砂糖の話
前の投稿でも書きましたが当店のお客さんのほとんどが砂糖とミルクを使わずにブラックでコーヒーを飲む。
たまに砂糖ミルクをくださいと言うお客さんの中にはブラックで飲まないなんて失礼で申し訳ないですと口にする丁寧な方がいるけど全然気にしません。
だって自分の好みと違うものを飲めないと思うのは当然やもん。
ご自身が美味しいと思う飲み方で飲んでください。
でもたった一口だけで良いからブラックで最初は飲んでみてほしい…という思いは強くあります(笑)
お客さんにとってはプライド高くてめんどくさいよな、コーヒー屋って…。
砂糖は頻繁に使われる。
理由はエスプレッソがあるから。
エスプレッソに砂糖を入れるのは飲み方の一つやんね。
海外の観光客のお客さんはもちろんよく頼まれるが日本人の方も意外と頼まれる。
特に私たちより一回り以上歳上のお客さんが頼むことが多い。
そしてエスプレッソを飲み慣れてる風がある。
経験値が違う。
そんな私は若い頃、悲しきかなエスプレッソをレギュラーサイズの濃いブラックコーヒーだと勘違いして注文し、後悔したことがあります。
歳上の友達が呆れながら店員さんにこのアホのエスプレッソにお湯足してアメリカーノにしてあげてくれと頼んでくれたのが良い思い出。
私にもそういう無知な時代があったんです。
そんなやつが今コーヒー屋を夫と切り盛りしてるなんて信じられないよね。
ということで砂糖はなんぼあってもいいんだが難しいのはアイスコーヒー用のガムシロップ。
お客さんにシロップくださいと言われるのは週に1回あるかないかくらい。
買ったら大量に余りそうだし買ってはいない。
前職のカフェでガムシロを作っていたのでそのレシピをそのままパクらせていただき作っている。
でも本当にごく少量しか作っていない。
お客さんたちにシロップおくれと言われなさすぎて私たちも存在を忘れ、気づけば使える日が既に過ぎていて捨てることもしばしば。
危ない危ない。
なのでシロップも私らの中でふわふわした感じ。
作る?作らない?すぐできるし頼まれてからにする?いやぁ…作っとこうよ…みたいな。
難しいやつです。
まぁガムシロなくても美味しいとか甘いとか感じてもらえることは嬉しいことですね。
それだけコーヒー自体が美味しいんやってことで。
前向きに捉えて毎度数グラム単位のガムシロを仕込む。