今はまだ冬を好きになれそうにない
僕はとても寒がりだ。
乾燥した空気と、身を刺す様な冷たい風が吹いているこの時期。
インナーを何枚も着て、厚めのコートが無いととてもではないが外に出られない。何を血迷ったか、コートを着ずに外出してしまった時は、寒さを紛らわすために必死に考え事をしていた。寒すぎて一瞬で目の前の現実に引き戻されるが。
こんな調子でよく北海道の大学に行ったなと、昔の自分に感心している。何も考えてなかったんだろうな、うん。
寒がりなのも冬を好きになれない理由の1つ。でもどちらかというとこれはサブ的な理由。
冬のにおい、これがメインの理由。
冬にあった思い出とにおいをセットにして覚えてる僕の体。楽しかった思い出も、辛かった思い出も、冬のにおいが鼻に入ると思い出してしまう。それも辛い思い出9割で。
やり場のないこの切なさはどこへ向ければいいのだろうか
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