労働とか

何回か労働について話をしたように思うけど少し振り返り、端折りながらもどういう感じだったかまとめようと思う。

2022/10月頃からA型事業所にてメダカの世話等の仕事を開始。店舗を立て直し、いずれは任せたいとのことだったので喜んで引き受けた。
10月頃から春までメダカはオフシーズンとなり業務量も少なく、アクアリウムを長年趣味としていた私は誰かに教わることも指示をもらうこともなくこなせてしまう。夏前から店長不在がデフォルトになりシーズン中一人で業務を回すも宣伝不足により客は来ず、飼育コストと私の疲労と不満が溜まる。

その間もSNS発信やネット販売の再開、卸店の利用や魚種を増やす、種親の新規導入、B型さんへの指導等あらゆる事を一人で提案、実行してきた。

店長がたまに顔を見せたと思ったら、私がガキの頃からお世話になっている超有名店にメダカを卸していると聞かされる。私が卵から世話をしたメダカを私が上がった後に一切の断りなくだ。
いやまぁ商品なのだから売れてほしいし有名店に卸せるのは大変光栄な事だ。実際状態良く仕上げているので評判はかなり良かった。良かったが、本来はオーダーを貰い匹数を調整したり仕上げたりして卸さないといけない。それも私にとっては楽しみであり、世間でよく聞くところの「やりがい」だったはずだ。

卸しを始めたのが夏なもんで、「春からシーズン中はどれだけ必要だからね」という指示をうけていない私は来店客数を予想し店舗分しか生産していないので息切れは免れないと容易に想像できた。でも想像したって意味はないのだ。メダカを急かすことはできないからね…。

話を聞いてからは卸先へは私も在庫とオーダーを聞きに顔を出すようにした。メダカに関してはたった一年足らずの期間しか勉強できていないが、人生の半分以上を費やした私のアクアリウムが生み出した成果物を私の目で選び届けたかったから。

でも前述の通り10月には在庫不足。
それに加え、ややこしいのだが…
一般社団法人の事業所の一社員(店長)の一事業であるメダカ店の作業をするA型の私が、独断で卸先へ行ったり作業所から出る行為を実質禁止された。

なぜかというと事業所の方もスタッフが入れ替わり体制が変わったりめちゃくちゃだったのでそのついでに自由にできていた部分の見直し等が行われたからだ。

店長は来ない、スタッフはメダカ事業を何も引き継いでない、私は動けない……
卸先へは事業所スタッフが行くようになり、何もわからないまま数だけを私に伝えてくる。それを用意するのは無理だと言っても聞く耳を持たず「言われたらやらないといけない。メダカはたくさんいるのだから持っていくしかない」という始末。それは種親だバカタレが。

結果卸先には大変ご迷惑をおかけした。最後はめちゃくちゃ嫌そうな顔をされていた。当たり前だ。本当に申し訳なく思い、その後は友人に誘われて一回お伺いしたのみになっている。最悪だ。

そんな調子なもんで安定していた私の精神病も超悪化。体調不良により欠勤も増えた。さらに追い打ちをかけるように店長が飛ばされると告げられる。店はどうすんのさ。いや、命はどうすんのさ。

店が続くのなら店長が居なくなる事自体はなにも問題なかった。私が考え私が動けばいいと思った。でもそれは違う。それは最低賃金では出来ないと何かある度に散々伝えていた(書いていない事も色々あった)

結局店は続かなかった。
新しく来たスタッフや上長はメダカ事業を疎ましく思っていた。自分達がわからないものだから。おしゃれじゃないから。一応私という存在がいてしまったから仕方なく続けていたという感じだろう。

設備とめちゃくちゃになったメダカ達だけが残り、それを利用するためメダカがいるカフェをするらしいという方針になった。もう勝手にしてくれ……

とはいえ私も働かないといけないし切り替えてそれをサポートする姿勢を見せた。見せたのだ。(偉すぎる)







ニュースにもなったのだが四年に一度の法改正によりA型事業所の運営基準?だかが見直されそれに対応できない事業所が相次いで閉鎖した。閉鎖したのだ。

なんだって?本当に意味が分からない。みたせよ基準(笑)

実際閉所まで2か月くらいはあった。「B型で続けるなら900円出すけど月1の査定がある。欠勤が増えているので今のままだと900は出ないけど頑張れる?」と言われた。とことん舐め腐っているので机を蹴り飛ばした。

という感じでなんかもう悩んだことも積み上げたものも何もかも無駄となった(笑)鬱々とした気分も無くなった(笑)

結局、障害者ビジネスにうまいこと騙されたという話でした。任せるというのも嘘、立て直したいというのも嘘、900円も嘘。

市指定の相談員さんはもうあそこには人を紹介しないと仰っていた。あそこに行って良かった点はメダカの良さを知れたのと相談員さんとの繋がりを得られたことかな。


今は相談員さんおすすめの事業所を紹介していただいてオリジナルTシャツを作る仕事に「やりがい」を見出したところ。責任者の方もとても信頼尊敬できると思える人で安心しているし、もう職人やん(笑)と日々褒めていただいている。


残されたメダカ達はというと日々死んでいっているらしい。私が生産した命なので最後まで責任を果たせないのは今でも心苦しい。スタッフもさらに入れ替わったそう。生き物を大事にできない人間に障害者や従業員を大事にできるとは到底思えない。

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