言葉
言葉には言霊が宿ると言われます。
しかし、言葉が発達しすぎたせいで感覚というものがほとんど失われてしまったのです。
日本は、コミュニケーション能力が重視されます。口だけ達者な人が増えたのも、その影響でしょうか。
言葉でつながった関係ほど、壊れやすいものはありません。
あの人がこう言ったから信じよう。この人が言ったことは間違いない。
このように、感覚をまったく無視した付き合いをしているので、人の本質を捉えることができなくなっているのです。
感覚を磨けばメールや通話だけで、実際に会わなくてもどのような人物なのか判断できるようになります。
ごまかしが利きません。それに対して言葉とは、表面的なものなのです。
獣は、人と異なり感覚が発達しているので、普通では思いもよらぬ行動をとったりします。
言葉に頼っていると、いつまでも道に迷うばかりなのです。