ムーンストーン邸殺人事件【ネタバレありマダミス感想】@等する会mini
概要
グループSNE
シリーズ:マーダーミステリーMINI
作:安田均、柘植めぐみ
プレイヤー:4人用
プレイ時間:90分
導入
20世紀半ば、アメリカ南部。推理小説好きのムーンストーン卿が稀代の名探偵4名を招いてパーティーを開催した。しかしその夜、卿が毒殺死体で発見される。
さあ、名探偵の出番だ。その頭脳をもってすれば殺人犯を突き止めるのは容易いことだろう。しかし中には身分を偽っている者もいるらしい。それは誰か?また卿が探偵たちを読んだ真の理由とは…?
全体的な感想※ここからネタバレあり
2024年10月19日にプレイ。4人用のボドゲがやりたくて呼んだメンバーでマダミスでも遊びました。
密談なしでマップからカードを引いていくタイプのシンプルなマーダーミステリー。調査フェイズでは同じ調査場所を選んだ人数により引けるカードの枚数が変わるので嘘をついて他の探偵を出し抜くのもアリですが、私の遊んだ卓では場所選択で嘘をつく人はいませんでした。
4人中3人が情報フルオープンタイプという卓だったので物語の全貌は早い段階でわかり易かったですが、犯人はひたすら情報を伏せていたので犯行についてはぼんやりって感じで終わりました。正直一人だけ情報伏せているので犯人やろなぁとは思っちゃいましたが、相手がマダミス初回の人だったので表に出ている情報だけで推理して導いた人を犯人として指名しました(そして外した)
マダミスぼちぼち慣れてきたかなーってところで遊んだので、推理小説好きの館の主が死亡、という時点で執事と卿が入れ替わっていて探偵たちを観察してそうだなーって予想はすぐできました。ただ予想外な方向へ飛んでいく作品にある程度振り回された後だと、このシンプルさが初心にかえれてよかったりしました(笑)
捻ったタイプのマダミスを遊びたい、エモい物語体験したいって時には満足感は低いでしょうが、そういう時にマダミスminiシリーズを選択しない気がするのでこの感じでよかったです。
担当キャラクター:ハードボイルド探偵ミスタールビーについて
ムーンストーン卿は名探偵を集めた、という話でしたが、どうにもミスタールビーの実情はそれにそぐわない様子。
赤毛でがっしりした体型の強面の無口な42歳。ぱっと見のイメージでハードボイルド探偵なんて呼ばれているが、実は死体が恐いし、女性と付き合うのも苦手。「ハードボイルド=冷酷非情」なんて言葉はとても似合いません。
そんな彼はムーンストーン邸で出会ったメイドに一目ぼれ。なんだろうこの気持ちは…となっている。正直42歳でそれはどうなのって思っちゃったのですが、男の人なんて幾つになってもそんな感じなのかもね。
いつもは無口すぎて寄ってきた女性が勝手にふられたと判断して離れていくそうですが、メイドちゃんに良い所見せたいなってガラにもなくやる気を出している姿は可愛いわねとも思いました。
私は無事初っ端の調査からメイドちゃんと二人きりになることができ、告白できた(できたとは言っていない)
いや、慣れてなくて言葉が出ないじゃねーんだわ!そこはちゃんと言えよ42歳男性!!メイドちゃんは察してお返事してくれたけど、彼女の正体は安楽椅子探偵さんの協力者だし、私の演じたミスタールビーは犯人外して屋敷や財産もらえないのでお付き合いしてもらえないかも…
いい女なメイドちゃんことペリドットちゃんが、シャイで無口な強面男を可愛いわねって翻弄してるのは正直いいかも、とは思うけどこんな情けない男放っておけばいいわよとも思ったのでした。
(もはや殺人事件もかつての強盗事件も関係ない感想となってしまった…)