新豊橋(東京都)|グッドデザイン賞「建築・環境デザイン部門」受賞
歴史と品格のある隅田川に調和する斬新なデザインの提案
東京都足立区と北区を結ぶ新豊橋が、2007年3月に開通しました。本橋は、隅田川を渡河する32番目の橋長105mの橋梁であり、当社は本橋に関する「詳細設計」、「景観委員会の運営」、さらには「架橋工事監理」を担当しました。
江戸時代以来、市民に親しまれてきた隅田川には、様々な橋が架けられており、水上バスが運行されるなど東京の名所の1つとして広く親しまれています。なかでも、関東大震災からの復興時に帝都復興局によって架けられた永代橋、清洲橋などが重要文化財に指定された橋梁群は、現在も隅田川のシンボルとなっています。このような往時の橋を見習い、現代の都市景観に調和した後世に残る新しい橋を目指し、学識経験者、地域住民代表、独立行政法人都市再生機構などで構成された「隅田川渡河橋景観委員会(委員長:篠原 修 政策研究大学院大学教授)」にて本橋のデザインが検討されました。さらに、地域住民への説明と意見交換も設計の進捗に合わせて実施されました。
所在地:東京都足立区~北区
発注機関:独立行政法人 都市再生機構 東京都心支社