【ネタバレ】Mr.Childrenアリーナツアー『Miss you』仙台公演【ミスチル】

「Mr.Children tour 2024 miss you arena tour」Teaser

　Mr.Childrenアリーナツアー『Miss you』仙台公演に参戦してきました。昨年のホールツアー『Miss you』(青森公演)にも参加していたので、アルバム『Miss you』からの曲かぶりは避けられません。また、デジタルチケットを発券しての座席番号をみて、あまりいい席ではないのかなあとも感じていました……が、実際には曲数がかなり多く、曲かぶりはもちろんありますが、あんまり気にならなかったです。

　座席もステージ脇のブロックで、角度は急なものの遠くはなかった。むしろホールツアーよりもステージに近かったかもしれない。セキスイハイムスーパーアリーナという会場自体が見やすい会場というのもあったかと思います。俺がここに来場するのは2018年のツアー『重力と呼吸』以来ですが、一回でも来たことのある会場は勝手がわかっているのが良いですね。ツアートラックの位置も前回と同じ。

　ここからはセットリストを含むネタバレになりますので、参戦前でレポートは知りたくないという方はそっとブラウザあるいはタブを閉じてください(笑)

Mr.Children「ケモノミチ」MUSIC VIDEO

１．叫び　祈り
２．I MISS YOU
３．REM
４．アンダーシャツ
５．Everything(It's you)
６．靴ひも
７．Fifty's map～おとなの地図～
８．青いリンゴ
９．つよがり
10．Are you sleeping well without me?
11．Lost
12．アート＝神の見えざる手
13．雨の日のパレード
14．血の管
15．Party is over
16．We have no time
17．ケモノミチ
18．３６５日
19．記憶の旅人
20．The song of praise
21．End of the day
22．未完
23．終わりなき旅
アンコール
24．Hallelujah
25．優しい歌
26．Sign
27．In the pocket

Mr.Children 「REM」 MUSIC VIDEO

　ホールツアーよりは多いとは思っていましたが、27曲もやってくれるとは思わなかった。一方でホールツアーと同様に、1990年代のメガヒット曲はほぼ封印。イントロ代わりの『叫び　祈り』が終わると、アルバム表題曲ともいえる『I miss you』。前回のツアーではいつやるのか？いつやるのか……やらないのかーい！とツッコミ入れたくなったのが本音。それだけにさすがに今回の序盤にきました。

　アルバム『SOUNDTRACKS』でも節々に加齢の寂しさを匂わせる歌詞がありましたが、今作はその色がさらに濃いと感じます。でも……それでも頑張ろうぜ？リスナーやオーディエンスに向けて、そして桜井さん自身にも言い聞かせているようなアルバムであり、ＭＣだったように思えました。ＭＣで「長くやっているんだなあというのは、みんなの身に着けているシャツやグッズを見ても感じます(笑）」というのもありました。

　ＭＣは俺が参戦したミスチルのライブでは一番少なく短いかもしれない。その分を曲に込めているような。問題曲『アート＝神の見えざる手』ではピー音の部分で、大型画面の演出でもモザイクがかかる始末で、さすがに苦笑(笑)　この曲の歌詞はどこか『マシンガンをぶっ放せ』を彷彿とさせるものがあると思うのは俺だけでしょうか。好きな曲です。こういうのもっとくれ。

Mr.Children「３６５日」Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012

　大ブレイク期のメガヒット曲を封印とは書いたものの『終わりなき旅』はやってくれました（『Everything(It's you)』も）。アルバムの雰囲気とマッチしますし、今の桜井さん……ミスチルが伝えたいことでもあるのだろう、と。このセトリで、本編最後でサビを合唱しながら聴くと、涙腺が緩みそうになりました。沁みる。沁みすぎる。俺も「まだ限界だなんて認めちゃいない」ので頑張れています。

Mr.Children 「終わりなき旅」 MUSIC VIDEO

　往年のヒット曲を並べることだってやるつもりならいくらでもやれるでしょう。でも、「名曲保存会」なんてしたくはないんだろうと思えます。かつての人気バンドではなく、今を、これからを活きるんだ！そんな決意が今回のライブからも感じられました。「やれるかどうかはわからないけれど(バンド活動を)半世紀と続けられるように」と『半世紀へのエントランス』という一昨年のツアー名に言及する場面も。

Mr.Children 「優しい歌」 MUSIC VIDEO

　若手のバンドでも魅力的なバンドはたくさん出てきています。俺も米津玄師さんやKing gnu、Official髭男dismなども好きです……が、ツアーごとに毎度、札幌や福岡まで遠征してでも参加したいと思えるのはミスチルだけ。ずーっと、30年以上も聴き続けているから。それは変わらない。そんなモンスターバンドが、21世紀になっても、令和になっても「今をみせてくれる」。感謝しかない。ありがとう。