「素敵な本を作ってくれてありがとうございます。いつもあったかい気持ちを貰っています」「応援してます」って声をかけられているのを見て私まで嬉しくなりました。
内容はR18指定のどエロいBLですけど。
イベントの帰り道友だちは「次回はやっぱりあの行列作りたいな」と呟いていました。それが次の描くエネルギーになる。私も応援したいな思いました。
みんな色々な葛藤を抱えながらも悩みも、欲望も、エネルギーに変えて作品を生み出している。
久しぶりのイベント楽しくて感動しました。
しかし、私自身がこれから何をしてどうなっていきたいか、何かヒントが貰えるかとちょっと期待したりしていましたが、結局別の混沌を見ただけだったような気もしました。
まぁ、友だちも色々頑張っているようで良かった。
今日も今日とてうまくまとまりませんが、明日もきっとまとまらないままに書いていきます。
よろしく、私。