【番外編①】マルチ商法にハマって自然派・陰謀論思考だった女が新型コロナウイルスワクチン接種を決意するまで
こんにちは。
いつもは、マルチ商法にハマった失敗談を書いていますが、今日はそこから派生した話題について書いていきたいと思います。
それは、
新型コロナウイルスのワクチン接種を決断した話についてです。
え…………………???
まさか、まだ打ってなかったの???
いまさら???
いやいや、もう世間は4回目とか小児の接種の話してるのに…
そんな声が聞こえてきそうですね🤣
おっしゃる通りです。。。
言い訳になってしまいますが、ちゃんと理由もあります。
私が新型コロナウイルスワクチンを今まで打たなかった理由
1.マルチで盲信してしまった陰謀論・自然派思考などの偏った知識で頭が一杯だった
マルチ商法時代のセミナーで、
食品添加物や化粧品の化学物質による害の話が、よくされます。
何故なら、自然なもので作ってあると言われている自社の製品を売るためです。
トップリーダーが、そういう情報を発信している某ドクターと意気投合し、会員向けに講演が開かれるようになり、
薬やワクチンについても「効かないし有害」ということが、次第にセミナーやイベントでも声高々に叫ばれるようになりました。
私は、過去に抗不安薬を飲んでいて、それが効かずマルチ商法の会社のエナジードリンクを飲んだら元気になれたことから、薬に不信感を持っていたので、これを信じてしまいました。
また、勧誘時のトークにも役立てたいと、自然派や陰謀論と言われる考えの本を読み漁りました。
しかしワクチンについては、
生物学を基礎の基礎だけかじっていたこともあり、
最初は
有害?何言ってるの?
抗体を作って、病気から守ってくれるものでしょう?
と信じられませんでした。
しかし、トンデモと言われている医師たちのいわゆる告発本 を読み、ワクチンに入っている添加物やワクチンの重篤な副反応と思われる事例の論文を引用した文章と画像などを目にして、次第にワクチンも恐れるようになりました。
当時、医療関係施設で助手をしていたため、
毎年のインフルエンザワクチンは欠かさず、
はしかが流行った時期にはMRワクチンを打ちました。
どっちも接種後、発熱したり胃腸炎になったりしました。
偶然かもしれませんが、ワクチン恐怖症になっていた私は「きっと、ワクチンのせいだ…!」と、余計にワクチンを恐れるようになりました。
その後、マルチ商法を辞めて、
もうマルチ商法やってた頃のことは忘れよう。
健康について、一度頭を元に戻して勉強し直そう。
と思い、数年経った頃にコロナ禍となりました。
Facebookを開くと、元所属会社の会員たちが
「マスクを外そう」
「コロナは風邪・存在しない」
等と主張していました。
「はぁ…。あの人たちって、あまのじゃくなんかなぁ。世間の常識を否定して、不安を煽って、それで反応があったらどーせ勧誘に繋げるんでしょ…」
「何で私はあんなところにいたんだろう。
何で、こんな世界がキラキラして見えて、5年も信じてしまったんだろう…」
と思い、私はため息をつきました。
マルチに無関係だった人が
「これを見て!お願いだから!みんな気づいて!」とリンクを書き込み
コロナは風邪、マスクは有害!
とSNSに上げているのを見ても、
そんなわけないじゃん。
じゃあ、咳とか熱とか初期症状は風邪みたいかもしれないけど、重症化して呼吸困難とか、後遺症で味覚障害、嗅覚障害になる病気の
どこか風邪やねん!!!!!!
と思っていました。
しかし、コロナワクチンの登場により、
私の思考はトンデモに引き戻されていきそうになります。
2.どうしようか迷って、エコチェーンバー現象
昨年の6月頃~、
新型コロナワクチンの職域接種などがありましたが
その頃私は、妊娠初期でした。
つわりは結構辛く、水も戻してしまうときもありました。
もちろん、この時点ではワクチンは打てないと思い、職場の上司に「職域接種どうする?」と聞かれても
「今は、やめておきます」と答えました。
その後、私の元所属マルチ会社とは無関係の知人友人2人ほどからも
「打たない方がいい!」
「流産するよ!」などという声を聞きました。
私はすごく不安になり、マルチ商法時代に信じていたワクチンの害について思い出すようになりました。
月日は過ぎ
デルタ株が猛威をふるう少し前のこと、
医療関連の仕事をしている友人と会う機会があり
妊娠を打ち明けたら
「おめでとう!!
でもコロナ禍で心配だよね…
早くワクチン打ちたいでしょ?」と言われました
私は正直に「そうだね~。でも、新しいタイプのワクチンだから、悩んでるんだ~。
打たないで重症化しても怖いけど…」
と話してみたら、友達は
「あー、迷ってる人もいるよね~。
同期の産休入る前の子が打ってたけど、何ともなかったよ!旦那さんの方が副反応酷かったみたい(笑)
ちなみに私もお先に職域で打ったけど、全然元気だよー!」
なんて、話をしてくれました。
それでも怖い。
どうしよう。
まぁ、考えると怖いから、接種券きたら考えればいいよね。
と考えやり過ごしていました。
それからしばらく経った頃、
コロナが重症化した妊婦さんが早産になり、
赤ちゃんが助からなかったという悲しいニュースを知りました。
元々メンタル不安定で、妊娠中さらにナイーブになっていた私は、ニュースを聞き涙が止まりませんでした。
同じ事態を防ぐため、各地でも相次いで妊婦さんのワクチン優先枠が設けられて、
怖いけど、ワクチン打つしかないかな…。
と私は考え始めました。
そうだ、不安なら、調べてみよう。
と、ネットや本を探し、推奨、反対どちらの意見も集めようと思い情報収集していました。
しかし、
「流産、死産が増える」
「副反応の熱のせいで死産に…」
「授乳後に赤ちゃんが、川崎病のようになって助からなかった」
「接種した人がいきなり倒れてそのまま…」
「打ったら2年後に死ぬ」
など、文字や画像が出てきて
嘘だろうと思っても、トラウマのように脳裏にこびりついてしまいました。
やっぱり、やめようかな…。
流産なんて嫌だもん…。
でも。コロナもこわいな。
マスクと手洗いうがいとか、感染対策すれば、
つわりおさまった後も、お出掛けを我慢すれば大丈夫だよね…
と、私はコロナワクチンは見送る方向で考え始めました。
夫もYouTubeにハマっていて、
陰謀論などの考えを見て、
同じくコロナワクチン接種を迷っているようでした。
私には、「無理して打たなくて、様子見でいいと思う」
と夫は言っていました。
かかりつけの産婦人科で相談したら、もちろん
「打った方がいいと思うよ。重症化したら大変だから」と言われました。
義務付けられたり、健診の度にしつこく聞かれたりはしませんでしたが…。
そうだよね、打った方がいいよね…
かといって、接種してお腹の子に何かあったら怖いよ…どうしよう
私は1年前から暇さえあれば、ワクチンについて悩んでいました。
接種券がきても決意ができず、
胎動がわかるようになったら…
外に出ても医療の助けがあれば生きていけると言われている22週になったら…
臨月になったら…
と、どんどん先延ばしにしていました。
でも、そんな私の考えを徐々に変える出来事が起こります。
長くなったので一旦切ります。