続・私は一体、何者であるのか。

長らく、このnoteのアカウントのトップページに【プロフィール】として固定している記事があります。文章がそこそこ長いので、興味のある方だけお読み頂けたらと思いますが、初めてnoteに投稿した記事で、個人的には気に入っています。

という訳で、この記事にある通り、初対面の方と名刺交換をすると「普段はなんのお仕事をされているんですか？」と訊かれ、その度に困ってしまっていたのが、2018年のこと。

そこから5年が経ち、近頃の私は「普段はなんのお仕事をされているんですか？」と訊かれると

「私は、普段……、一体、何をしているんでしょうねぇ……」

と、突然の記憶喪失になっております。

アイデンティティは確かに「音楽」にあるのですが、音楽以外の現場にもたくさん顔を出すようになったので、本当の本当に一言では表わせなくなってきました。いまザッと思い浮かぶだけでも、去年から今年にかけての仕事を挙げてみましょう。

【音楽系】
ライブイベントの公演制作・現場制作
ライブイベントの物販・受付・入場整理
MV撮影の制作スタッフ
アーティスト写真撮影の制作スタッフ
グッズ制作の進行管理・通販
ウェブサイト更新・メール対応や請求書発行等のバックヤード業務
幼児向けYouTube動画の企画構成
社歌制作の進行管理
マンドリンオーケストラの事務局

【自主映画系】
プロデューサー
助監督
制作部
映画祭応募・宣伝
キャストオーディション受付対応

【舞台系】
演劇公演の制作進行
DVDやグッズ制作の進行管理

【重複・その他】
各種補助金・助成金の申請
脚本家マネジメント
YouTube番組撮影の制作スタッフ

などなど。

「私は、普段……、一体、何をしているんでしょうねぇ……」

と言わざるを得ない気持ち、お分かり頂けますでしょうか。

こんなの一言じゃ説明できないし、「大体これぐらいかなぁ？」と書き切るまで10分ぐらいかかってるし、初対面でそんなに長々と仕事の説明をしている人がいたら、ちょっと嫌じゃないですか。

正直、飛び込みで入ったマッサージ屋さんとか（笑）、完全に一期一会的な場では、ザックリと「エンタメ業界の裏方です！」と話す事もあるんですよ。あるんですけど、結局のところ「具体的にはどんな……？」みたいな反応が返ってくるので、やっぱり長々とした前置きが必要になったりして、その時は10分ぐらいかけて説明しています。でも訊かれたからには答えないと気持ちが悪い。

そんなこんなで、何ひとつとして解決しておりませんが、最近はこのように伝える事にしています。

「どんなジャンルでも、楽しそうな船には乗る事にしています。」

今日も今日とて、マリエでした。