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【なぁぜ】女性の服装における露出問題が解決しない理由【なぁぜ】
さてと、寝る前にSNSでもチェックしておくかな……えっ! なんとDJ SODAが!? ……しかも男だけでなく女からも?……可哀想に……せっかく日本に来てくれたのに……しかし、ディージェーソダ……誰?
おっと次も似たような話題だ……あら藤川らるむちゃん……その服で電車に!? ……なぁぜなぁぜ?……うーん意外とムズいな、どーしても発音すると「なーぜなーぜ」になってしまう……まぁいいか……にしても、フジカワラルム……誰?
ということで、年を追うごとにどんどんと登場人物が知らない人だらけになってきております。まぁ若い世代の文化が盛り上がっている証拠なのでいいんだけどね……。いやいや、そんな個人的なことはどーでもよい。本題は「女性の服装における露出問題がいつまでたっても解決せず、何度も繰り返されてしまうのはなぜか。とりわけ男女間の意見がいつも噛み合っていないように見えるのはなぜか」である。
さて、この問題にはいろいろな要素が詰まっており、どこに着目するかで意見が様々に分かれてしまう。だが、最もよく見る男性側の意見はコレではないだろうか。
「加害者が100%悪いのは大前提であり被害者はもちろん悪くない。だが性犯罪の被害にあわないためには露出が多い服装は避けるべきである。これは泥棒の被害にあわないために玄関に鍵をかけるのと同じことだ」
どうだろう、正論のように聞こえないだろうか? 実は僕もちょっと前までは同じような意見だった。「これなら被害者を責めているわけじゃないし、女性側も納得するだろう。これでこの問題は解決だな、めでたしめでたし」と思っていたものだ。しかしふと気づくと、以前の議論などまるでなかったかのように、全く同じ論争がしょーこりもなく勃発しているではないか! まさにデジャブ以外の何物でもないぞ! なぁぜなぁぜ? 解決したんじゃなかったの?
これには絶対に何かある。たしかに世間は大事なことをすぐ忘れるし、マスコミは対立を煽るのが自分の仕事だと思っている。だが、それだけでこれほど何度も同じ論争が繰り返されるものだろうか? というわけで改めて寝食を忘れるほど集中して考えてみた。……まあ結局のところ、ぐっすり&お腹パンパンというていたらくではあったが、それが逆に脳をバッチリ活性化したらしい。ついに気づいてしまったのだ! 思わず目を覆いたくなるような恐ろしい真実に……。
というわけで先ほどの男性側の意見に立ち返ることにする。実はこの中には大きな矛盾が潜んでいるのだ。なぜか? 最初に「被害者は悪くない」と言っておきながら、その舌の根も乾かぬうちに「着ていた服が悪い」と言っているからだ。噛み砕いて図式化するとこうなる。
「露出が多いと被害にあいやすいよ」⇒「今回も露出が多かったから被害にあったのかもね」⇒「つまり被害者にも落ち度があったということ」
これは前段の「加害者が100%悪いのは大前提であり被害者はもちろん悪くない」と明らかに矛盾している。にも関わらず男性側は「自分は単純に服装へのアドバイスをしただけだ」と思っており、被害者が悪いとは本当に思っていないのだ。おお、なんという巧妙な罠だろう。パラドックスの香りすら漂っているではないか……。
アタマにわざわざわかりやすく「加害者が100%悪い」と付けているにもかかわらず、なぜかいつも「被害者も悪いと言わないで!」と反論されるのが不思議でならなかったが、なんとこういうからくりがあったのだ。これで男女間の意見がいつも噛み合わない謎が解けた! めでたしめでたし……。と言いたいところだが、残念なことにこの意見にはもうひとつ問題が潜んでいる。
最後の「玄関に鍵をかけるのと同じ」という例え、実は「同じ」ではないのだ。なぜか? 確かに防犯という点においては同じである。だがよーく考えてみてほしい。「玄関に鍵をかける」という行為をしても表現の自由が奪われることなどないではないか。対して「露出を減らす」という行為は表現の自由が奪われることそのものである。そこに決定的な違いがある。女性にとって好きな服が着れないというのはものすごいストレスなのだ。多くの男性はそこに思いが至らない。
もうずいぶんと昔の話になるが、若い女性と雑談をしていたときのことだ。好きな服の話になった時、さも当たり前というようなさりげない口調で彼女はこう言った。「エロくないとかわいくない」。がーん! そーゆーことだったのか……。なぜ僕がその発言にそれほどの衝撃を受けたかというと、実はその少し前に雑誌か何かでこういう知識に出会っていたからだ。
「H・R・ギーガーがデザインしたエイリアンが、ココロの奥深くまで響くような強烈な印象を我々に与えるのは、男性器や女性器をモチーフにしているからである」
この時は「ああ確かに似ているね、頭の形とかね」と思った程度で正直あまりピンときていなかったのだが、彼女の発言を聞いたとき、はじめて「ああ、そういうことだったのか……。優れたデザインというのは必ずどこかでエロと繋がっているのかもしれないな」と腑に落ちた。当時は目から鱗がボロボロと100~112枚ほど落ちた記憶がある。ああいと懐かしき。そしてその考えは基本的に今でも変わってはいない。
「エロくないとかわいくない」。もちろん例外はあるだろうが、かなりの女性が意識的もしくは無意識的に感じているのではないだろうか。えっ何? エビデンス? うるせぇ、お前はひろゆきか! 何がエビデンスだ。お前はおとなしくエビテンでも食ってろ!……あっ嘘ですごめんなさい、やっぱりエビテンは僕が食べます。その右端の一番大きいのでお願いします。えっ塩で? なるほど粋な食べ方ですね、試してみます、ありがとうございます。エビデンスはいらないのであげます。
ということで、以上の二つの問題点に誠実に向き合うならば、必然的にこの結論が導き出されるであろう。
「女性が露出を控える必要などまったくない。かわいいは正義であり、しかもかわいいとエロは繋がっているのだから、むしろエロの要素を意識的にうまく取り入れるべきである。性犯罪の予防策なら探せばいろいろと見つかる。その中から自分が納得するものを選べばよいだけだ」
※ エビデンスはエビテンと交換したのでありません
ふー、さすがにこれで解決しただろう、めでたしめでたし。以後、同様の議論を繰り返すことは禁止です! 特に「玄関に鍵」の例え! メッですよ、メッ!
おっと、久しぶりに大声を出したからか今まで経験したことがないぐらいお腹がペコペコだ。もはやぺぇこぺぇこと言ってもいいぐらいだ。ついさっき天ぷらみたいの食べた気もするんだが……。まぁ良い。記念すべきnoteデビューを果たしたわけだし、ここはいっちょ贅沢に「みそきん」でもやっつけるとするか。なにしろめっちゃ濃厚でとにかく激ウマらしいからな。
……ところで「みそきん」ってどこで売ってるの?