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むしかご/フィッシュライフ

あなたの部屋はいつも黒いカーテンが閉まっていて、私は今が朝だか夜だかわからなかった。でもそれがどこか心地よくて、ここは2人だけの世界のような気がして、好きだった。

あなたのいない部屋で、あなたが脱ぎ捨てた服を見て安心する。畳まれていた方がなんか不安になるから。その匂いをかぐ自分を気持ち悪いと思いつつ、好きな人の匂いに溺れる瞬間は幸せだ。

でもいつか、この日々は終わってしまうような気がしていた。

根拠はないがこういう予感は当たるものである。

あーもうこんな日はバイトでも休んじゃおっかな。そう言うと「いいんじゃない?笑」と言ってくれるあなたが好きです。今日の夜は何食べよっか。

私まだこの部屋に居てもいいよね。


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