門
描(えが)く世界
絵を描くこと……好きと嫌いでいうと、どちらでもない。私にとって、「絵を描く」行為は呼吸するのと同じ。水の中にある魚だって、酸素がなければ生きていけないように、現実の世界の中にいると空想ができずに息苦しさを感じてしまう。だから、私は絵を描くんだと思う。空想というシェルターの中で守られていたいのかもしれない。
描く世界の一つ一つが私であって、色の一つ一つが私自身の決断で作られているものだから。アートは完成するまでわからない。計算で作られていないから、先が気になる。私にとって、アートは一冊の本を読んでいるのと同じで、読み終えたら次の本を探したくなって、題材を求めてしまう。そう、酸素を求めて泳ぐ魚のようなもの。
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この猫は旅人なのか、何者なのでしょうか。
荷物は力無く地面に置かれているので、呆然としている状態でしょうか。
今までの重い荷物を全て捨てて、少ない荷物だけ持って自分のやりたいことをするために進もうとしているのかもしれませんね。
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