見出し画像

サザンオールスターズの楽曲と共に我が人生を振り返る・その3

前回まで

4. 浪人時代(2004年)

ここまでこうして書き出してみると、
私がサザンの曲を特に聞いていた時期は
高校3年から浪人時代のように思います。

浪人時代の生活といえば
平日は9:00頃から16:00頃まで講義をうけ、
その後は閉館の21:00頃まで自習室で自習。
(テキストの予習と復習、模試の復習が中心)。
土日は模試がある日は模試をうけ、
そうでない日は午前中は家でのんびりしてから
午後は予備校に行って自習、といった感じで、
高校時代までとは打って変わって勉強ばかりしていました。
その割には浪人中は偏差値が高3後半と比べると伸びなかった気がしますが、
その甲斐あって、現役時代からの第一志望校に合格。
努力が報われた感じがして、人生のなかでも嬉しかったランキングベスト5には必ずはいるでしょう。

というように書き出してみると簡単なようにみえますが、
自分にとって、浪人時代の生活は本当に苦しかったです。
勉強一辺倒で、もう一回やり直すとしたら、
今みたいに筋トレをはさみながら生活を送るでしょう。
といっても、浪人生活自体、もう1回は本当に勘弁で
高校時代に戻れるなら、現役で大学に行けるよう勉強して、
現役で行ける大学に進学するでしょう。

そんな浪人時代のサザンの楽曲は、
アルバム「TOP OF THE POPS」(サザンではなく桑田佳祐ソロ名義ですが)
とアルバム「世に万葉の花がさくなり」。

まず、「TOP OF THE POPS」。
夏ごろまではdisc1の中後半あたりをよく聞いていたでしょうか。
特に浪人時代の夏の曲、と聞かれて挙げたいのは「悲しい気持ち」。
題名だけからだと失恋を表した切ないバラード調をイメージするかもしれませんが、
実際の曲調はサザン・桑田佳祐らしいポップで夏にあう爽やかな曲調。
サザン・桑田佳祐の曲の中で私の好きな曲ベスト5以内に入る曲だと思います。

そして、夏が過ぎると秋になり、気づいたら正月で受験本番。
夏が終わってからの時間の流れが早いと感じるようになったのは
この頃からでしょうか。
この頃よく聞いたのは「TOP OF THE POPS」のdisc2の中盤あたり。
特に「いつか何処かで」。
失恋ソングで哀愁を感じる曲調が自分の中で秋を思わせる。
そして、今思えば、
あの頃の自分は高校生活に対して何か未練があったように思われる。

次に、「世に万葉の花がさくなり」。
このアルバムは単純に自分の好きな曲が多いのもありますが、
特に挙げるとすれば「君だけに夢をもう一度」。
この曲の季節は夏の終わりか。
爽やかバラード調の失恋ソング。
こう見てみると、私が好きなサザンの曲は失恋系の曲が多いように思われる。
まず失恋の前の段階にすら到達していないのに。

5. 大学時代(2005~2009年)

大学に入ると、バイトを始めたことにより自由に使えるお金が増え、
かつ神器iPodを手に入れたこともあり、
聞く音楽の幅が広がり、高校・浪人時代と比べるとサザンの曲を聴く頻度は
下がってくる。

その中でもこの時期のサザンを挙げるとすれば
アルバム「キラーストリート」。

その中からまずは「BOHBO No.5」。
エロティック路線の曲で、私の中の勝手イメージでは「夜」の曲。
なので、この曲からは大学時代の夜を思い出します。
大学の飲み仲間と朝まで呑み明かしたり、
バイト先の人たちと、バイト終了後、
朝までアミューズメント施設で遊んだり。
(何故か卓球ばかりしてた記憶があります。)
今は病の影響もあり、夜通し何かをし続けることは不可能です。
大学時代は元気だったな、と。

そして、「ロックンロール・スーパーマン」。
何故かと問われたら答えられませんが、
キラーストリートの中で1番好きな曲です。
後々歌詞を改めて見直してみると、
この曲は桑田氏が自分自身を唄った曲なのではないかと。
爽やかな曲調で歌詞も共感できる曲です。

6. 2009年以降

大学を卒業した2009年以降は
大学院修士課程に進学して修了した後、
メーカーに就職するもそこでパワハラ等にあい
心身を壊して1年で退職。
その後は色々と転々として色々経験し、
ここ数年は一応落ち着いているのかな、といった感じです。

その間、学生時代ほどはサザンの曲には接していませんでしたが、
この曲を聴くとその時を思い出す、という曲を最後に2曲挙げます。

6.1 2016年・「アロエ」

こちらはアルバム「葡萄」より。
この頃は3つ目の職場。
例により体調を崩し長期休業となってしまい、
職場復帰に向けたリハビリプログラムを受けていた時期。
復帰したいという気持ちも強く、
復帰まであと一歩というところまで行けたが、
復帰直前で退職という選択肢を選んでしまった。何でそうなったかは今になって考えてみるとよくわからない。
今思えば、ここ復帰したいという気持ちは、早く復帰せねばという焦りだったように思う。
この類の病では、焦りが出ているうちはまだ時期早々。自分で自分を追い詰めていた。もっとゆったりした気持ちを持っていればよかった。

この曲の「勝負出ろ!」という歌詞が裏目に響いてしまったか。
しかし、この曲のタイトルがなぜ「アロエ」なのかは今もわからない。

6.2 2018年・「イエローマン」

こちらはアルバム「海のOh, Yeah!!」より。
この曲自体は1999年にシングルカットされたものであるが、アルバム収録はこのアルバムが初。
シングルカット当時の売上もサザンの他の楽曲と比べて振るわなかったとのこと。
確かに、サイケデリック色が強く世間一般的なサザンのイメージと異なる曲だが、私はサイケデリックなサザンも好きだ。
また実際に曲を聴いてみると何を言っているのかわからず、歌詞を文字で見ても意味不明だが、それがかっこいい。

2018年はWEBデザインの職業訓練校に通い、(何度目かわからない)就職活動をしてた頃。
とある知人よりHP制作を頼まれ、それをきっかにWEB制作をもっと学んでみたいと思っていたところ、たまたまWEBデザインの職業訓練校を見つけ入校。
訓練校では様々な制作課題が出され、こなすのが大変ではあったが、同時に自分にとってWEB制作は楽しいと思えた(特にコーディング)。やはり、何か形になるものを作り出すのが好きなのだと再認識した。

そして就職活動。ここは本当に苦戦でした。
WEBデザイン系の就活で欠かせないのはポートフォリオ。
私の場合、職を本当に短期間で様々な業種を転々としていたのでそこが足かせ。しかし、ポートフォリオをしっかりしたものにすればその足かせを軽くできると最初は考えていました。
しかし、今思い返してみると、大抵の会社は私のポートフォリオを見てもすらいなかったように思われます。
履歴書を出して面接に呼ばれるも、相手側の興味はその私のこれまでの経歴ばかり。私が気を利かせてそこを面白いように語れば良かったのでしょうが、自分の好きでこのような経歴になった訳ではないし、やはり面接では嘘をつけない。
そんな訳で就活は敗戦続き。

そんな中、どうにかとあるデザイン会社に就職するものの、実際入ってみると面接時の話と違う部分が多く、WEBデザイン・コーディングの仕事を与えてくれることは殆どなく、そのうちにまた体調を崩し退職。
職業訓練校で得たものを実戦で発揮出来なかったことは残念ですが、あれからもう数年経って今も使っているのは花火写真を合成したり風景写真から人を消すのにPhotoshopを使っているくらいで、
おそらくそれ以外は忘れているだろう。

7.自分の好きな音楽とは

好きな音楽。
曲自体が良いから好き。それもあると思います。
しかし、楽曲とそれをよく聴いていた時期、とある出来事等がリンクすれば、自分にとってより思い入れのある楽曲になると思います。
(中には出来事とリンクすることでトラウマソングになってしまったものもありますが。)

今回はサザンオールスターズの曲とともに人生を振り返ってみましたが、
人生の中の特定の時点だけに絞れば、
それらとリンクする楽曲がたくさん挙がるでしょう。
今後、それらを紹介することができればと思います。

気づけば2000字どころか
3000字を超える長文記事になってしまいました。
それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?