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暮らしと仕事の比重。【"北欧暮らしの道具店"のYouTube】


ご存知の方が多いと思いますが、暮らしにまつわるものやことを主に発信されている「北欧暮らしの道具店」さん。

ファンの方はきっとたくさんおられますよね!

私もその1人。大好きです!!

YouTubeもラジオもコラムも聴いて、見て、いつも楽しませてもらっているし、お買い物も時々します。


YouTubeは時間のある時にいつも観るのですが、少し前にアップされたこのYouTube。

佐藤友子店長と内田也哉子さんの対談。


特に終盤の対談、なんかじーんとしてしまったんですよね。



内田也哉子さんは、内田裕也さんと樹木希林さんの娘さん。


文筆家ということを初めて知り、早速図書館にあった本を借りてきました。

親と子が育てられるとき、というタイトルにも惹かれました。




特に気に入ったのはこの文章。

文章を書く仕事とかいろいろな仕事を依頼されることが増えてきた時期。
その一方で、自分が何をやりたいのかよくわからなくて、意欲も湧いてこなくて、これからどうやっていけばいいんだろうって悩んでいた頃でした。
ひとりの表現者として、日常生活をいかにきちんと楽しく味わうかが、とても重要なことを母は話してくれました。
当たり前の土壌があってこそ、表現する時に飛躍する面白さが見えてくる。
だから今は、むしろ主婦であることを思う存分、体験しなさい、と。

親と子が育てられるとき



この文章に非常に感銘を受けました。

欲しかった、ずっと探していた言葉が手に入った感じ!


まさに私も2児の子育て中、仕事と暮らしとのバランスに悩むことが多々あります。


しかも私の場合は不器用なもんで、仕事に集中し出すと仕事のことしか考えられなくなり。

それは性質みたいなもので無理をしても直らないかもしれないけど、自分がどういう状態だと仕事も家庭もうまくいきやすいのか。
また、仕事に偏りすぎていると感じた時にはどうすればいいのか、
ということをもっとちゃんと考えて知っておきたいなという風に思いました。


私は自宅で音楽教室を開いています。Instagram@neben.ashiya




やはり1番は「メリハリ」がキーポイントになるのかな、と今は思っています。

なにせ、仕事が楽しくてどんどんやりたいことが出てくる。

練習してみたい曲がたくさんある。
リトミックの指導案を考え出すと止まらない。
発表会やイベントの企画&準備。
本もたっぷり読みたい。新しいこと学びたい。
何かを学んだりインプットしたらアウトプットする時間も欲しい。
音楽について発信することで未来の生徒さまに何かを届けたい。
教室空間を季節に合わせて飾って整えて楽しみたい。
アコーディオンとカホンの練習もしたい。



そこに実働のレッスン、レッスン準備、ご新規の方や保護者さまとのやりとり、雑務。



音楽教師の仕事がメインである今、どう考えてもたっぷり時間があった方がいいし、レッスン以外の時間も仕事の手を止めようと思わなければいくらでもできてしまいます。


だから、仕事と暮らしのバランスを整えるために自分自身でメリハリを生み出す必要がある。


今実践しているのが

・子どもたちを迎えた後〜子どもたちが寝るまでは仕事しないこと(どうしても急用の仕事以外はしない。頭の中では考えてしまいますが…)
・レッスンのない日を作ること(月火は休み)
・レッスンのない週を作ること(月2~3回のレッスンに)


まずは月曜日に家事や掃除、つくりおきなど家のことをするようにしています。

これからの1週間を気持ち良くスタートできるように。

クイックルワイパーは大好きな家事の一つ。
1箇所にゴミを集めて、掃除機で吸うとスッキリ!
夫が子どもたちを送る日は少しゆっくり朝ごはんを。
ラジオ聴きながら洗濯畳んで。
家の気になるところを点検したり。
自分のお昼ご飯と同時に夜ご飯の仕込み。
長男の大好物、ちくわチーズ
あれば安心、具沢山のお味噌汁。


フリーランスなので休みはあってないような感じ。

家のやるべきことが一通り終われば、溜まっていた仕事をやったり、練習したり、本読んだり、自分の新たなチャレンジへの時間にしていて。


家と自分をフラットに戻すこの時間がとても貴重で大切。

体力も気力もない私は、この時間がとれないときっと色々なことがうまくいかない気がするのです。


自分の暮らしが安定していないと、いい仕事もなかなか生まれにくいんじゃないかと。

特にレッスンの仕事は対人。
演奏と向き合うのも根気が必要。

いいレッスンや演奏をするために整えたり、パワーを溜めておきたいなって。


寝不足、とか、家が荒れている、とか、家族と些細な言い合いになる、とか。

もちろんあります、そんな時。

子どもたち(2歳と5歳)もまだまだ手がかかるので、何かが起きるのは日常茶飯事。

だけど、家での暮らしが自分にとって安定したものになっていると穏やかにいることができ、負の連鎖が続く頻度や期間は確実に減るし短くなると思うのです。




昨年実施した教室アンケートですごく嬉しかった保護者さまからのお言葉を紹介させてください。

本当に嬉しかったです、ありがとうございます。


仕事を自分らしく頑張りながら、でも仕事に偏りすぎずのバランスでやっていきたいし、今回出会った内田也哉子さんの言葉をお借りすると、
表現者として日常生活の当たり前をきちんと楽しく味わう」ということ。

「暮らしを整える、安定させる」
そしてもう一歩
暮らしを楽しむ、味わう」こと。


よく聞く言葉だし分かっていたと思っていたけど、改めて大切にしたいことなんだと思い出させてもらいました。

意図せぬ文章との出会い、幸せ。


だから、本を読むことは続けていきたい。

春待ち、庭の様子。
仕事に偏りすぎているかな、と感じた時は
大好きな北欧暮らしの道具店のYouTubeをホッと一息。


それでは。

今日は長文になってまとまり切れているか不安ではありますが…

お読みいただきありがとうございました!

Marika.

Instagram@neben.ashiya

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