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2022年8月未来予想イベント「AIが大発展…これからのクリエイティブはどうなる?」
こんにちは、近未来予想図編集部の暮らしくんです。
「近未来予想図」では
少し先の未来はこうなるのでは?
ということを毎月、自由にブレストしながら、未来予想をエンタメとして楽しむ人が集まっております。
8月のテーマ「AIが大発展…これからのクリエイティブはどうなる?」
今回のテーマはAI画像生成サービス「Midjourney」が話題になったことがきっかけでした。
Midjourneyとは、キーワードを入力するとAIがそれに合った画像を自動で生成してくれるサービスです。
Discordというアカウントを作成し、上記リンクより招待を受けると誰でも簡単に始めることができます。
近未来予想図内でもサロンメンバーがいくつか絵を創って、共有し合っていました!
![](https://assets.st-note.com/img/1662640961115-Q3qIppNcI6.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1662641071102-G9yTz1Duu1.png)
いくつかワードを入れるだけでこんなにハイクウォリティな画像が作れてしまうのは確かにすごい。。
「将来、AIやロボットが人間の仕事を奪うのではないか」というテーマは、これまでも何度も議論されてきましたが、その度に結論としては「AIにも得意・不得意がある」「AIに代替される分野もあるが、人間の仕事として残るところもあるだろう」というところに落ち着いてきました。
しかし、今回Midjourneyがシンギュラリティ(技術的特異点)なのではないか!と言われるまでに話題になったのは、「人間の仕事として残る」とされていた「創造性・クリエイティビティ」の領域にAIが踏み込んできたように見えたからだと思います。
サロン主ののらえもんさんもAIについて不安を募らせていました。
私のようなおっさん世代はまだ逃げ切れるかもしれませんけど、自分達の子供世代になると、この現実からは逃れられなさそう。
漠然とした期待と不安の中で「のらえもんって存在がクリエイターとしては急速に陳腐化してしまうなこれは、子どもをどう育てよう?」と感じております。
そこで8月は近未来予想図のサロンメンバーみんなで
「AIが大発展した近未来、AIは何を担当し、自分は(もしくは子どもは)どう動けば良いのか? 働いていける?」
というテーマで考え、今回も14件もの尖ったエントリーがありました!
人類はAIに敗北しました。
今後は人力とAIとジャンルを棲み分けるべきなのか?
と言いたいところですが、今後は共生の仕方を模索するのが芸術表現としてはベターなのかなと思いました。
AIは「できる」けど、人間は「やる」。この「できる」と「やる」には天と地の差がありますよね。
など自分のエントリーがさらにブラッシュアップされるようなコメントが多く寄せられました。
8月のMVPはこちら!
カッパっパさん「たった一つの冴えた小説」
AI技術が進歩した結果、AIによるAIのための世の中が構築されていく様子を描いたカッパッパさんのショートショート!
小説というメディアを題材としたAIへの皮肉が上手く込められている過去イチの作品でした。ご本人からも掲載許可を頂きましたのでぜひ全文をご覧ください。
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![](https://assets.st-note.com/img/1662642074275-Z1nVMnOKdt.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662642084451-oCCfGZgx2M.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662780645591-fKJhF0ep47.jpg?width=1200)
今まで順位発表はDMMライブにて行われていたのですが、今回はoViceも利用して発表をしました!
oViceに関しては8/25~9/3の期間中サロンメンバーでログインして、ヒントを集めてApple AirPods Proを当てよう!という企画を実施しておりました。新しいオンラインコミュニケーションをメンバーと一緒に体験できるのも近未来予想図の楽しいところです!
最後の建築士
おっちーさんの投稿も非常に面白いものでした。
【最後の建築士】おっちーさん
・サマリー
最後の建築士というタイトルの通りですが、AIによるクリエイティブの進出が続き、「建築士」という資格がますます無意味になっていく、
建築家という肩書を持つ人物がイメージを生成し、それをもとに図面も自動生成される。そんな未来。
しかしAIが唯一できない事に「責任を取る」というものがありそのために形骸的に建築士の資格が残り続ける、というものです。
そんな中、唯一の建築士の資格保有者となり、名義上設計者として日本の建築の全ての設計責任を負っている建築士を取材する。
という近い未来のインタビューという形式にしてみました。
・実際AIと建築はどうなる?
哀しいことにかなり今の日本の建築業界を見ると相性が良すぎると思います。実際の精密な図面作成や法的、技術的な考証は学習すれば「ある程度」はAIが解決します。その「ある程度」でこなすのがコスパとして良くなり、どんどん普及していくことになるでしょう。
そして、図面生成だけでなく、メインのイメージやコンセプトもどんどんAIに作らせ、それを「ディレクション」する存在が台頭してくると思います。わたしはよく「建築家」を無資格で無責任で言いっぱなしの肩書と皮肉めいてきますが、ますますこの肩書が幅を利かせ。また図面の自動生成や自動で精査する技術も磨かれ、今のMidjourney大喜利を地で行くようになってしまうのではないか?と悲観的に思っています。
イグ・のらえもん賞を受賞したおっちーさんのエントリーはご自身の職業である「建築士」はAIの発展によりどうなっていくのかという予想。
AIのクリエイティブが進歩すれば、建築士という資格はますます無意味になっていく。しかし、AIは唯一「責任を取る」ことができない。
そうなったときに「建築士」という職業はどのような変遷を辿るのかを描いたエントリーでした!
おっちーさんのエントリーを読んだ方のコメントには、
AIの発展による技術的進歩は実は、社会体制を近現代へ退化させているような気がして、ハッとさせられました。
などといった意見も寄せられ、自分の職業や社会のマクロな動きについて思考を巡らせる機会となりました。
番外編
サロンメンバーからはMidjourneyに関してこんな意見も
Midjourneyは初手を完全にしくじった気がします。
前段階で匿名で何かのコンテストだったり、絵のイラストSNSや販売プラットフォームに出して存在感を出せばその影響力を発揮できたのに、ツイッタランドの承認欲求のおもちゃとして先に使われて、はいはいAIでしょになっていく気がしました。
最初は、バンクシーみたいに、謎のアーティストとして登場させておいて、後になって実はAIでしたの方が衝撃的だったということですかね…
Midjourneyは出方を誤ったんじゃないか。という意見があった一方で、
多分、Midjourneyは初手ミスってなくて、完全に大成功なんじゃないかと思うんですよね。
莫大に既存画像を学習させることは競合もやっているので、これからは依頼と評価のセットを莫大に学習させて改善していく勝負になるのと見てるのではないかと。
課金額も控えめで、あまり収益がでなそうですが、遊びで課金する人も大量にいるでしょうから莫大なサーバコストの足しにはなるんじゃないでしょうか。
多分、制度の向上とともに実用性があがっていき徐々に値上げしていくような方針なんじゃないかと。
これだけたくさんの人が面白がって生成してくれるは大成功なんじゃないかと。
Midjourneyは大成功だ。という両方の観点から議論も沸きだし、大盛り上がりの8月の未来予想イベントでした!
9月の未来予想テーマ
さてもう9月になってしまいましたが、今月のテーマは
「止まらない円安…どこまで進む?日本はどう変わる?」
円安はどこまで進むのか。各業界の経営者や弁護士、国に務める方、主婦の方など様々なメンバーの意見を楽しみにしております!
サロン会員も追加募集中です!近未来予想図では毎月旬の話題について、ちょっと先の未来を予想しています!
そんな未来予想エンタメに興味のある方お待ちしております!