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Real Face4「つゆ」

「満足は一生しないたちなんだろうな。これで完成!みたいなんはわたしには一生ない。」

「もっと楽しんで幅を広げるのは大事だなと最近思うようになった。無理やりしんどいのに五里霧中みたいなんはしんどい。いいひといないかな、楽しくならんかな、という感じで幅を広げていきたい。」

「これじゃあかん!て色々動いて、また違う!みたいなマイナスな模索って結構してきたけど、やっぱりマイナスな気持ちでハナから行ってるから、マイナスなんですよね結果的に。だからもっと気軽になりたいかな。」

「わたしバレエを小さい頃からやってて、常に笑顔でいなさいって教育を受けてきた。舞台上でと、教室内で。どんなにしんどい動きしてても、顔は笑顔でいなさいって。もちろん役によっては、悲しい表情するとかもあるけど。写真を始めた頃はもっとひどくて、舞台スマイルしかできなくて、無茶苦茶苦労して、これでもだいぶ色んな顔ができるようになったんです。体も力が抜けなかった。これも無茶苦茶苦労して、むちゃ改良して。でも、だから満足できないのかも。」

「わたしは多分、バレエのメンタルが染みつきすぎて、からだの緩みとか許せてない。自分が自分である以上、醜いものやと思わないといけない世界で、自分がいかに自分から離れて美しくあるか、てことをずっと十年以上やってきたから、自分であったらだめみたいなメンタルが染み付いてる。だから、被写体特有の自分が自分でオッケー!ていう感覚がない。」

常に満足しない、ということは。
向上心があるということで。
でも、とてもさみしいことだな、とも思った。

彼女の笑顔のかわいらしさや。
素顔のひたむきさを。
彼女自身は知らないということだから。

Special thanks to 梅雨(TwitterID @totsuzennoraiu2)

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