ポーカーの遊び方
◤ゲームの流れ◢
▶︎プリフロップ(ラウンド1)
ハンドが2枚配られる。
↓
アクションをする。
↓
▶︎フロップ(ラウンド2)
ボードが3枚公開される。
↓
アクションをする。
↓
▶︎ターン(ラウンド3)
ボードにさらに1枚公開される。
↓
アクションをする。
↓
▶︎リバー(ラウンド4)
ボードにさらに1枚公開される。
↓
アクションをする。
↓
ショーダウン(ハンドを見せ合う)
カードが増える毎にアクションをする。
この流れはテキサスホールデムに限らずほとんどのポーカーで共通です。最後のカードが公開された後もう一度アクションがある点に注意してください。
(全員のアクションが終わりチップの額が揃うまでハンドの公開=ショーダウンをしてはいけません)
また、アクションは基本的に「そのゲームに参加している全てのプレイヤーの賭けているチップが揃うまで繰り返される」ことになります。
(ただし、オールインは例外的な処理があります)
◤アクションの種類◢
アクションは大別すると以下の3種類になります。
▶︎ゲームから降りる。(フォールド)
▶︎同額で参加する。(チェック、コール)
▶︎チップを上乗せして参加する。
(ベット、レイズ、オールイン)
それぞれのアクションについてを説明します。
▶︎ゲームから降りる。(フォールド)
ハンドを放棄してそのゲームから降ります。
ハンドを前に出してください。
ディーラーによって回収されます。
▶︎同額で参加する。(チェック、コール)
前のプレイヤーと同じ額を出してゲームに参加します。
チェックとコールの違いは「そのラウンドで前にチップを賭けている人がいるか否か」です。居ない場合はチェック、居る場合はコールとなります。
チェックをする場合は発声、または同じ行動を2回してください。大抵の場合はテーブルを指で2回トントンと叩くなどします。前にチップを賭けている人がいない為、新たにチップを出す必要はありません。
コールの場合は発声、または前に出している人と同じ額のチップを前に出してください。
ただし、コールする際にチップを過剰に出すことはしないようにしてください。(例:430点に合わせる為に500点チップ1枚と10点チップ3枚を出すなど)
過剰にチップを出された場合、ディーラーによってレイズと見做されます。ゲームの公平性を保つ為、ディーラーに判断されたアクションは基本的に取り消せないので注意しましょう。
例のような場合には430点ピッタリか、500点チップ1枚で出しましょう。お釣りをもらう為に複数枚のチップで530点を出さないようにしてください。
▶︎チップを上乗せして参加する。
(ベット、レイズ、オールイン)
チップを上乗せしてゲームに参加します。
ベットとレイズの違いは「そのラウンドで前にチップを賭けている人がいるか否か」です。居ない場合はベット、居ない場合はレイズとなります。
ベットやレイズのアクションを行う場合は出したい額を告げ、その額のチップを前に出してください。
ベットの場合の最低額はBBとなります。
BBが200点の場合、199点以下のチップをベットすることはできません。
レイズの場合の最低額は「前のプレイヤーが出したチップとその前に出されたチップの差額を上乗せした分」からとなります。
オールインは例外的に、現在どのような額でゲームへの参加が行われていても関係なく参加できます。
しかし、ショート(現在賭けられているチップ量に満たない)でのオールインが行われた場合、そのプレイヤーは「自分の出したチップと同額まで」のチップを争うことしかできません。それを超える分はサイドポットとして区別され、より多くのチップを賭けているプレイヤーたちで争うことになります。
◤ポーカーの勝利条件◢
▶︎リング(キャッシュ)ゲーム
→チップを開始時より増やすこと。
▶︎トーナメント
→最後まで生き残ること。
プライズを獲得すること。(インマネ)
※強い役を作ること、
ブラフで相手を降ろすこと、
相手のブラフを見抜くことは、
それぞれ手段であり目的ではありません。
◤ポットを獲得する方法◢
ポットとは、今までのラウンドでプレイヤーが賭けたチップのことを指します。ポットを獲得する方法には以下の2つがあります。
▶︎相手より強い役があった時
ハンドとボードを合わせた7枚のうち、より強い5枚の組み合わせ(役)があればポットを獲得できます。
▶︎相手がゲームから降りた時
ベット、またはレイズに対して相手がフォールドした時にポットを獲得できます。
◤基本的な概念・考え方◢
ポーカーを遊ぶ際の基本的な概念・考え方をピックアップします。
▶︎弱いハンドで参加しない。
弱いハンドで参加しないようにしましょう。
参加するハンドについては以下の「ヨコサワハンドレンジ」を参考にしてみてください。比較的ポピュラーで扱いやすいものになっています。
前提としてカードには数字の序列がある為、弱い数字で参加することは基本的に不利です。
下位の数字だけで構成されたボードなど有利に働く可能性もなくはありませんが、利益的でない場面の方が多いため基本的に推奨できません。
▶︎チェックで回せる時はフォールドしない。
ボードに公開されたカードで負けが確定していたとしてもチェックで回せる時は降りてはいけません。
相手も似たような状況で動けない可能性が少なからずありますし、次に公開されるカードによって状況が好転する可能性もあるからです。少なくとも、相手が動き出してチップを余計に払う必要が発生するまでは降りる必要はありません。
▶︎自分が上から何番目かを考える。
ボード上最も強い役やそれを成立させるハンドのことを「ナッツ」と呼びます。自分が持っているハンドがナッツから何番目に位置するのかを把握しておくことは重要な基礎の1つです。
また、それとは別に「参加しているプレイヤーの中で何番目に強いハンドなのか」も気にしなくてはなりません。ナッツから7番目であっても参加しているプレイヤーの中で最も強い場合もあれば、ナッツから2番目であっても上がいる可能性があります。
自分が常に何番目なのかは考えておきましょう。
▶︎勝っている時はバリュー
(より多く引き出す)
ボードを見て自分のハンドが勝っている可能性が高いと思う時は、相手からより多くのチップを引き出してください。その際、額を高くし過ぎてすぐに降りられてもいけませんし、安くし過ぎてもチップは効率的に増えません。適切な額を設定し、可能な限り高く買ってもらえるよう工夫してください。
▶︎負けている時はブラフ
(相手を降ろす)
ボードを見て自分のハンドがどう足掻いても負けているなと思う時はベットやレイズを使って相手を降ろしに行きましょう。
ブラフの時に重要なのはストーリーと呼ばれるハンドの説得力です。ボードに出ているカードとハンドの組み合わせから「こちらが強いハンドを持っている」と思わせるアクションをする必要があります。
しかし、それと同時に降りない相手にブラフをしてもいけません。相手が強いハンドを持っていたり、「コールくらいならできるかな」と思えるようなハンドを持っている時はブラフの成功率も下がる為、潔く諦めることも損失を減らす点で重要です。
▶︎微妙な時は無理をしない。
ボードを見て自分のハンドが勝っているか負けているか微妙な時は、無理せずチェックやコールでショーダウンバリューを獲得しに行きましょう。
ベットやレイズをしてしまうと「強いハンドを持つ相手にはさらにレイズを仕掛けられ損失が大きくなり、弱いハンドを持つ相手にはすぐに降りられてしまい利益が大きくならない」為です。
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