“Webアクセシビリティクイズ”で社内に啓蒙活動をしてみた
こんにちは!NEデザイナーのひとみです。
今年の1-4月にかけて、全社に向けて“Webアクセシビリティクイズ”を実施していました。その取り組みのきっかけや得られたことを書きます✍️
始めたきっかけ
NEでWebアクセシビリティのことを広める啓蒙活動をしたかったんです!
去年に「Webアクセシビリティが義務化される」というポストや記事を見て、「そうなの!?知識をつけとかないと…」と思い本を買ったり調べたりしました。その過程で、どうやらWebアクセシビリティは努力義務という位置づけということはわかりました。が、そもそもWebは多くの人が日常で触れるものだからアクセシビリティを考慮して損はない。むしろやるべき!
というわけで、会社全体に知ってもらうきっかけを作ろうと思ったのです。
クイズにした理由
「知識をつけましょう!必要です!」と言うだけでは人は動かないだろうなと予想できました。(私も運動が必要とわかっていながらできていないので…)
自主的に参加してもらうにはどんなカタチがいいか。みんなは事前準備が要らず参加が気軽で、楽しいと思ってもらうには…🤔
クイズがいいのでは!🤩
と突如ひらめき!社内コミュニケーションツールとして使っているSlackだったら
日常的に見る
スタンプ1つで参加が簡単
リアルタイムでみんなの回答がわかる
反応が良くなければ途中でまた考えようと、クイズ形式で小さく始めてみました。
毎週クイズを出題
Slackの全社向けチャンネルで、週に一回クイズを出しました。
クイズの内容は、Webアクセシビリティ本と、デジタル庁のアクセシビリティガイドブックを読みながら作成。大体15-45分くらいで1回分です。
▼こんな感じで出してました!
活動の結果
💪自分のスキルアップになった
私自身はアクセシビリティの知識がつきました。
代替テキストの書き方、文字数
達成すべきコントラスト比
動画コンテンツの配慮
動的挙動のフォーカス位置
キーボード操作ができるようにする
などなど。クイズを作る時間が読書時間にもなっているので、インプットとアウトプットができて一石二鳥です!
また、文章問題だと反応率が低くなるので遊びの選択肢を入れたり、たまに簡単な3択問題にしたりと、内容だけでなく出し方も考えることになったのは楽しい想定外でした。体験設計を考える時間にもなったと思います!
🙌継続できた
1-4月で全15回出題することができました!
途中でWebアクセシビリティだけじゃなく、UIの名称クイズを挟んだりしました。これだけ!と意固地にやるより、趣向を変えたり小さく試してみることで気楽に続けられたのかな。
❤️みんなの反応が嬉しかった
見てくれた方々から「いいね!」「これ好き」など嬉しい言葉をたくさんいただきました!クイズ形式は結構刺さったみたいです。
みんなの反応や嬉しい言葉が継続への力になりました!
😓当初の目的は達成できなかった…
当初の目的だった”Webアクセシビリティの啓蒙活動”。結果を見るためにアンケートをしたところ、「Webアクセシビリティがわかる!」と答えた人は0人。達成はできていませんでした…。
クイズは参加が簡単なことがメリットですが、それゆえに深い知識を身に着けてもらうことは難しいです。見通しが甘かった…😮💨
おわりに
クイズは一回、一瞬で流れてしまったり、深い知識を身に着けづらいということがわかりました。なので次は、そこに留まる、意識づけるコンテンツを用意しようかなと思っています!
また、今回は一人で活動していましたが、仲間を作ってより大きい活動をしたいとも考えています。その仲間、募集中です😎
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