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芸人さんを好きになってから。

私は芸人さんを知るきっかけになったのが、M-1グランプリ2020だった。

私は大阪に住んでいるのである程度の大阪の芸人さんは知っていて好きだった。マルコポロリのレギュラー見取り図、せやねんのレギュラーアキナ、祇園、さや香。他にも「今ちゃんの実は」や「やすとものどこいこ」は常に録画していた。でも、劇場に通うほどの好意ではなかった。

大阪に住んでるくせに、おもろい番組めっちゃ見てるくせに、M-1グランプリを最初から最後までちゃんと見たのが、2020年が初めてだった。何故かと言うと、それまでM-1グランプリがある日は、何かと用事があって、録画もしてあったけど、年末は色々録画しすぎててあんまり見れてなかったからだ。(だから正直な話、キングオブコント、R-1もちゃんと見た事がなかった…)

2020年のM-1グランプリは見る時間があり、「今日M-1に見取り図とアキナ出るんか〜応援しよう!」という軽い気持ちで全部見た。

どハマりした。

芸人さんがとてもかっこよく見えた。この世の中の誰よりもキラキラしているように見えた。



私は高校生の時、うつ状態だった。本当に死にたくなっていた。高校を卒業した2020年、死にたくなる気持ちが治まるかと思っていたが、コロナウイルスで家にずっと居て、とにかく毎日が楽しくなくて、大学の勉強もまともに出来ていなかった。

M-1を見ていなかったら、私は今大学をやめているかもしれない、この世にはいなかったかもしれない。

M1を見て最初に思ったことがこの人たちのネタを生で見たい。そう思い、「M-1ツアースペシャルin大阪」に行こうと決意した。

その前に、テストがあった。ツアーのおかげで死ぬほど頑張れた。

テストが終わって、初めての芸人さんのライブ。自分ってこんなに笑うんやって思うほど、心の底から笑えた。

春休み、よしもと漫才劇場に初めて足を踏み入れた。たくさんの大阪の芸人さん、こんなにおるんやって正直思った。そこから今でも難波に通いつめている。

芸人さんのおかげで私は生きてる。毎日頑張れてる。色んな視点を持つことが出来て、色んな趣味にも挑戦している。

心の底から、芸人さんへ。

「ありがとう」という言葉を伝えたい。

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