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入院生活

12月の始めから、切迫早産で入院している。

お腹の張りが頻繁になり、急遽病院を受診したらそのまま入院になった。
入院セットは事前に作ってあったので、スムーズに入院できた。ナイス。

入院中は24時間毎日ずっと張り止めの点滴を流している。
薬剤は2種類使っているのだが、1つの副作用がかなりキツかった。
「妊婦ゴロシ」と呼ばれているほどで、使い始めは身体を慣らすために量を多めに流すのだが、あまりにしんどすぎて記憶がない。
インフルエンザ高熱時のような怠さ、意識朦朧、吐き気、ほてり、発汗、が身体を襲い、血管が異常に痛くなる。もうなにもしたくない。

今は適度な量を流しているし、副作用にはすっかり慣れている。人ってすごいね。

主にこの薬で張りを抑えているのだが、この薬が使えるのが妊娠34週いっぱいまで。
なので、34週5日というギリギリの日にちで予定帝王切開が決まった。
先生からそう告げられた日から、ぴったり3週間後だった。

3週間後に…?私が母親…?
いざ産む、となると全く実感が湧かない。
前まではあんなに穏やかで優しい気持ちで溢れていたのに…

必要な物の準備、術日や術後の流れの把握、先生からの手術の説明、と事が毎日進んでいく。

予定日より1ヶ月ほど早く産まれるため、子供はNICUという場所に入ることが決まっている。
しばらく入院なので、私は先に一人で退院することになる。

まずは穏やかに年を越したい。
とにかく母子共に無事でいたい。

点滴に結んだ安産御守りに毎日祈っている。