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2021/08/22
桃ちゃんが慕っていた飛鳥ちゃんが最後にかけた
「がんばったな」
この言葉が全てを物語っていると思う。
僕から見る桃ちゃんの初期のイメージは涙。
とにかく涙を流している印象があった。
そこには守りたくなる儚さがあった。
同時にこれからのアイドル活動における強さを感じたのを覚えている。
そして加入後初のシングルでも3期の中でもセンターに立った。
特に3期のセンターは5年間立ち続けた。ほかの期別曲でほかのメンバーがセンターに立つことはあったが、3期のセンターは変わらず桃ちゃんだったと思う。
桃ちゃんが真ん中にいる12人は最高で最強だった。
途中で活動のペースを落としたときもあった。
そのくらい外部から見てても不安定だったし、同時にそれだけ自分自身に素直だったように感じる。
だからいっぱい涙を流したし、苦しんだと思う。
何回も自分の中の理想と現実のギャップ、自分と周りのギャップに悩み、落ち込み、時には逃げ出したくなっただろう。
だけど逃げずに向き合い、進み続けた桃ちゃんの姿は確かに多くの人の心を動かした。
卒業セレモニーで桃ちゃんは
5年間の活動を経て、私は乃木坂46になることができました。(中略) 私は5年間頑張ってきたんだと、私自身が自信を持ってそう思えるようになった
と言った。
この言葉を聞いて何故か安心した。
元々周りの同期と比べてアイドルというものに熱がなかった状態でこの世界に飛び込んだ桃ちゃんらしい言葉だったなと感じた。
同時にこの言葉は桃ちゃんを救う言葉だと思う。
5年経ち、アイドルになれたと胸を張って言えるようになり、この5年間で味わった苦悩がアイドルとしての苦悩ではなく、アイドルになるための苦悩だと捉えることができ、この5年間を全て肯定できたのではないか。
2021/09/04をもって桃ちゃんはアイドル人生を終える。
この5年でほかの人とは比べ物にならないくらいたくさんのことを感じたと思う。
この5年で感じた全てのことが今後の人生に必ず生き、幸せで溢れた人生になることをただただ願う。
桃子、5年間よく踏ん張ったな。ありがとう。
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