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いぶし銀の龍さん

 今日はなぜか銀ちゃんの話ししたくなりました。
入院日記はまた明日から、続けますね。


 龍繋ぎをします


というお知らせを受け、OO寺の龍、いぶし銀の龍さんとつないでもらった。
"昔、修行中の僧を見守っていた、優しくて大きく立派な🐉さんですよ"
と、紹介された。

 修行中の僧かあ、、。
申し訳ない、私は修行もして無いし、僧でも無い。
日々だらだらと生活しているおばさんにつくなんて、宝の持ち腐れではないだろうか?
彼のブライドが傷つくのでは無いか?
私のやる気の無いのを見て、怒られるのではないだろうか?
と思っていた。

 何かお願いをする訳でも無く、自分磨きをする訳でも無い生活をしていたある日、
 なんか、最近、銀ちゃん居ないな
と思うようになった。
私は特別な能力は持っていない。
ただ、人より野生の感があるかな?くらい。
前は名前を呼ぶとそれなりに、いるような気がしていたが、最近、呼んでも来てない気がする。

  OO寺に帰ったな。
 
 私はOO寺に行くことにした。
銀ちゃんを迎えに行くつもりは無かった。
ただ、銀ちゃんがどんな所にいたのか見てみたかった。

 平泉は遠かった。
 
 本堂が右手側、不動明王堂が左手側、1番奥が広場。
なんか変。違う気がする。
確か、本堂はここのはず。私の野生の感が違うという。
"昔は、本堂はここにあったのですが、向こうに引っ越したんです"
なるほどね。

 ぐるっと見回す。
銀ちゃんは不動明王様のところにいる。と 思う。
そんな、気がする。

 不動明王堂に行く。
手水舎はできたばかりの竹製。竹?
壊れたか、龍の手水舎。
なぜか、絶対に龍の手水舎だったと確信があった。
 壊れてたのか、銀ちゃん。

 お堂を外から眺めてご挨拶。そのまま、そっと帰るつもりだった。
うーん。
違う。
なんか違う。
このまま帰る訳にはいかない。
投げなしの3000円握りしめて
"すみませーん。お祓いお願いしたいんですけど〜"
どうしても、お堂に上がって お不動さんに話しをしたかった。

 お祓いしてもらってる間、ずっと不動明王様に話しかけていた。銀ちゃんのこと。その他のこと。
 凄く寂しげに感じた。
そんな事思うのは失礼なのかもしれないけど、昔の映像が頭に浮かんで、修行している僧達がたくさん来て、賑やかだった頃の様子がみえた。

 お祓いしてくれた方に聞いてみる。
私 "ここに龍はいませんか?"
僧 "龍?あのまぼろしの龍?いませんよ"
  "よく、お不動さんの刀に巻いている龍ですよね。
   うちのお不動様の刀には龍はまいてません。"
私 "じゃあ、手水舎とか"
僧 "ああ、あそこは龍でしたが壊れたので、ああなりました。"
私 "他に龍は?"
僧 "ありませんよ。
   あ! あった。香炉が龍でしたね"

 そうかあ  ここだけかあ
香炉の前に立つ。

 銀ちゃん、不動明王様の側にいたいんだね。寂しくなっちゃったもんね。修行してる人も少なくなり、参拝してる人もほとんどいないし、🐉信じてる人もいないか。
わかったよ。不動明王様の側にいてあげてね。
でも、私に何かあったら来てね。
じゃあね。
ばいばい。

いぶし銀の銀ちゃんとはそれっきりだけど、この前神社に行く時
"オイ!!"
って起こしてくれたの銀ちゃんだった?

 守護霊さんか龍さんか私にはわからないけど
起こしてくれてありがとう。

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