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The future is now


「自分が何歳いくつの頃に戻りたいか」
「明日に期待しなきゃ傷つくこともないさ」
「夢を見るなら先の未来がいい」
「本当にあの頃そんな楽しかったか?きっと特別楽しくはなかっただろう」
「大人になったその分だけ青春を美化し続ける」



「未来なんて誰にもわかりゃしないさ」
「時間を巻き戻せるとしたなら あの日あんな別れ方はしない」
「過去に出した答えが間違っていても誰のせいでもない」
「選んだ感情何を失ったか?」
「振り向いても何も始まんない」



「でも明日が来て欲しいんだ ねえ明日は来てくれるの?」
「I want tomorrow to come」
「I believe tomorrow will come」
「もし明日が来ないとしたら ねえ明日が絶望なら」
「ちゃんと間違いなく 朝は来るよ 明日は 明日は 誰かのために」


過去も未来も”今”の積み重ね


櫻坂46としてのアイデンティティを確立すると同時に未来への蕾も感じた2023年。

さあ、どこまでいこうかという掛け声とともにスタートし、昨年手に入れた確かな手ごたえを持って駆け抜けた2024年。

確かな手応えがあったからこそ、冷静に過去や未来に目を向けることができるようになったと思います。



今回のタイトルにもしている「The future is now」はアメリカの文化人類学者のマーガレット・ミードさんの言葉です。

和訳すると「未来とは今である」。
この言葉が書かれている文章には、このようなことが書かれています。

”過去”に縛られるのではなく”未来”につなげたいのであれば、”未来”の位置づけを変えなければならない。(中略)未来は今である。

”未来”はまさに”今”の中にあり、今の延長として未来ができていくことを意味しています。

”過去”と”未来”を”今”から切り離された別世界のように捉えると、つい”今”をないがしろにして、過去に言い訳を探したり、運命を未来に委ねてしまいます。


2日ともMCでメンバーが言っていた通り、きっと”今” ”この瞬間”ってもっと素敵なものだし、価値あるものだと思います。
もっと”今”にフォーカスして、”今”を大切にしていけば”過去”や”未来”の価値が高まっていく。
あの頃の”今”が”過去”となり、”今”を形成し、その”今”の積み重ねが”未来”になっていく。


そんなことを1年通して表現し、この2日間で体現したと思います。



「本当にあの頃そんな楽しかったか?きっと特別楽しくはなかっただろう」

これは決して”過去”の否定なんかじゃない。

「今が過ぎる足音が聴こえなくて こんな今もいつの日か輝く」

こんなにも輝いている”今”も気づかぬうちに”過去”となっていくのだから。
”今”が”過去”になった未来で初めてその輝きに気づけるのだから。



「過去に出した答えが間違っていても誰のせいでもない」

あらゆる可能性があった中でこの運命を選択した。
過去のその選択があったから”今”がある。
”今”に誇りを持っている限り、間違いなんか存在しない。



「明日が来て欲しいんだ ねえ明日は来てくれるの?」

「時間って奴は自分勝手に過ぎていくもの」なのにもかかわらず、
本当に”明日”が来るのか不安になったり、”明日”が来ないとしたら…と考えてしまうのは、明日が来ることが当たり前じゃないと感じているから。
当たり前じゃないからこそ”今”と真剣に向き合う必要がある。

嫌な”未来”を想像しなければいつの間にか日付は変わって”眩い今日”が来る。
どうやら”眩い”は感覚的な”眩しい”とは違い、対象の性質を表す時に使うらしい。
つまりいつの間にか迎えた”今”は感覚ではなく、ちゃんと輝いているというメッセージなのかもしれない。


櫻坂がある限りゴールはない


2日目の最後のMCでキャプテンの松田里奈が発したこの言葉。


1年前のちょうどこの時期に
「パフォーマンスする場所とか規模とかじゃない」
と書きました。


あれから約1年。昨年飛躍した勢いそのままに坂道を駆け上がった2024年。
正真正銘実力で辿り着いた東京ドームのステージ。
全員の力で掴んだあのステージを見た今でも同じことを思います。


やはり櫻坂のライブにとって会場の大きさってそこまで大事ではないんじゃないかなと思います。

もちろん東京ドームという、目指した人すべてがたどり着くことができる場所ではないところでライブができることは凄いことだと思うし、2年連続であんなにもたくさんの人が同じ場所で同じ時間を共有して周年を祝えるなんて素晴らしいことだと思うし、感動もします。

でも個人的にはメンバー1人1人のグループやパフォーマンスに対する想いや、我々Buddiesへの想い、反対にBuddies1人1人の櫻坂に対する想いや熱量が何よりも感動するし、何よりも大切だなって思います。
そういう想いをライブという場で、音響や演出、照明、声援、コールを通して伝えあえる、お互いが持っている熱量をぶつけ合える。


これが櫻坂がライブをやるにあたって一番大切にしていることなのではないかなって思います。

だからこそ、まだまだ櫻坂の目の前には坂が続いていると確信できるんだと思います。
会場の規模でいうと、日産スタジアムや国立競技場などまだまだ目指せる会場はあります。

ただ各メンバーが口にしている「次の景色」「素敵な景色」「まだ見たことのない景色」というのはそういうんじゃなくて、
これからも櫻坂46とBuddiesが手を取り合って、想い合って、坂道を駆け上がって行った先が、素敵な景色になるんじゃないかなって思います。


そういう意味でも櫻坂46とならどこへでも行けると思うし、まだ見ぬ景色を櫻坂と見に行きたいと思っています。


もっと正直な言葉でストレートに言うと


櫻坂46とじゃないと見ることのできない景色がたくさんあると思うし、
櫻坂46とだから見たい景色がまだ山ほどあります。


これからも櫻坂は櫻坂らしく、
目の前の坂をのぼっていってほしいし、一緒にのぼっていきたいです。



4歳の誕生日おめでとう。
5年目も最高の”今”をともに。


2024.11.24   ネコ派の犬好き


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