妻の妊娠

 私は大学院生で、結婚しています。そして妻が妊娠中です(文学の授業であれば「この文章は筆者自信についてのもので、筆者が男性で、異性愛者である」という情報をここから読み取ってくださいと言うでしょう)。「学生なのに結婚しているの?」と思う人もいるかも知れませんが、結婚しています。周りでもちらほら聞きます。個人の事情は様々ですが、国立大学だと独立家計として認められ、学費免除が通りやすくなるとか……(私は国立大学の大学院生ではないので、正確な制度は知りません、間違ってたらサーセン)。

 で、妻の妊娠です。これを知ったときはすごくうれしかったですね。安定期に入る前に新型コロナウイルスの感染拡大が始まったのでまだ報告できていない人もいますが、うれしかったです。子供の泣き声にケツを叩かれながら博士論文を執筆することになりますが、とにかくうれしかったです。妻のお腹の中で動いてるのを触って、妊娠の大変さと幸せを日々感じています。

 あいみょんの『ハルノヒ』、みなさん聞いたことありますか?私はこの曲を聞くと泣いてしまいます。あいみょんて人生何周目なんだろうかと思う。『クレヨンしんちゃん』の映画の主題歌になった曲ですね。どんな未来でも夫婦で支え合って生きていこう、そして「大切を増やしていこう」という曲です。実家に帰った時に母が「あいみょんっていいよな」って言ってきた時には少し驚きましたけど。

 学生が子育てとなると、みなさんが気になるのはお金の話ではないでしょうか。私は某団体から毎月ある程度のまとまった額の奨学金らしきものを年限付きですが頂戴しているので自分の面倒は自分で見ています(これに関する話はいつか書きたいと思っています)。妻は勤め人なので、収入があります。これから産休・育休に入りますが、計算上はなんとかなりそう。余裕はないですが、じゃあ「これだけあれば何があっても大丈夫」なんて状況を待つのも時間がもったいないですし、そもそもその基準も人それぞれです。妻の妹はすでに母親になっており色々とお下がりをもらったりもし(てい)ます。というわけで、お金はなんとかなると思っています(します)。

 私(とおそらく指導教員)はお金よりも博士論文の執筆の進みを気にしているのですが、そこは体力でなんとかする気でいます。そう、大学院生で結婚している人はそこそこいるんですが、子持ちっていう人は周りにはいません(「周り」はごく私的な範囲を指していてるので、探せばもちろん子育て中の博士課程の人もいるはずです)。これから想像の5億倍くらい大変な生活が待っている、ということだけ覚悟しています。

こちらからは以上です。

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