呪い
呪いと書いてしまいますと、一般的なおまじないも呪いですので誤解されてしまいます。
今回は、呪いでも黒魔術と呼ばれているほうの作用について書いていきます。
呪いと聞いて思いつくのは、藁人形に相手の髪の毛などを入れて釘を打ったりすることでしょうか。
ヴードゥーでは、人形を作る際に墓場の土や、汚れた相手の衣服などを材料にします。さらに乾燥させた鶏の脳と内臓を入れます。相手により雄雌を使い分けるようです。相手の姓名、生年月日はあったほうがよいです。
たばこの吸い殻、唾、糞尿、使用済みティッシュなども使われます。
相手に関する材料が3つほどあったほうがよいそうです。
呪いの作用ですが、相手の精神状態を悪化させたり、病気にさせたりと様々です。
東南アジアでは、相手の腹の中に空き缶を入れたり、内臓を腐らしたりと日本ではありえない事象が多々起きています。
作った人形の腹の中に空き缶の切れ端を入れれば、相手の腹にもワープするがごとく入るようです。内臓を腐らすなら牛革を入れればよいとのこと。
このように道具を使う呪術は、材料集めに苦労します。
簡易にできるものとして、相手を取り巻いている霊の交代ができれば、良くするのか乏しめるかによって、それに適した霊を選んで送れば作用します。
距離は関係なく、離れている相手にも届いてしまいます。
人を呪えば穴二つという言葉があります。呪いをやったら反動で自分も受けるから、穴が二つ空くというものです。
この穴を契約した霊に取引材料となる供物を捧げて実行することにより、穴一つで後は霊がクッションのようになり反動を緩和します。
人を乏しめる呪いばかり闇雲にやっている人間は、みすぼらしい外見になります。
心を強く持てば、呪いは効かない。体を鍛えていれば、問題ない。呪い返しをすれば大丈夫だということを聞きますが、本物の呪いというものを受けたことがないからそのように言えるのであります。
やるならばくれぐれも墓穴を掘ることのないようにしてください。