【動画省察文】【名言集】陰謀論者を論破できる引用句集【VOICEPEAK】

復旧に合わせて動画をやっつけようと思った次第です。
で、さっと取りかかれるネタはこれくらい。

カモ1「どうも皆さんこんにちは。カモですよお。」
キウイ1「キウイです。」
カモ1 (2)「さてえ、、様々な引用句を紹介する。当チャンネルですが、」
カモ1 (3)「動画の更新が空いてしまいました。すまねえです」

ほんとすまねえです。

数字が雑に割り振られているのは、キャラごとにパラメーターを割り振って、多少は喋りに色味をもたせようとしているため。あんまり違いはわからないけど。

キウイ1 (2)「ごぶさたあ。」
カモ1 (4)「まあ、色々ありましてねえ、」
カモ1「百エーカーの森の住人くらいには忙しくしていたものでして。」
キウイ1 (3)「川に流れる小枝を見つめたりと大忙しさね」
カモ1 (2)「そんなふうに」
カモ1 (3)「入り浸っていた遊び場が
閉鎖されてたりしたんで、」
カモ1 (4)「動画でも作るかあと思った次第でしてえ、」
カモ1「というわけで今回は陰謀論に関する引用句ですよお」
キウイ1 (4)「うぬ」
カモ1 (2)「みなさんも、湯呑みの茶渋を落としているときとかにふと思うでしょう。」
カモ1 (3)「ああ、陰謀論者を論破してえなあって。」
キウイ1「ありがちよね。」
カモ1 (4)「でねえ、それを紹介する前に前提としてね。」
キウイ1 (2)「なんでい?」
カモ1「陰謀論入門を呼んでみますとね、著者のジョゼフ、ユージンスキは、」
カモ1「陰謀論者を、論破したり説得したりできたらいいなと思って
本を書こう思ったけど、無理ぽ。すまねえ、って言っていました。」

魔法の弾丸や解毒剤となる答えを差し出せたなら良かった。しかし、それは叶わぬ願いだ。もしかしたらいつの日かそうした修正が可能になるのかもしれないが、今のところ私たちできるのは、せいぜい他者に共感する事くらいだろう。

── ジョゼフ・ユージンスキ『陰謀論入門』

キウイ1 (3)「ゆゆしおすなあ。」
カモ1 (2)「これは陰謀論者に関わらずなんですが、」
カモ1 (3)「とかく人間というものは、答えを決めてから根拠を探す傾向が強い生き物なのです。しまいには、情報をお好みで選ぶ始末」
キウイ1 (4)「かくしょおばいあすってやつよね」

否定より肯定に心を動かされ、喜びを覚えるのは、人間の理解力に特有の絶え間ない誤りである。

── フランシス・ベーコン

カモ1 (4)「MRIで確認してみると、支持政党に関するニュースを見た時、」
カモ1「肯定的なニュースと否定的なニュースとでは、情報を処理する脳の領域から違うらしいですからね」
キウイ1「根深えことこの上なし」

カモ1 (2)「だからねえ、いくら、馬鹿げたことは何人が支持していようと馬鹿げているってなこと言っても駄目なわけです。」
キウイ1 (3)「せんないこってす」

馬鹿げたことを五千万人が言っていても、それはやはり馬鹿げている。

── アナトール・フランス

カモ1 (3)「それどころか、後押ししてしまうことになりかねねえのです」
キウイ1 (2)「後押しってえと?」
カモ1 (4)「それは陰謀論だ、作り話だあと言って排除しようとするのは、
陰謀を隠そうとしているからだ。これこそ陰謀の証拠だあ、」
カモ1「なあんて論法はもう、ジョブズ落語,砂糖みず、くらいによく聞く話ですよ。」
カモ1 (3)「批判したら、確信を深める材料にされるんだからあ驚きだ」
キウイ1 (3)「もう鉄壁の理屈じゃんねえ」

残念なことに『陰謀論』という言葉を広めて、陰謀に対する信念を嘲ったり敵対視したりするCIAのキャンペーンは、歴史上もっとも成功した宣伝活動戦略であると高く評価されるに違いない。

── ランス・デヘイヴン・スミス

カモ1 (4)「もはや、信じている人に説明は不要で、信じていない人にはどんな説明でも不十分ってえことなわけで」

信奉者に説明は不要であり、非信奉者にはどのような説明でも不十分だ。

── 映画『聖処女』

カモ1「一度虜になった括弧付きの、真実、からはなかなか抜け出ることができないぞと。」

ひとつの明々白々たる事実がある。人間はつねに自分が真実と認めたもののとりことなってしまうということだ。なにかをひとたび真実と認めてしまうと、人間はなかなかそれから自由になれない。

── アルベール・カミュ『シーシュポスの神話』

カモ1 (2)「そもそもね、普通の人でも考えを変えるってのは難しいことなわけですよ。」
カモ1「おバカなひとや、お墓の人だけじゃなくてね」
キウイ1 (4)「おぅおう……」

愚か者と死者だけが意見を変えることはない。

── ジェイムズ・ラッセル・ローウェル『書斎の窓』

カモ1 (3)「だからね、陰謀論者は愚かだとか、
稲妻がちゃんと分配されていないとかあ、ひどいこと言っちゃいけませんぜ」
キウイ1「トウェインのオジキはエッジが効いてなさる」

問題は愚か者が多すぎることではなく、稲妻が適切に分配されていないことだ。

── マーク・トウェイン

カモ1 (4)「それにねえ。いろいろ眺めての理解として、陰謀論者の気持ちもよくわかったのですよお。」
キウイ1 (2)「ほほう」
カモ1「もと陰謀論者で、現在は脱陰謀論の啓蒙活動をされているブレント、リーさんは、陰謀論は答えを与えてくれるものだと仰ってます。」
キウイ1 (3)「答えねえ」

陰謀論によって現実に対処することは難しいが、少なくとも答えを与えてくれる。

── ブレント・リー〈「BBC」インタビューより〉

この前、陰謀論者ウォッチャーのトークショーに行ったら、あまり陰謀論者に寄り添う視点がなくってちょとかわいそうに思えてきた。

カモ1 (2)「ほらねえ。われわれは、宇宙の中心でさえない銀河の、中心でさえない星系の、中心でさえない惑星のどっかで慎ましく生きることを強いられているわけじゃないですか」
キウイ1 (4)「想像すると宇宙ヤバイね。想像できないけど」

宇宙は敵対的でもなければ友好的でもない。それはただ無関心なのである。

── J・H・ホームズ

カモ1 (4)「そのすみっコの存在として、おのおの意義を設定していくのも大変だと思うのですよ。」
カモ1「特に、何ごとも続かないだけならまだしも、そんな何者でもない人生を甘受できない人にとってはね」
キウイ1「動画投稿を継続できないようなあ奴とかねえ」

 なにか一点明察なる目標があれば、私にも精神の強さが宿るだろうに、なかなかそうはならない。
 私が陰謀論者特有の惨めさを兼ね備えながらもそちらに転ばないのは、論理的思考というよりは、ただただ熱心さが欠けているだけのような気もしてくる。

カモ1 (2)「この世に起きる何ごとかには、理由があってほしいと思ったりもするのですよ。」
カモ1 (3)「目の前を黒猫が通り過ぎたら、何か意味があるじゃないかとかね。」
キウイ1 (3)「ぬこが歩く姿はめったに見られないですものねえ」

黒猫が人の前を横切ったとしたら、猫がどこかに行こうとしていることを暗示している。

── ジャック・オーキー

こういうウィット本当好き。

カモ1「そんな答え欲しがりに応えてくれるのが、陰謀論」
キウイ1 (2)「へああ」
カモ1 (2)「ジョナサン・ゴットシャルは、陰謀論が人を惹きつける理由を。陰謀論ラープと言って説明しています。」
キウイ1 (3)「ラープ?」
カモ1 (3)「ライブ・アクション・ロールプレイング。森の中で中世の集落を再現したりするコスプレイベント、いわば、気合の入ったごっこ遊びのことです。」
キウイ1 (4)「ああ、なかつくにごっことか、
南北戦争ごっことかね」
カモ1 (4)「ゴットシャルは、ラープよりも、
陰謀論ラープの方が没入感が高いとしている」
カモ1「なぜなら、ごっこ遊びを越えた本物だから」
カモ1 (2)「映画、マトリックスを見たとしたら、現実を忘れたり、英雄気分になったりできるのは見ている間だけですが、陰謀論を信じたら、現実の世界でレッドピルを飲んで目覚めた気分になれるのですよ。」
カモ1 (3)「目覚めた人が夢見がちとはこれいかに」

地球平面説信者のロールプレイングゲームのほうがずっと面白い。なぜなら従来の体験型ロールプレイングゲームが一時的かつ不完全に棚上げしていた不信に邪魔されている──みんなごっこ遊びだとわかっている──のと違って、地球平面説信者LARPではどうやら本格的かつ完全に不信を棚上げしているからだ。

── ジョナサン・ゴットシャル

カモ1 (4)「空虚な人生から、真実を明らかにすべく戦う英雄物語の登場人物に、この落差は魅力的。」
カモ1 (3)「だからこそ、抜け出すのも、説得するのも難しいわけです。」
カモ1「もし、陰謀論を捨ててしまったら、映画館をでた後の、高揚感と喪失感がないまぜになった虚脱感なんて比じゃないくらいに、世界がひっくり返るわけですから、」
カモ1 (2)「進んで自ら捨てるなんてなかなかに難しい。それゆえ端から見てあからさまに偽物だと見えるものでも、生きる意義を与えてくれるんだもの、魅入られたままになってしまうのですよ。」
キウイ1 (2)「界隈の人は目がキマってるように見えるしねえ」

陰謀論のナラティブの中にいる限り、そこではヒーローでいられる。自分が間違っていると認めれば、信じていたものとは違う物語の中にずっといたことを認めるはめになる。物語はモンスターに突撃する自分と仲間を主人公にした英雄叙事詩ではなかった。物語は滑稽な悲劇であり、自分は風車に突撃していただけだったのだ。

── ジョナサン・ゴットシャル

こういう自然なインテリ援用に憧れる。私は露骨な引用で精一杯。

カモ1 (3)「だからねえ、生きる意味の再設定なんて、諸宗教でも千年単位で苦慮してるんだからあ、限界アイドルのキャラ方針みたいに変えることはできんのですよ。」
キウイ1 (3)「難物ですなあ」
カモ1 (2)「でも、幻想を見たままでは実人生に害をなすこともありますので、真実に目を向けねばならぬ時がくるのです。」
キウイ1 (3)「ぬああ、話を無理にまとめようとする急ブレーキ音があ。」

偽りの魔法は、いとも簡単に一生にわたって効き続ける。

── W・H・オーデン『とある世界:ありふれた本』

VOICEPEAKの限界なのか、他にやりようがあるのか、ツッコミとかリアクションみたいな瞬発力が要りそうな言葉を喋らせると、とたんに嘘くささが増す。こういう表現は避けたほうが自然にまとまるだろうか。

カモ1 (3)「特に、よく聞く問題として、既存のコミュニティとの断絶によって、陰謀論コミュニティにとどまる以外の選択肢をなくしてしまったり」
キウイ1 (4)「それはつれえわあ」
カモ1「無責任に刺激的なことを言うだけのビジネス陰謀論者の金づるになったり」
キウイ1「特定の人物のことをに言及してはいません。」
カモ1 (2)「いや、むしろ特定したほうが安全かもしませんね。アダム・ヴァイスハウプトみたいなんに騙されないようにしませんと。」

イルミナティ創設者。フリーメイソン憧れから自分で秘密結社を作った。自分で規律を変え放題だったようで、なにか信念があるというより、お山の大将として振る舞いたかっただけって印象がある。

カモ1 (3)「新しい情報に心を開くのもいいですが、脳みそがこぼれ落ちたりしてないか注意せねばなりませぬ」
キウイ1 (2)「まあ、秘密結社も嗜む程度にね。」

心を大きく開きましょう。ただし、脳みそがこぼれ落ちない程度にすること。

── ウォルター・コチュニッヒ

カモ1 (4)「それに、無理して刺激的な世界を幻視しなくても、
世界は相応に魅力的だということに満足を覚えるのも大事です。」
キウイ1 (3)「と、いいますと。」
カモ1「水がワインに変わるだとか、物体が浮遊するだなんてことが起きたらそれに心踊ることもあるでしょうが。」
カモ1 (2)「水の流れる川も、地面から浮遊しないものも魅力が劣るなんてことはないのですよ。」
キウイ1 (4)「目にできるものにさちを見い出せってことね」

ワインが流れる川を発見したり、物体を空中浮遊する方法を発見したとして、そんな奇跡のために大金を払うこともあるだろう。水の川もワインの川と同じほど素晴らしいし、地面から離れないものも、空中に浮遊するものに比べて魅力が劣るわけではない。

── マーティン・ガードナー

あまりにも名文過ぎて引用したけど、本来は似非科学とか超常現象とかの話題での言及。

カモ1 (3)「さて、いい感じに話がまとまったってことにしておきますが。
結局このグダグダっとした話も、」
カモ1 (4)「私の、バイアスにこり固まった人達って嫌だねっていうバイアスで作られたものなわけでして」
カモ1「いずれ、レプティリアンの本格進行の際に痛い目見るてオチにならないって保証はありませんからな。」
キウイ1「人類に逃げ場無し」
カモ1 (2)「いろいろ見守っていきましょう。
2\「ましょおお」
カモ1 (3)「では、次回はトカゲ宇宙人とファーストコンタクトしたときにでもお会いしましょう。」
キウイ1 (3)「したらなあ」
カモ1 (4)「ばいばああい」

まあ、真面目な話、私は、頭がいい人たちがうまいこと掬い上げたものをさらっと消費して、なにかわかった気になっているだけなので、もろもろの陰謀論をぜんぜん把握できていない。ただ、共感できるようにはなったかもね。メンタルとしてはかなり近いものがある。

動画として、久々に作ったから、勝手を忘れている。あたらしく覚えたこととしては、Wikipediaコモンズにパブリックドメイン画像が結構あるってのを知れたこと。くらいか。
アバンタイトルとして引用を入れたけど、浮いていてあまり成功の感はない。ただ、タイトル通りのものを最初に提示しないとただの管巻き感が強くなると思って入れた。
また、日本人は字幕が好き説はあるけど、上と下に文字があってちょっと見づらいか。あと、引用文と、しゃべりの文の差異で集中力をそがれる気もする。


以下、使うかと思ったけど使わなかった。陰謀論者を論破できそうな引用句。

無数の人々の声を団結させようとも、まやかしにほんのわずかでも根拠を与えることなどない。
── オリバー・ゴールドスミス『ウェイクフィールドの牧師』

愚かさが100万人の口を通過したとて、愚かでなくなることはない。
── J・A・シュミット〈「カトリック評論」より〉

どれほど馬鹿げた儀式でも、患者がそれを強く信じていれば病は癒される。
── マーク・トウェイン『アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー』

常識とは実のところ、十八歳までに心に植えつけられた偏見の堆積にほかならない。
── アルベルト・アインシュタイン

自分の意見に固執しすぎてはならない。愚か者は皆、自分が正しいと徹底的に思い込んでいる。そして、強固に思い込んでいる者はみな愚か者だ。その判断が間違っていれば間違っているほど、それに固執する度合いが強まる。
── バルタサル・グラシアン『処世神託』

真実は、有害なものでさえ有用である。なぜなら、有害でありうるのはその瞬間だけであり、他の真実へと導いてくれるからである。逆に、有用な誤りであっても有害である。なぜなら、有用であるのはその瞬間だけで、他の誤りに誘い込まれ、ますます有害になるからである。
── ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

考えを改めるか、改める必要がないことを証明するかの選択を迫られると、ほとんどの人は証明すべく奔走する。
── ジョン・ケネス・ガルブレイス『経済学・平和・人物論』

人間の才覚には限界があるが、愚かさには限界がない。
── アレクサンドル・デュマ・フィス

何かを支持していなければ、どんなものにも陥ってしまう。
── ゴードン・A・イーディー

理念のために死を厭わぬという者がいるとしたら、おそらくその理念は明確化できていない。
── ポール・エルドリッジ

誤解や怠慢は、悪意や邪悪さよりも大きな災いをもたらす。いずれにせよ、後者の二つは頻繁には見られない。
── ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』

私たちは、物事をありのままに見るのではなく、気のままに見ている。
── アナイス・ニン『ミノタウロスの誘惑』

私たちは、社会的偏見という厄介な伝染病の犠牲者だ。
── 『駅馬車』

思い込みは、あなたが世界を見るための窓だ。ときどき洗い落とさないと光が入ってこない。
── アラン・アルダ

灰色は、フランスの空の色であるとともに、真実そのものの色。
── ジャック・ド・ビエズ

「かもね」ではなにも言ったことにならない。
── トマス・キーダ『ヒトは賢いからこそだまされる』

現代の世界で起きる災難の根本原因は、知的な人々ほど断定を避けたがるのに、愚か者にかぎって自信満々なことだ。
── バートランド・ラッセル


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根守四二式
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