見出し画像

イモージェン・プーツ フィルモグラフィ 2012 - 2014

 未見のものもありますが、引き続き書いていきます。
 2005 - 2011はこちら。
 2015 - 2020はこちら。

25年目の弦楽四重奏 (2012)

A Late Quartet

 結成して25周年を迎える弦楽カルテット(クリストファー・ウォーケン、フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、マーク・イヴァニール)が、ウォーケンの引退表明をきっかけに葛藤の渦に巻き込まれた挙句、再起するドラマ映画。1つ1つのエピソードは昼ドラに通じるほどドロドロしているので、あらすじを読んで見る気をなくす人もいるかもしれませんが、俳優陣の素晴らしい演技とクラシック音楽の魅力を生かして、高いレベルのドラマに仕立てています。ホフマンが特に素晴らしい仕事をしています。
 ホフマンとキーナーの娘で、キーナーの元彼であるイヴァニールといい仲になっちゃう子を演じています。なんかこういう役多い気がするな。

画像1

グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈りもの (2012)

Greetings from Tim Buckley

 1997年に30歳の若さで亡くなったミュージシャン、ジェフ・バックリィと、幼少期に一度会っただけの父ティム(60年代に活躍したミュージシャンで、28歳で薬物事故により死亡)の物語が交差する伝記映画。ジェフをペン・バッジリーが、ティムをベン・ローゼンフィールドが演じています。パンク・ロッカーのリチャード・ヘルが登場しますが、これを演じているのがフランク・ベロ! スラッシュメタル・バンド、アンスラックスのベーシストです。
 イモ子が演じるのは、精神的に不安定なジェフを支える女の子。実際にそういう人物がいたのかわかりませんが、割と重要な役どころです。

画像2

Mr.スキャンダル (2013)

The Look of Love

 未見。
 『ソーホーのキング』と呼ばれた不動産業者で、ストリップクラブやポルノ誌の出版も手掛けていたポール・レイモンドの伝記映画。
 薬物事故で亡くなるポールの娘デビーを演じています。

画像3

JIMI:栄光への軌跡 (2013)

Jimi: All Is by My Side

 早逝の天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの伝記映画……ですが、音楽関係者からは「ジミはそんな人じゃなかった」と非難され、オリジナル楽曲を使わせてもらえませんでした。しかしフィクションと割り切って見れば、それなりに面白いロック映画だと思います。衣装を見るだけでも楽しい。ジミを演じているのはラッパーのアンドレ3000ことアンドレ・ベンジャミンで、これがめっちゃ似てます。
 本作で演じるのは、ジミを見出したモデルのリンダ・キース。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズのガールフレンドだった実在の人物です。ブレイク前のミュージシャンを支える女性という点では「グッバイ・アンド・ハロー」に通じるかもしれませんが、本作ではもっとプラトニックと言うか、ジミにとって母親でもありメンターでもある大きな存在として描かれています。

画像4

フィルス (2013)

Filth

 「トレイン・スポッティング」の原作者アーヴィン・ウェルシュによる同名小説の映画化。題名通り出てくる人出てくる人クソッタレですが、ジェームズ・マカヴォイ演じる悪徳刑事が群を抜いたクズ野郎。他人がどうなろうと知ったこっちゃないサイコパスです。コメディ要素で胸糞悪さを慰めてくれるほど高度な映画ではないので、改めて見る気が起きません。
 イモ子はマカヴォイの同僚刑事役。数少ないマトモな登場人物です。極短い序盤の主人公の妄想シーンぐらいですかね、見どころは。

画像5

恋人まで1% (2014)

That Awkward Moment

 トム・ゴーミカンの監督デビューとなるラブコメ映画。とにかく女の子を引っ掛けてヤることしか頭にない3人の男(ザック・エフロン、マイルズ・テラー、マイケル・B・ジョーダン)が、多少なりとも考えを改めるお話。男が見て身に積まされるより、女性が友達と見て「オトコってバカよねえ」と笑い飛ばすのがぴったりな映画かと。
 主演格のエフロンの相手役がイモ子です。ヒロインなんだけど、あんまり印象に残ってないなあ。

画像6

ニード・フォー・スピード (2014)

Need for Speed

 レースゲームが元ネタのカー・アクション映画。主演は「鮮血の美学」のリメイク「ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト」に出ていたアーロン・ポール。後に「ボヘミアン・ラプソディ」でスターとなるラミ・マレック、ラッパーのキッド・カディことスコット・メスカディも出演。
 主人公と微妙にいい仲になる英国人カーディーラーが本作の役どころ。女優としては格上のダコタ・ジョンソンが主人公の元カノ役で出演しますが、ひいき目抜きに彼女を完全に食ってます。

画像7

マイ・ファニー・レディ (2014)

She's Funny That Way

 ピーター・ボグダノヴィッチが、2001年の「ブロンドと柩の謎」以来の劇場映画の監督をつとめたコメディ映画。「ペーパー・ムーン」を期待すれば落胆することになりますが、ボグダノヴィッチじゃないと思えばそんなに悪くない作品かなと思います。
 演じるのは主人公の元コールガールの女優。ボグダノヴィッチ監督はイモ子を「元気があって変な娘」と簡潔に評しており、その前向きキャラが確実に演技に生かされています。彼女の存在が本作の格を上げていると言っても過言ではないかと。

画像8

幸せになるための5秒間 (2014)

A Long Way Down

 未見。
 5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナン主演、自殺するために同じビルの屋上に偶然集まった男女4人を描くコメディ映画。あらすじを読むとすごく面白そうなんですが、どうにも評判が芳しくない。(笑)
 役どころは自殺志願者の1人。「ニード・フォー・スピード」のアーロン・ポールと再共演しています。

画像9

 

いいなと思ったら応援しよう!