【Loupedeck】作業効率を上げる左手デバイス
皆さんは"Loupedeck"(ループデック)という機器をご存知ですか?
ここ最近、写真や動画編集、音楽制作やライブ配信などのクリエイティブな作業において注目を浴びている、いわゆる左手デバイスと呼ばれる機器です。
僕も前から欲しくてずっと悩んでいたのですが、今月は僕の誕生日ということもあり、自分へのご褒美という都合の良い言い訳で、先日ついに購入してしまいました。
まだ使用して数日ですが、これ素晴らしいアイテムです。
設定が少し面倒ですが、すでに今年の買ってよかったランキングベスト3入り確実です。
僕が購入したのは、Loupedeckの中でも最も手頃なエントリーモデルであるLoupedeck Live Sという機種。
「手頃な」といっても、現在販売されているLoupedeckの中でのことで、そこそこの値段します、、、。
今回は、悩みに悩んだ結果、勢いで買ってしまったこのデバイスの魅力についてご紹介します。
左手デバイスとは?
そもそも左手デバイスとは何なのか。
主にデジタル編集などのクリエイティブな作業に用いられるPCの周辺機器のことです。
通常、キーボードの左側に置き、左手で操作するためこのように呼ばれています。いくつもあるキーに自分の好きなショートカットを登録すれば、複雑なショートカットキーを覚えるまでもなく、簡単に直感的に操作ができるというわけです。
他にも、良く見るWebサイトなんかも登録すると、好きサイトをすぐに表示することができます。
PCは、ネットサーフィンや動画を見るぐらいしか使わないって人にとっては、無用の長物なのかもしてません。でも最近は、YouTubeをきっかけに一般の人でも写真や動画編集や音楽制作、ライブ配信などするようになりました。そんな活動をされる方には重宝されるデバイスではないでしょうか。
僕の印象だと、デジタルで絵を描く人にとっては必須のアイテムだと思っています。YouTubeやポケモンのキャラデザインでも有名な、イラストレーターのさいとうなおき先生もよく使われていますね。
Loupedeckとは?
続いて僕が購入したLoupedeck(ループデック)についてです。
Loupedeckはフィンランドを拠点に、主に写真や動画編集を効率的に作業するためのデバイスを開発・製造している会社です。
クリエイティブな作業においては世界的にも高い評価を得ており、多くの人に利用されています。
現在販売されているのは以下の4機種。
それぞれの特徴を、簡単にご紹介していきます。
Loupedeck Live S
シンプルでコンパクトなエントリーモデル
タッチボタンと物理ボタン、アナログダイヤルで直感的に操作できる
配信や制作作業に集中できる、自分なりのカスタマイズが可能
Loupedeck Live
優れた汎用性により、クリエイティブなパフォーマンスを向上させるコンパクトデザイン
Live Sと比べ物理ボタンとアナログダイヤルの増加により、より直感的な操作が可能
ダイヤル機能が視覚的に表示され、精度の高いコントロールに対応
Loupedeck +
ビギナーからプロまであらゆる作業をサポート
ツールやソフトウェアの切り替えがシームレス
多数の物理ボタンやダイヤルにより、完璧な編集を指先ひとつで自由自在に
Loupedeck CT
創造性を最大限に引き出す最上位モデル
スタイリッシュでプレミアムなデザイン
プロフェッショナルのために設計された、極めてパワフルなデバイス
タッチボタンと物理ボタン、アナログダイヤルやホイールで、視覚的にも直感的にもより高度な調整とカスタマイズが可能
Loupedeck Live Sを使用しての感想
上記にもありますが、僕が購入したのはLoupedeck Live Sというエントリーモデルです。
まず何といっても見た目がすごく気に入っています。
キーボードの横に置くだけで、仕事できる感が高まってますよね。
この機種、2つのアナログダイヤルと、4つの物理ボタン、15個タッチパネルを搭載しています。
加えてこの15個のタッチパネルは、スワイプすることによりページを変えれて、そのページは最大14ページも作ることが可能です。
ということは、15個×14ページ=210個のショートカットが設定可能なんです。
もちろんこんなに使うことはないでしょうが、設定していると意外に30〜40はすぐに使ってしまいます。
アナログダイヤルは2つですが、こちらも10通りの設定が可能。
これらを踏まえて使用したメリット・デメリットを説明します。
メリット
1.多数の設定により作業効率が向上
15個を14ページも登録できるので、動画編集にはこのページ、音楽には別のページなどの、それぞれのスタイルに合わせて設定でき、直感的な操作が簡単にできるようになります。
2.テキストの登録
Loupedeckにはテキストの登録もできます。
たとえば住所なんかを登録するとボタンひとつで入力できます。
少し怖くてとても便利なのが、パスワードの登録です。
僕のMacbookは指紋認証対応ですけど、ほぼほぼクラムシェアモードでしか使用しません。そのため、作業中断したときなどに要求されるパスワードの手入力がすごく面倒です。
テキストでパスワードを作成し登録することにより指紋認証並みのボタンひとつで復帰可能になりました。
便利なのでこのパスワードは各ページに作成しています。
210個設定できる利点は、同じショートカットをいくつ作ってもボタンが足りないことはないところかもしれません。
他にもカード情報なんかも登録すると便利そうですが、さすがに怖くてやってません。
3.アイコン表示のカスタマイズが自由
タッチボタンのディスプレイに表示されるアイコンは自身で自由にカスタマイズすることができます。
お持ちの写真や画像も設定できるので、好きなように作れます。
また、無料で使えるプラグインも豊富なので、統一感を持たせることも可能です。
デメリット
1.価格
何といっても、僕が購入を悩んだ最大の理由である価格です。
Amazonを見ると6,000円前後の安価な左手デバイスはたくさんあります。
実際性能も良く評価も高いみたいです。
ただ僕の過去の性質上、欲しいものを妥協して手に入れた時って、結局我慢できずに買い直ししてしまうんです。
ここ数年やっとその性質がわかってきたので、最近は最初から欲しいものを買うようにしています。もちろん、財布の中身と相談してからです。
おかげで失敗は、だいぶ少なくなりました。
2.パスワードのテキスト登録
メリットにも書いてるやんとなるでしょうが、少し怖いと言った理由です。
LoupedeckはPCが起動状態だと、常に表示されています。
ということは、パスワードのショートカット設定したボタンがどれか知っていると誰でも解除することができるので注意があ必要です。
上の写真をよく見ると、どれがパスワードかすぐわかると思います。わかりやすいアイコンは絶対にやめた方が良いでしょう。
3.設定が面倒
カスタマイズ性が豊かゆえに、設定するのがとにかく面倒です。
難しいわけではないのですが、僕も4ページほど作るのに、3時間ぐらいかかりました。
設定の仕方のお勧めとしては、自分が何ページ目に何を登録したいのか、手書きでもエクセルでもいいので、最初に絵に描いておくと良いでしょう。
それを元にひとつずつ登録すると、幾分スムーズに設定することができます。
ごちゃごちゃしたくない人にはお勧めの方法です。
4.スワイプ
こちらは、デメリットというより操作性の問題です。
左右にスペイプすることにより、ページの切り替えができるのですが、はっきり言って反応はう○こレベルです。
スワイプしようとして、タッチパネルを誤押ししてしまいます。
ですので僕の場合は、4つの物理ボタンにそれぞれページを割り振って使用しています。これにより、瞬時に目的のページへ切り替えることが可能になりました。
ただし、4つのボタンなので4ページまでです。
それ以降はスワイプするしかないです。
理想はアナログダイヤルでページ切り替えをしたいのですが、そもそもそんな設定ができるのかよくわかりません。何か良いアドバイスがあれば教えてください。
Stream Deckとの違い
Loupedeckとよく比較されるのが、Elgatoの”Stream Deck”(ストリームデック)があります。
両者の決定的にな違いは、主な使用目的とターゲットユーザーが違うということです。
Loupedeckは動画や写真編集、音楽制作などのクリエイティブやユーザに向けに。対してStream Deckは、ライブ配信やゲーム実況などのデジタルコンテンツの制御と操作に特化しており、主に配信者向けに作られています。
エントリーモデルでは、価格の違いと物理ボタンの有無の差はありますが、Stream Deckの上位モデルには物理ボタンもあるので、両者にそこまで大きな違いはないようです。
見た目の好みで選ばれても問題ないかと思います。
まとめ
長々と書いてきましたがいかがだったでしょうか。
僕が感じた全体的な感想として、
・たくさんのショートカットが登録でき、効率的な作業を直感的且つ簡単に操作することができる。
・コンパクトでビジュアル的にも非常に良く、デスク周りをおしゃれに演出できる。
・設定が面倒で時間がかかるが、一度設定してしまえばその後の作業の時短になる。
こんなところです。
決してコスパが良いとは言えません。
それこそブログ程度にしかPCを使わない人にとっては、必要ないのかもしれません。ただ、ブログ程度といえども効率爆上がりすること間違いなしです。
購入したことをきっかけに、動画作業や写真編集をすることになっても全然良いと思います。
カスタマイズ自由ということは、可能性も無限にあるということなのです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。