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腱板断裂手術日記
自己紹介
初めまして、ネコ隊長です。
3年程前に 左肩腱板断裂により手術をしました。
ただ、がむしゃらに生きて目の前の生活に追われていた私が、初めてケガにより会社を休んだことで今まで経験したことが無かった "一人旅"をしたことによって、これからの人生を有意義なものにしたいなあと思っているおばさんです。
まずは、左肩腱板断裂手術の治療日記を書きます。
これから手術をする人の参考になれば良いなと思います。
日記なので、手術に関係のない人にも 読み物として読んでいただける物にしたいと思っています。
手術前日、入院 大雨予報
何かなあ
何か気が乗らなくて入院の支度が進まない。
中々準備ができず、娘におしりをたたかれ、この日を迎えた。
朝風呂入り、ゴミ捨て、洗い物をし、小雨の降る中 裏の駐車場のバラの鉢を移動して、小さな庭の隅っこで育てている家庭菜園の野菜達の様子を見て、、。
思ったよりサツマイモのつるが伸びていて、このままではつるに覆われてしまいそうなバラの鉢をまた移動して。
うーん、忙しい、忙しい。
こんなことは、前日までに済ませておくべきなのはわかっている。だか、当日の朝にせっせと動いている。
やりたい事が多すぎて、やり残した事ばかり。バラが胡蝶蘭が野菜が心配で、家から離れられない。予定では3週間の入院。この子達は大丈夫だろうか。もう一度見まわしてみる。
"入院なんて辞めたら?"
と誰かに言って欲しいが誰も言ってくれない。
"時間だよー!行くよ!"
そっちか、仕方ない。手術を決めたのは私だ。今さらに怖くなったなんて言えない。腹をくくろう。
車に乗って、よし、出かけようと思ったら、バッグを忘れた。入院の為の書類一式と保険証。ケータイにお財布まで。 もう、バカ じゃん。
病院に着くと、ハンコのいる大事な書類にサインとハンコしてない!
病室に行くと、マグカップと箸とフォークとスプーンを忘れた事に気づいた。もう!何だ?私は‼︎
気を落ち着かせて初めての病院の昼食を済ませ、歯を磨こうとしたら持って来た歯磨き粉 空だった。
1Fにコンビニがあるのでそこで買うことにした。バーコード決済にするとコーヒー無料、しかも今日まで。青のアイスコーヒー貰ってきた。
何だかな、、
今日は自分が情けない。
そんな中のちっちゃな幸せ。
このちっちゃな幸せでやっと一息ついた。
9:52 病院Pに到着
10:00受け付け予定時刻 さあ入ろうと思ったら体温測る機器が固まった。待たされると、また気持ちがめげる。 何が私の邪魔をしているとしか思えない。
病室はナースセンターから1番遠い部屋、女性4人の大部屋だった。私以外の3人は足を手術していた。各ベッドの横には車イスや松葉杖が置いてあり、部屋が少し狭く感じた。
今日はそのうちの1人、Sさんが手術だったので麻酔が切れてからその様子などを聴いた。全身麻酔、とにかく喉が乾くそうな。そしてSさんの話しでは
"痛いは痛いけど、ご飯も食べれるし、おやつも食べれるし、手術が怖かったけど、この位で良かった"
Sさん、とても元気そう。私もこんな感じだと良いな。