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易経 坎為水 29
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卦辞
習坎 有孚 維心亨 行有尚
しゅうかん まことあり これこころとおる ゆきてたっとばるるあり
坎が重なっている時、誠の心を貫き通す。その精神で進めば尊敬されることもあるでしょう。
水がアップアップの状況でどうしようもない。自分自身の誠の精神を貫き通すしか方法はありません。しかし、これほどまでに大変な状況でも自らの精神を貫き通す姿勢は称賛の声をあびる可能性もあるでしょう。
ここで「称賛の声をあびる」と言っても、「あの人はあれだけの大変なのに本当に凄いよなー」ということが近いので、別に利益があったり助けられたりするわけではありません。称賛の声を浴びても大変な状況は大変なままということです。
易経の中では 坎為水、水山蹇、沢水困を三大難卦と言い、とても困難極まりない状況を示唆しています。また、水雷屯も含めて四大難卦と呼ばれることもあります。(2024/9/20)
上爻
係用徽纆 寘于叢棘 三歳不得 凶
つなぐにきぼくをもちう そうきょくにおく さんさいえず きょう
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頑丈な縄で縛られ、牢獄に置かれる。三年経っても出ることはできず、凶である。なかなか現状の困難から抜け出せません。それは自身の考え方に問題があるからでしょう。当分の間は困難が続くことを覚悟されたし。
(2024/11/22)