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【私のマルチ失敗談】⑧新しい自分になれるという幻想を信じて

おはようございます。
こんにちは。こんばんは。

みると申します。

いつもお読み下さり、ありがとうございます😌

プロフィールにもあるように私は、
・元某MLM(ネットワークビジネス/マルチ商法)会員
(有名なA社、N社ではありません)
・登録期間約5年、登録メンバー0←
・残ったのは製品在庫と借金だけ

でした。
辞めてからも、いろいろ苦しむ場面もあります。

このことから、
ネットワークビジネス(マルチ商法)に関わって
かつての私のように苦しんでいるのに
なかなか辞められなかったり
大切な人がそうなって悩んだりしている方々に

私の失敗談から少しでもヒントを
提供できたらと、noteを書いています。

簡単な自己紹介と経歴
👉自己紹介&note開設理由|みる|note

前回までのnote記事
👉【私のマルチ失敗談】まとめページ|みる@私みたいになるな!|note

今回の失敗ポイントは、

  • 夢にとらわれてふわふわしてもう何も考えられなくなっていたこと

  • 違和感を感じながらもループから抜け出せなかったこと

だと考えます


新しい自分になれるという幻想を信じて

●前回までの登場人物や場所、あらすじ

  • みる…私。このnoteの著者。いじられキャラ・ドジな自分が嫌い。
    自己肯定感低い。変わりたい願望あり。当時20代

  • エミカ(仮名)…みるが大学時代に知り合い憧れを持っていた友人。明るく元気で自信家。Y社ビジネスの紹介者。当時20代

  • Y社…私が過去に登録し、ディストリビューターを務めていたネットワークビジネス(マルチ商法)の会社

  • ヒデオさん、フミコさん夫妻…エミカの両親。10年以上Y社ビジネスをやっている中堅会員。当時50代後半

  • キヨコさん…エミカ一家のアップライン(親分的存在)
    モデルのようにすらっとしていて、柔軟な考え方ができる女性。Y社で上位会員(月収数百万)。身内の看病等で、あまりビジネス活動できなくなる。当時40代

  • みる母…男勝りだけど心配性な一面も。Y社ビジネスに猛反対。

  • みる彼氏…大学時代からの知り合いで、SNSでの再会をきっかけに交際。
    みるといると楽しいけど、Y社をできれば辞めてほしいと思っている。


「一緒に頑張ろう!」と言い続けてきた紹介者エミカが結婚、出産。
そして新たに二人目のお子さんを授かり、エミカはほとんどビジネス活動ができなくなっていました。

エミカはY社が大好きで
「Y社のビジネスは私の天職だ!」「いずれはY社1本でいく」
とすら言っていたのに、
「私の夢はもう叶ったから、これからは手伝いに徹する」と宣言。
二人目の妊娠はおめでたいことなのに、この宣言があり素直に祝えなかった私…
友達ではなく、ビジネス仲間だからか…?
いや余裕がないから…?

エミカの両親のヒデオさんフミコさんに
面倒を見てもらうことになるも、
セミナー、イベントへの参加確認の際の一言一言に圧を感じていました。

違和感や「楽しくないかも…」という気持ちを感じつつも私は、猛反対する親に黙って海外イベント参加という愚行を実行。
イベントで感化され「私はできる!」「そのうちお金も入ってくる!」と信じ切っていました・・・。

●みる彼氏、地方に転勤。遠距離に。

ここで少しプライベートの話を。

ある日、彼が地方に転勤することになりました。
(身バレを防ぐためどこかは非公開です)

前々から「ステップアップしたいから、転勤の話があったら応じるかも」と言われてはいましたが、それから数か月後、本当に転勤になりました。

新幹線を使えばそんなに遠くない距離なのですが、最初は会う頻度も減って寂しさを覚えました。
彼は慣れない土地での一人暮らしや仕事で、もっと寂しかったし不安だったと思います。

でも一方私は、Y社ビジネスにその分集中できる!という気持ちもありました。
(はい、ばーーーーーーか)

そんな感じで彼とは遠距離になりました。
振り返るとこの時、彼が転勤になってお互い1人の時間が増えなければ、
私が早くY社を辞めるか別れていたか、未来は変わっていたかもしれません。

●なりたい私になりきり、新しい人脈を作る

私や紹介者エミカ一家の親分的存在であったキヨコさんが
家庭の事情でビジネス活動が難しくなって以来、

キヨコさんの親友であるカンベさん(仮名)という40代の男性が親分的役割を務め、まとめてくれていました。

カンベさんも上位会員でキヨコさんの紹介で入会し、ヒデオさんフミコさん夫妻を紹介したのだそうです。
あまり多くは語らないけれど冷静で穏やかなイメージでした。

ヒデオさんフミコさんとはもちろん、カンベさんとも連絡を取り合ったりセミナーやイベント後話したりする機会もありました。

カンベさんからは
「なりたい自分を演じながら、他の人にY社のことを伝えてみたら?」
「新しい人脈を作ってみてはどうかな?」
とアドバイス、提案がありました。

「今までの自分を知らない人のところに飛び込んで行ったら、状況も変わるんじゃない?」と。

確かに!!!
と思った単純な私は、SNSや交流イベント朝活に参加したり、落とし物を拾った方にも声を掛けて仲良くなろうとしたりしました。

イベントで、他のグループの女性の方が
「毎日3人に名刺を配るのをルーティンにしています♪」
と話していたのを聞き、
3人とまではいかなかったですが、交流のきっかけを持った人に名刺やフェイシャルエステ宣伝のチラシを作って渡したこともあります。

※ちなみにこの名刺を渡していると話していた方は
ノルマがあると燃えるタイプで、
歩合制の営業や接客の仕事を数々経験してきたプロでした。

何事もやり方に向き不向きはあると思います。
ちなみに私には不向きでした。全員に変な顔されて終わりました(笑)

行動の結果、何人か繋がりを持ったり食事やお茶に行ける機会もありました。

よし!さすが新しい私!

と思っていました。

この後、更に面倒くさいことになるとは知らずに。

●もう既に”何か”やってる人たち

結果から言います。

新しい知り合い、友人となってくれた方々も
他社のネットワークビジネス(マルチ商法)だったり
宗教などをやっている人でした。

結局ね。だよね。

いろんなことをいろんな人から言われました。

「みるちゃんは絶対うちの会社の方がいいよ!」
なんで?私の何を知ってるの?

「フォローするから!」
フォローするなんて、最初だけでしょ?
ある日、自立しろとか言って放置してくるんでしょ?
どうせイベントに参加強制してくるんでしょ?

「初期投資たった15万でいいんだよ?」
私にはもうそのたったの15万を払う経済力もないです…
と内心思いましたが、Y社のビジネスが上手くいっていないとバレたくなくて言えず「Y社の製品に使いたいんで…」とか言ったと思います

Y社の暗黙のルールで
「他社の人に出逢ったら、お互い頑張ろう!で終わり。話は聞くな」
「お互いに登録し合おうと持ち掛けてくる話にはのるな」
というものがあったので、
私はかたくなに拒否しました。

そうすると
「ふ~ん…頭固いね。」
「これからの時代やってけないよ」
「掛け持ちでやってる人なんていくらでもいるのに」
などと、わけのわからない捨て台詞を言われたりしました。

あんなに熱心に話してた数分前のアンタどこ言ったん?
と今なら言ってやりますねw

そういう人たちが
「あなたのためだから」感を出してくるのがまた嫌でした。
結局「自分のため」ですよね。

でも、だんだん思うのです。

「私も、今まで声を掛けた人にこう見られてるってことかな。こういう仕事してるって思われてるのかな…」
と。

それでも「Y社は違う!」と信じていました。

Y社では製品のことや会社のことだけではなく、ビジネスの進め方なども教育するセミナーもあり、そこで学んでいたからです。

前に他社でネットワークビジネス(マルチ商法)をやっていた方たちは、このセミナーの内容を「素晴らしいノウハウだ!」と言って、ヒントをつかんで昇格していきました。

そのセミナーの通りに、と思うと上手くいきそうな気がしてしまうのですが、人の気持ちは生ものなのでなかなか上手くいかない…。

それでも「何回も失敗して傷ついて、それでみんなやり方を覚えていくんだ」と教えられます。

Y社で成功している人は、それでみんな上手くいったのかもしれません。

ネットワークビジネス(マルチ商法)経験者でなくとも、「セミナーで学んだとおりだった!やっと気づいた!」という人もいました。

でも、失敗して傷ついて覚える前にゲームオーバーを迎えてしまった私みたいな人もいるんです…。

そんな私も日常のコミュニケーションに、そのやり方セミナーでの要素を活かせている点はあるので、全く意味がなかったわけではないかもしれませんが…それにしては時間もお金も失いすぎました。

………………………………。
海外イベントで感化されたというより、
多分ごっそり頭のねじが抜けたんでしょうね。
外国のどこかで道にねじが落ちていたら、
私の頭のねじかも…。(笑)

「できる」と信じることは大事ですし
気持ちで乗り切れる場面もありますが、
そうでないこともあります。
見極めるの大事!!!


やってみて上手くいかなくて落ち込んで、またセミナーやイベント、ミーティングで感化されて、「できる!頑張る!」と張り切って、また活動して撃沈…

「先行投資」と言われて、製品・セミナー・イベントにお金を使う
お金は出した分上手くいって返ってくると信じて…

私は、この悪循環から2年ほど抜け出せませんでした。
ついにそれが最悪の事態を招くことになります。


ここまで読んでくださりありがとうございました。

何かヒントになれば幸いです。

………ヒントというか…もう…私があほすぎて怖さは伝わってますよね…(´;ω;`)

もうすぐクライマックスです…(´;ω;`)

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