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King & Princeは最高のアイドル!!!!!

とうとうこの日が来てしまった。

金土日にかけて画面の向こうの岸くんを大量摂取した。
怒濤の週末が終わった。
短期間でメディアからこんなにもたくさんの岸くんを浴びることは、後にも先にもないのではないか。

今となっては金曜日のMステですら、遠い。
金曜日の彼らは完璧なアイドルだった。
歌い、踊り、カメラに抜かれれば画面の向こうのファンを見つめて。
一挙一動すべてが全身全霊で王様、王子様だった『シンデレラガール』はとても眩しかった。
きらきらの背景もきらびやかな王子様衣裳も、いつもより少しだけ強張ったように見える笑顔も何もかもが眩しい。
5年前、“I wanna be your sunshine”と歌いながら世に出てきた彼らは、何の曇りもなくこの5年を過ごしたまごうことなき太陽だった。
私は『シンデレラガール』の随所に出てくるアイドル英語が大好き。
義務教育レベルの理解力があれば理解できる簡単さとキャッチーさ、それでいて日常では絶対に使わないであろう甘さと愛らしさのある英語のことを、アイドル英語と私は勝手に呼んでいる。
この可愛くて素敵な『シンデレラガール』は、
廉くんの甘くせつない歌声で、海ちゃんの明るく可愛い歌声で、キンプリが続く限りこれからも聴けるのだろう。
廉くん海ちゃんが2人でキンプリを残していく、という判断をしてくれたことに絶対的な感謝の気持ちがある。
5人でのキンプリ(もっと言うなら岩橋くんもいた頃の6人のキンプリ)が理想だという思いはままあるのだけど、これまでの彼らが考え抜いて出した結論の上に迎えた「今」を私は大切にしたい。

そんな想いを抱きながら番組のトリとして披露された『Beautiful Flower』を聴き入る。
時に震えながら、込み上げるモノを堪えながら、それでもカメラに向かって微笑んで最後のパフォーマンスをやり遂げた5人の姿は圧巻だった。
完璧なアイドルだった。

土曜日は番宣出演2本立て続けの上で、キンプる。初の地上波2時間SP。
神くんの『青空レストラン』も岸くんの『みんなの動物園』も観たよ。
美味しいものを食べたり動物と触れあったりする彼らをテレビで見るのはこれが最後……だとは思いたくないので、感想は観たよとだけに留めておきます。

キンプる。では楽しそうに過ごす5人が見られて、本当に良かった。
TVerで配信されている初期のキンプる。も改めて視聴すると、始まったばかりの頃は言うほどおもしろい番組と言うわけでもないんだよね。
今のおもしろいキンプる。は、アイドルの冠番組という枠を超えていると思う。
それはキンプリのみんなとひとりさん、ザキヤマさん、スタッフの皆さんが手探りで方向性を見つけ出し、磨き上げた結果だったんだな。
優しくて楽しい時間を、皆で丁寧に育ててくれてありがとう。
番組に関わってこられたすべての方に最大限の感謝を。

で。

問題はこの後です。

King & Prince5人での最後のパフォーマンスとなる『Venue101』を私ももれなくリアタイせんとテレビの前でスタンバっていました。

何でいつもより5分早く始まるんだろう?
twitterでお見かけした名探偵ティアラの「23時間近の〜」を再現するために冒頭シンデレラガール披露説に私も1票を投じていたのだけど、いつも通り普通に始まった。
蓋を開けて見たら何のことはない、紅白アーカイブを詰め込んだキンプリ特番を組むための単純な延長だった。
これが国営放送。
NHKすごい。
この日のゲストのカメレオン・ライム・ウーピーパイと藤原さくらさんがものすごく駆け足で出演枠を終えられてのキンプリタイムだったので、そんな中で最後のパフォーマンスを見届けてくれたお二組にも本当に感謝。

岸くん、勝負服みたいな衣裳が可愛いな。
司会の濱家さんと並ぶとちっちゃくて可愛いな。
紅白は毎年欠かさず観ているので、私は意図せずしてキンプリの全ステージを観ていたんだな。
とか、そんなことを悠長に考えていた。

最後のキンプる。を観て私も泣くのかなと思っていたのだけど、出演者の皆さんが終始和やかに楽しそうな雰囲気のままエンドロールまで連れて行ってくれたので、ほっこりした気持ちのままNHKにチャンネルを切り替えたのだ。

長くて短いトークの件が終わり、パフォーマンスに移っても呑気なもので、ゴリゴリのダンスナンバーの『ichiban』は素人目に見ても迫力も技量もスゴいの何の感心と感動の嵐だし、流れるように『シンデレラガール』の映像に切り替わった時は(衣装替えですな)と番組構成を瞬時に飲み込みキラキラパフォーマンスをニコニコと眺めていられた。

問題はここからでした。
思うことは、たぶんみんな同じだったと、思う。
『Beautiful Flower』の歌い出しを、平野くんが歌い切れなかった。
とてもとても、衝撃だった。
嗚咽が勝り声にならない平野くんのパートを岸くんがそっとフォローに入ろうとしたところで、私の口から変な音が出た。
ついでに目から熱い汁が出た。
Mステでは音源よろしく荘厳なコーラスがついていたこの曲、NHKでは5人のハーモニーのみ。
声音は震え、リードボーカルとコーラスの音量がちぐはぐ、少し音が外れたところもあった。
横並びで歌う5人はいつの間にか、寄り添ったり寄っかかったり、あっち向いたりこっち向いたり、並んでいたりいなかったり。
最後らへんなんか、カメラに抜かれてもそっぽを向いてこっちを見てくれなかった。
それでも、過去一感動した。

何度も言うが私は岸くんの笑顔が好きだ。
歌唱披露中カメラに単独で抜かれると、あの大きな掌を広げてこちらに向かって笑ってくれる岸くんのことが好きだった。
その岸くんが、カメラを見なかった。
カメラが自分に向いていると気づくや否や顔を背けているようにさえ見えた。
だから私は岸くんの笑顔しか知らない。
もしかしたら私が岸くんを推し出すより以前の、これまでのパフォーマンスで岸くんは泣きながら歌ったりしていたのかも知れない。
でもニワカの私は知らないのだ。
私の知る岸くんはいつだって笑顔。
岸くんは最後の最後まで、アイドルでいてくれた。
岸くんを好きになって、本当に良かった。
そう心から思った。

最高で最強のパフォーマンスを私はこの目でリアルタイムで見られた。
そのことを、私はただ見ていただけなのに何でこんなに誇らしく思えるんだろう。

誤解されるような書き方をしてしまっている気がするけれど、涙を流していた海ちゃんや平野くんだって、最高にアイドルだった。

己を鼓舞するように口角を上げてほっぺたを指差す海ちゃんのSmile(笑って)に、
そんな海ちゃんを横で支えながら最後まできちんとカメラを射抜き続けた神くんの胆力に、
振り絞りながらそれでも前を向いて顔を上げる平野くんに、
周りが昂ると却って冷静になるタイプなのか他の4人に比べて少しはクールに見受けられた廉くんに、
涙腺が崩壊するとはこのことなのかと。

最後のフレーズを岸くんは涙で歌えなかった。
それを岸くんはどう思っているのだろう。
最後くらいバシッと決めたかったー!とか思ってるのかな。
私としては、歌っても歌わなくても、歌えても歌えなくても、すべてが正解。
あの時あそこにいた岸くんが大正解で、岸くんが見せてくれたものに全部、涙。

この愛溢れる壮大で荘厳な一曲は間違いなく、ファンに向けて書かれたものだと思う。
でもこの夜だけは、彼らが彼らのために歌う歌だった。
私はそう思いたい。
ファンを大事にし続けて走り抜いてきた彼らが最後にあの歌を届ける相手は、他ならぬ彼ら自身であってほしい。

素敵な歌だから、とても。

岸くん、平野くん、神くん、一先ずお疲れさま。
夢のような時間をありがとうございました。

岸くんは9月末までの事務所所属が発表されたので、その先の話をするまでにはまだ少し時間があるね。
あと4ヶ月くらいあるのかな。
その間も変わらず応援させてください。
昨日も今日も明日も、岸くんが大好きです。

平野くん。神くん。
一方的な希望を言うなら、早いところまた私たちの前に活躍する姿を見せてほしい。
でも、これまで頑張ってきた分少しゆっくりする時間もあってもいいよね。
実りある人生を送るためにも兎にも角にも心身共に健やかにお過ごしください。
……って、今生の別っぽく大仰に言っておくと案外再会はすぐに叶うものなので敢えて言います。
また会う日まで、お元気で。

廉くん。海ちゃん。
よく頑張りました。
2人のことはこれからも、これまで以上に応援していく所存。
これからもよろしくね。

King & Prince、5周年おめでとう。

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