東野圭吾、文庫本の表紙手抜かれがち説
東野圭吾の文庫本って表紙ダサくない?と、本屋で氏の文庫本を見るたびに思う私。
どうにもモヤモヤしてしまうので書いて発散します。
ダサいと思ったきっかけの本
初めて東野圭吾の本の表紙がダサいと思ったきっかけの本はこちらです。
本屋さんで新刊の棚に並んでいたのを見て驚愕しました。
「東野圭吾もよくこのクオリティでOK出したな・・・」
と思いましたが、作家は文庫の表紙まで関与しないものなのかも。
実業之日本社さん、東野圭吾さんの本はめちゃくちゃ売れるので、ちゃんとお金かけて所有者のテンションが高まる表紙を作ってくれませんか?
シリーズものなのか、同じテイストの表紙が他にもありました。
3つ並んで置かれていたらモヤモヤMAXになること間違いなし。
基本的に、明朝体を使うのはダサくなりがち。文字を斜めにしてるのも気持ち悪いです。
最初に挙げた「疾風ロンド」も
・明朝体+斜体
・作品名と作者名でフォントが違う
・フリー素材っぽい写真
がダサさに拍車をかけています。
あのガリレオシリーズにも
ガリレオシリーズの文庫表紙は比較的綺麗な印象だったのですが、調べてみるとひどいやつがありました。
ぐるぐる〜っとしたイメージ図の上にゴツメのテキストドーン!
正直、文春文庫さんこれは手を抜きましたよね?
このデザインの本を所持するのキツい・・・
単行本の表紙もダサいのか?
私は疑問に思いました。
こんなダサい表紙が許されていいの?
出版社ってそんなに美的センスないの?
そこで、ダサい文庫本の単行本当時の表紙を調べてみることにしました。
こちらの文庫本をご覧ください。
ある意味潔いテキストドーン!タイプの表紙。出版社が考えることをやめた感があって感慨深いです。
ここでも明朝体+ゴシック体のフォント違いテクが発揮されています。
こちらの単行本時の表紙はこちら。
これ!こういう表紙がいいんです!
ちゃんとイラストレーターさんが書いたっぽい表紙。
女性が色々な表情をしていて、「どんな話なんだろう」と興味をそそられますよね?
なんで文庫になったら表紙が変わっちゃうの・・・
なぜ文庫本の表紙はダサくなるのか?
東野圭吾は言わずと知れた人気作家です。
単行本よりも文庫本がよく売れているのではと思います。
それなのに文庫本の表紙がイマイチな理由を考えてみました。
1. 表紙のデザインに力を入れなくても売れてしまう
2. 東野圭吾さんはデザインを気にしないタイプ
3. ダサいと声を上げる読者が少ない
一つ目が全てな気がしますが、どんな表紙であっても東野圭吾と書いてある限り、売れてしまうのではと思います。
必要のない手数をかけないのは出版社としては当然の判断でもあります。
二つ目は、「恩田陸さんは表紙にこだわる方」という書き込みを見まして、東野圭吾さんはそうではないんだろうなぁと想像します。
三つ目は私にも出来る!ということで、今回こんなnoteを書くにいたりました。
東野圭吾の文庫本の表紙に手を抜かないで!
この思いが出版社さんに届きますように・・・
でも・・・
素人には想像も及ばない、何かやむに止まれぬ事情があるのかもしれませんね。