Real Face3「きぃさん」
新宿。AM11:28。
「普段友達といる時は、猫かぶってる感じがするので、違和感みたいなのを感じてます。気ぃ使いますね。ていうか、気ぃ使って見られがち。」
「相手に悪い印象を与えないように、ていうのが自分の中にあって。社会人になって、上司とか、気を使わないといけないひとに出会って、こうなった感じ。高校と大学は問題なかったんですけど。」
「毎朝起きて、ため息からはじまってた。ため息が日課みたいな。相談できるひとがいなかったんで。自分の中で解決しようとしちゃう。全部自分で考えて行動して。ため込むタイプです。」
「高校、大学は、そういうの考えずにがむしゃらに生きてたから、そんなに気ぃ使ってる感はなかったんですけど。」
「結構シャイボーイで。女子にはあまり声をかけられなくて、ひたすら仲のいい男子と絡んでるような子でした。僕ひとりでいると目つきが悪いから、不機嫌がちなのかなと思われてました。目に感情がないんじゃないかな。」
目を気にする彼だったが、わたしはどちらかというと口が気になった。
常に口角を上げている印象があったから。
目はどちらかというとやさしい光に満ちていて。
こころがやさしいひとなんだろうな、と思った。
やさしい彼の人生が、素敵なものであるように祈る。
special thanks to きぃ(TwitterID@yuya_kii_0122)