「搾取だ」という権力行使
「弱者との関わり合いは、結局のところ搾取的にならざるを得ないのではないか」といった話を見かけて、以下の過去エントリを思い出した。
私は「搾取」という言葉は「差別」や「暴力性」と同様に、事実そのものの記述ではなくてその価値付けの表現であると考えている。要するに、事実として存在する関係を特定の誰かが観察して、それに対する本人の評価(価値付け)を当該の関係を描写することで明らかにしたいと思った時に、選択され得る表現の一つが「搾取」だということだ。したがって、「搾取」という言挙げ