『NETFLIX 世界征服の野望』見たよ。

もはや更新継続した分がもったいない気がして継続している。ないはずのものにサンクコストを感じてしまっている。
真の集中力とは、脱走犯が北極星を頼りに逃げ走るように、明確な目標がないと発揮されないと言う。
私がぼんやりし通しなのは明察な目標がないからだ。
ってことで、そんなドキュメンタリー

『NETFLIX 世界征服の野望』
DVDを送ったり、定額サービス化したり、オリジナル作品作ったり

すっごい憧れる。

別に巨万の富にあこがれているわけではない。いやくれるって言うならもらうけど。

憧れるのは、お祭り感。
スタートアップ企業特有のお祭りみたいな熱狂とか、年中文化祭準備中みたいな雰囲気がすごいよかった。
とにかく、インタビューを受けている面々の目がキラキラしている。

今でこそ、サブスクリプションサービスなんてのは当たり前になった。ネットサービスとして浸透させたのは、ネットフリックスの偉業と言っていいだろう。いわゆる、足のはやい馬を欲しがる人たちに、車を定着させたくらいの凄さ。

以外だったのは、DVDがあるから、DVD配送のアイデアが思いついたわけではなく、VHS時代から発想はあったけど、重くてデカくてできない。そのあとで、DVDが実用化されそうになると、早速CDを郵送してみて無傷だったからサービススタート。
サービスの変遷の中で、いろいろな決断が出てくる。セルとレンタルを両方やっていたとき、レンタルが赤字で、セルが黒字だったけど、セルを廃止した。金を稼ぐ部門ではなく未来のある部門を伸ばした。それとか、動画配信と、DVDレンタルを別サービスとして分離したこととか、強引とも言えるスタートアップじゃないとできない蛮勇がすごい。成功は結果論でもあるけど、とにかく走りきった凄みがある。

こういった運営は、人数の少なさとか、人の若さとか、失敗も楽しめる人生の余力みたいなものがないとできない。まつり、私にはもう無理だ。
なんか、恋愛青春ものをみたときのような、私の人生で得られなかったものに触れたときの、さわやかな虚無感を覚えた。

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根守四二式
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