片付けできない私が勇気付けられた本【読書録】
これは私の頭の中をつらつら書くnote
今回は読書記録
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私は片付けができない。
・・・いや、綺麗な状態ならそれを保つことはできるのだが、一旦それが崩れるとどんどん散らかっていくのだ。
私の旦那も片付けができない。彼は散らかし大魔王だ。使ったコップはシンクに入れずに棚から違うコップを出してきて使うし、使ったものは戻さない。机の上や作業机に4〜5個コップが散らかってたりする。(牛乳やココアを飲んだ日など最悪だ)
そんな2人が暮らしているから我が家は散らかっている。
リモートワークになったら仕事のものも増えて、ボールペンは色々な場所に旅に出るし、ノートもデスクだけじゃなくていたるところに散らばり、本が床に散乱して・・・・・
ともう泣きたくなる。
私は散らかし上手の片付け下手なのに、物が散乱しているとイライラするし、気が散ってしょうがない。
イライラするからちょっと片付けたりするのだが、片付けのセンスが本当にないことにがっかりしたりする。
もうこれは負の連鎖だ・・・と思い何とかしようと本屋さんで探していた時に出会った本がこれだ。
『片付けは減らすが9割』著:阪口ゆうこ
いわゆる物を減らせば片付くよっていうミニマリストの本・・・だと思ったら全然違って面白い!!
まず、本の頭の方で『物を減らしたら幸せがやってきたよ』とか言ってるミニマリストの方を怖い、宗教チックだと言ってのける。もちろんその後に著者の考えが書いてあるのだが、筋が通っていて読んでいてスッキリする。
他にも好感が持てる点は、著者自身がもともと片付けられない人だったことだ。
片付けられない人だったからこそ、片付けができない人のやさぐれてしまう気持ちがわかる。リバウンドしてしまう理由がわかる。
全部捨てられれば楽だけどそんなことはできないんだよーーー!!という気持ちに寄り添ってくれる。
そして彼女自身が実践して成功してきたことを教えてくれるのだ。
・・・いや教えてくれるというより、『アドバイスはするが自分で考えろ』と言ってくれている様な気がする。
私の様に散らかし大魔神と暮らしている人やお子さんの片付けに困っている人にもオススメだ。
『安易に答えを求めるのではなく、その道のりを楽しむ』
『自分にとって正解だったら自分のやり方でいい』
後半に書かれていたのだが、何だか人に振り回されない自分軸の話の様でとても印象的だった。
本も薄くて読みやすいし、所々毒舌が入っていて面白い。
本当に些細なことが書いてあり実践もしやすい。何回も片付けに挫折してしまった人に読んでほしい本だなーと思った。