ネコノート虎の巻 スマホ撮影テクニック編 講師:ケニア・ドイさん
2024年6月23日(日)に開催された「譲渡率アップ!?猫の魅力を引き出すスマホ撮影講座!」のレポートをお届けします!
譲渡会や保護犬保護猫マッチングサービスにおいて、写真で魅力を伝えることはとっても大切です。そこで、譲渡率アップへ向けて、スマホで簡単に上手に撮れる技術を、ケニア・ドイさんに伝授していただきました!
講師プロフィール
ケニア・ドイ
1972年神戸生まれの日本人。大学を卒業後上京し、フォトレンタルスタジオ「六本木アートセンター」でスタジオマン修業を始める。 その後、コマーシャルスタジオでカメラマン勤務を経て、2001年にフリーランスカメラマンとして独立。 人物、商品撮影を得意としながら、いぬねこカメラマンとしても活躍。(雑誌「ねこのきもち」「いぬのきもち」等) 現在、黒背景のペット撮影会「ドイブラック」を全国で展開中。
【事前の準備】スマホの設定を確認しよう
撮影の前に、まずはスマートフォンのカメラ設定を確認してみましょう。
スマートフォンの機能「グリッド線」を活用すると、簡単に水平・垂直を意識した写真を撮ることができます!
▼ 設定方法は下のURLから確認ください。(Androidの設定方法も説明されています!)
【現場での準備】
1. 背景をすっきりさせる
写真をみる人の視線が散らないように、背景はできるだけシンプルにしましょう。なるべく余計なものが映り込まないように整理整頓すると、猫が目立つ写真を撮ることができます。
背景がおしゃれな場合には背景をいかして撮影してもOKです!
2. 自分の影が入らない位置に
写真に自分の影が入らないように気を付けましょう。照明とカメラと被写体である猫の位置関係がポイントになります!
3. 「ひかり」をうまく駆使しよう!
光の使い方で写真の印象を変えることができます。撮りたい写真や、そのときの撮影環境にあわせて「ひかり」をうまく駆使してみましょう!
【光の種類】
・順光:光が被写体(猫)に直接あたっている状態。
猫の瞳の色や毛の色など「色」をきれいに撮影することができる。
・逆光:光が被写体(猫)の後方からあたっている状態。
ねこの毛並みのふわっと感のある写真を撮影することができる。
暗くなってしまうことに注意が必要なので、カメラの設定で明るさを調節すると良いです!
・サイド光:光が被写体(猫)の横からあたっている状態。
陰影ついて、猫の立体的な写真を撮影することができる。
【電球の色】
・昼光色:冷たい印象になる。平面的な写真になりやすいので注意が必要。
・電球色:温かみのある印象になる。猫のふわふわ感が表現しやすい。
【撮影】猫を可愛く撮ってみよう
1. 猫の推したいポイントをとらえる
猫の魅力を引き出すために、その猫ならではの特徴や可愛いポイントに注目しましょう。まん丸なお尻や特徴的な模様など、猫の個性を捉えてみてください。
どこがその子の魅力かは、団体のみなさんが一番知っていることです!一枚で収めようとせず、何枚も撮影しながらその猫の魅力的なパーツを撮影してみましょう。
2. 猫の体勢にあわせてカメラの向きを変える
猫の動きや体勢に合わせてカメラの角度や位置を変えてみましょう。全身を撮影する際には見切れないこともポイントの1つです。
3. 人の目線ではなく、「猫の目線」にレンズをあわせる
猫の目線にレンズをあわせることで、人の目線から撮影したときにはだせない、迫力感のあるかわいらしい写真が撮れます。
Q&A
Q 黒猫の撮影のコツはある?
— 背景を明るくしてみましょう。暗い背景だと目立ちにくいので、明るい背景を選ぶとコントラストが生まれて、猫の姿が引き立ちます。
Q ケージの撮影方法は?
— なるべく明るい光を取り入れてみてください。ケージ内での撮影では、自然光や照明を使って明るさを確保すると良いです。なるべく、ケージの格子が影にならないように工夫して撮影しましょう。
Q 魅力的な写真を撮るためには?
— 自分が「いいな」と思った写真を参考にしてみましょう。お気に入りの写真を真似してみることで、構図や光の使い方のコツを学べます。インスピレーションを得ながら、自分らしい写真を撮ってみてください。
チェックリスト
講座の内容をまとめて、チェックリストを作成しました。ぜひ写真撮影する際の参考にしてみてください!
🐈 🐾
猫たちの魅力を知っているのは団体の皆さまです!
ぜひチェックリストを参考に、魅力あふれる写真を撮影してみてください♪
写真を通して、素敵な出会いのきっかけがたくさん生まれますように🍀
猫の推し活サービス「neco-note(ネコノート)」では、猫のお迎えや寄付ではない新しい“保護猫活動のカタチ”を支援しています。
また「保護猫のためになにかしたい!」という方へ、保護猫団体とのボランティアマッチングも。あなたの小さな一歩が、未来の保護猫たちの力になります。