2023年度陸自駐屯地モニターになるの巻(応募から委嘱式)



自分にとっての自衛隊

 近所に基地や駐屯地がなく身近な存在ではなかったためか、自衛隊に対してあまり良いイメージを持っていない地域で育ちました。確かに当時は、やんちゃばかりして手のつけられないような暴れん坊や家庭の事情で…といった人が自衛隊に入隊するというイメージを持っていた気がします。自衛隊に対して良い悪いなど何も思わずに脳天気に学生時代を過ごしていました。
 日々を過ごしている中で、大きな災害などの現場では全国から派遣された自衛隊の皆さんが懸命に活動されている姿を目にすることが増えました。返せばそれだけ災害が多発しているということなのかもしれません。日々訓練を重ねて「何か」が起きたときに対処できるように、愚直に懸命に努力してくれている存在を頼もしく、尊敬や感謝の念をも抱くようになりました。

自分が思っている自衛隊って、実は全然違うのかも知れない。本当の自衛隊を知りたい。

 イベントで私たちを出迎えてくれる隊員のみなさんは明るく元気に笑顔で親切に対応してくれるけれど、普段はどんな訓練生活をしているんだろう?自衛隊のことを知りたいと思ってもどうすればよいのかわかりません。しかも募集対象年齢をはるかに超えたただの中年一般市民が近くの地本に乗り込み、喰い気味に「自衛隊について教えて下さい!」なんてやったらドン引きされること間違いなし。どうやったら自衛隊というものを知ることができるのか?
 そんな中、ある駐屯地モニターをされたことのある方とお会いする機会があり、モニター制度を知りました。しかし、住んでいる地域には基地も駐屯地もなく、ただの自衛隊のファンなだけでは選考の土俵にすら上がれないんだろうと思ってほぼ諦めていました。実際応募してもダメだったし。基地、駐屯地モニターがダメなら防衛モニターだ!と応募してみたところ、たまたまご縁があり駐屯地モニターとしてお声をかけていただけたという運びになりました。

正門

いざ!令和5年駐屯地モニター委嘱式

 令和5年3月某日、4月1日にモニターの委嘱式が行われるというメールが届きました。委嘱状交付式のほか、隊員食堂での体験喫食もさせていただけるとのことです。当日持参する書類を何度も確認し、指折り数えて4月1日を待ちます。4月1日がなんと待ち遠しかったことか!
 委嘱式当日、恥ずかしながら実は練馬駐屯地には行ったことがなくこの日が初めての来訪でした。時間厳守の自衛隊、遅刻するわけにはいきません。早め早めの行動を厳!で30分以上も前に着いてしまい、散りゆく桜を愛でながら駐屯地周辺をウロウロ。それでもそんなに時間は潰せず意を決して正門の警衛の方に挨拶して受付へ。広報の方にあたたかく迎えられ、案内された正面の建物の会議室でしばし待つことに。早すぎてさすがに誰も来ていません。会議室には7名分の座席に名札と資料が置いてあります。自分の名前の名札を見たときは、本当にモニターになれたんだと実感し、ひとりジーンとした瞬間でもありました。これは夢ではないのです!駐屯地のナカ!そう簡単に入れないところです。ムラムラと好奇心が湧き上がります。あっちはどうなってるんだろう、こっちには何があるんだろう、ああ外に出て一周ぐるっとまわりたい!!のですが、そんなことをする勇気もなく会議室から出て自販機でお茶を買うことくらいしかできませんでした。とほほ。
 時間となり会議室に全員が集まりました。防衛モニター2名と駐屯地モニター5名、広報班長以下広報担当3名が会議室に集結です。まずは提出物と体験喫食代をお支払いして、広報班長から班長の来歴等自己紹介、次いで陸上自衛隊の広報ビデオから陸上自衛隊の活動内容、また広報活動の詳細などをご紹介いただく。広報用のビデオ以外の映像も見せていただき、大変興味深いものでした。

…と、ここまで下書きとして保存して、いろいろ思うところあって、続きを書くの保留にしていました。

つづきは次回に