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好きな作家①|高村薫

一番に思い浮かぶのはやっぱり高村薫⠉̮⃝

初めて作品に触れたのは直木賞受賞作品である『マークスの山』。30年前の作品で、初めて読んだのは多分10代の頃。圧倒的な筆力に緻密な描写、合田雄一郎という魅力的な主人公、どハマりしました。
若かりし頃の私は本はハードカバー派だったのでほぼ単行本で読んだのですが、文庫化するときは大幅に改稿する作家さんで有名で、10年くらい前に久しぶり読みたくて講談社文庫のマークスを読んだときに違和感を感じたのを覚えてます。
コアな高村薫ファンではありませんが、まだ読んだことない新潮文庫版を衝動で買っちゃったので読むのが楽しみです。

合田雄一郎シリーズファンぽいですが、一番好きな作品は『リヴィエラを撃て』なんです。これを読んだ頃、ブラッド・ピットとリチャード・ギアが共演した映画『デビル』を観たので主人公のジャックは私の中では若かりし頃のブラピなんですよね。読んだ本は売りがちな私ですがこの本だけは初版が手元に残ってます。この作品は海外作品の翻訳を読んでいるようで上巻は何度読んでも苦戦しますが定期的に読みたくなります。

ただ、『レディ・ジョーカー』以降の作品は作風が変わっていってるようなのでほぼ読んでいません。好きな作家としましたが、実際は初期作品が好きです。
それでも合田雄一郎シリーズだけは読みたい。この一緒に歳を重ねていってる感じと合田と加納の関係が気がかりなのでこの先続きが出るならきっと読むと思います。

私は有名人がその肩書きを使って政治や色々なことに対して発言しているのを見るのが苦手です。高村薫もそういう面があり作品からも離れていったというのもあるかもしれません。うまく言えませんが、そういうのはなにか違うと感じます。
てすが、おもしろいものはおもしろいのでこれからもマークスとリヴィエラは何度も読むと思います。

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