ACROSで写す、夏の渋谷
皆さん、こんにちは!ねこたんです!🐈🐾
すっかり涼しくなり、夏の終わりを感じる今日この頃ですが、今回は、8月の炎天下の中でX-T5を片手に渋谷の街を歩き、フィルムシミュレーション「ACROS」でスナップをして来たので紹介したいと思います。
渋谷駅からスナップ
渋谷駅の二階から、横断歩道を行き交う人々の様子を切り取ってみました。こうした都市の日常的なワンシーンに心が惹かれます。
日傘を差している人の多さから、この日の暑さがうかがえます。
しかし、ACROSは色彩情報が排除されているため、光と影、コントラストや質感に焦点が当たりやすく、涼しさや静寂といった感覚も強調されると感じます。
渋谷という街
渋谷駅周辺エリアでは、大規模再開発が進行しており、変わりゆく街並みが都会の喧騒や活気を一層際立たせています。
また、これから渋谷がどの様に進化していくのかを見守りたいという気持ちになります。
個人的に今回のベストショット、工事現場と完成されたビル群が混在する様子から、刻々と変化し続ける渋谷の姿が伝わってきます。
前日には台風7号が関東に接近し、東京に激しい雨をもたらしました。歩道橋の隅に残った水たまりが、昨日の荒天を物語っています。
構図のウェイト的に、もう少し交通量が欲しかった。
シャッタースピードを落とすことで、動いている被写体が強調され、静止した背景との対比が際立ちます。
また、モノクロームによって色彩情報が排除されることで、人々の動きや車の流れがより鮮明に浮かび上がってきます。
ふと目を上げると、時刻は11時11分を刻んでいました。太陽が容赦なく光を差し込みます。
明治通り
明治通りへ向かい、渋谷川の痕跡を探ってみます。かつて地上を流れていた渋谷川は、今では渋谷駅東口の地下に姿を隠し暗渠となっています。
歩道橋が描く曲線美と、そびえ立つビル群。高層ビルを見上げるこういった構図では、より広角のレンズで空間の広がりを捉えたくなります。
稲荷橋広場から見た渋谷川。川の両護岸から水が流れており、涼しげな雰囲気が漂っています。
路面に落ちる木漏れ日と、壁の落書きが生み出す対比が印象的に。
名車と渋谷
90年代を代表するスポーツカー、RX-7(FD3S型)が渋谷の街並みに溶け込んでいました。刻一刻と変化を遂げる渋谷の景観の中で、この名車の佇まいは、ある種のノスタルジックと共に新鮮な存在感も放っています。
変わらない美しさを持つクルマ。その存在は、私たちに時の流れの不思議さを静かに問いかけているのかもしれません。
今回のフィルムシミュレーションカスタム
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