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記憶が書きかえられていなければ
「特に出来事やハプニングがあったわけじゃないのに、何でか良い記憶として残ってる、忘れられない思い出」
というテーマですが、
わたしは忘れっぽい質のようで、ちゃんと覚えている記憶はとても少ないです。
こんなわたしが覚えている最初の記憶は、おそらく1〜2才くらい(座れるけどちゃんと歩けなくてちゃんと喋れないくらい)の頃、
『実家の茶の間で、猫とか犬が出ている映画らしきものを観ている。親戚がたくさん来ている日なんだけど、みんな仏壇のある隣の部屋にいるようだなあと思っている』
というものです。
外は晴れていたように思います。光が白かったように思います。障子を通していたからかもしれないけれど。
叔父が吸うタバコ、お茶とかお煎餅とか漬物とか。週末ならではの陽気な匂いでいっぱいだった気がします。
週末は、同居していた祖母に会いにくる叔父叔母いとこでとても賑やかで、楽しいこともあるけれど、好きな遊びができなかったり、母はかまってくれないし、大人の話が耳に入ってきたり、物心ついた頃にはしんどい週末でもあったりして。
でも、ほんとのほんとに小さい頃に戻ってみると、そのわちゃわちゃに身を委ねて、安心できる空間だったのかなあ。
忘れられない一番最初の記憶です。