【ライブレポ】PK shampoo_新代田オルタナティヴ・サミット_新代田
富士山よりも高いところ
2024年12月12日。最高気温10°Cとかだったらしいが、青いロングスリーブのペラッペラの新グッズを着ていたため寒すぎて死にそうな一日だった。それに、大学にあの服で行くのは恥ずかしい。しかし、ライブハウスに着いた瞬間、かわいく思えてきたので服装はTPOがすべてだと感じた。
さて、先日は、全員が念願の、全員が羨む、待望のPK shampoo × 山田亮一。オルタナティヴ・マウンテンの頂点となった新代田でのオルタナティヴ・サミットの開幕である。新代田は、標高3776mなんてゆうに超えていた。
2024/12/12 PK shampoo × 山田亮一とアフターソウル 新代田オルタナティヴサミット @新代田FEVER
以下、セトリバレあり。
山田亮一とアフターソウル
山田亮一、生きてた〜〜〜。かっこよかった〜。ずっと、まじでかっこよかった。ああ、生きてた…けど、でもこの人すごく年下の女性とともにヤクで捕まったんだよな〜と思うとちょっと冷静になってウケる。
最初は山田亮一とアフターソウルより、『最低のふたり』。登場SEはなしでふらっと登場して、山田亮一の「山田パンクスいきます」からの始まり。
リリースしてからあまり経っていないけど、さすがに少数精鋭が揃ったフロアだったので最初からとっても盛り上がっていてみんなさいこ〜って感じだった!客が、良くて、めっちゃ治安良かった、すごく楽しかった。
ギターソロの盛り上がり凄かったな、アフターソウル、カッコよすぎる。「史上最低の二人が通ります」なんて、山田亮一にしか書けない、というか、山田亮一以外が書いたとて…みたいな、written by 山田亮一だからこそ輝くリリックだなと思ってドキッとする。
ほんっとに精鋭バンドで、山田亮一といま新しく音楽をしてくれているのがこの3人で素晴らしい、、令和の奇跡を見ているようだ、、と思った、し、実際、山田亮一の音楽を生で摂取できるのは奇跡だろう。
記憶が飛んでしまったんだけど、歌詞をどこか替え歌で歌っていてサイキックフェスのこと歌っていてウケた。本当にさ💢ヤマパンの胃に穴をあけないでください(あいてない、よかった)
次は、ハヌマーンより『リボルバー』。めっっっっっっっっちゃよかった。。。
髪で顔はほぼ見えないけど、山田亮一ってほんとうにずるいくらいかっこいい、どことっても完璧でかっこいいバンドマンだったなあ…
リボルバーのラスト、「常に愛を、常に希望を〜」のところをフロアみんなで歌うの最高だったし、全員が今日のライブを心待ちにしていたんだなという感じで、(ありえないけど)肩とか組み出したくなる感じだった。
ここのMC、内容一切覚えていない。
とにかく最高な声で、「你好、我愛你」から始まったハヌマーン『ネイキッド チャイニーズガール』。みんなで「ネイキッドチャイニーズガールと」と歌うのが楽しかった。思い出すことすべて夢だったみたいだな〜ハヌマーン好きな人たちと山田亮一を目前にして山田亮一の演奏するハヌマーンの曲を聴くって…
次はアフターソウルの『夕凪』。めちゃくちゃかっこいい、、、、、、、
この曲シンプルに大好きなので最高すぎる。何億回も聴いて一生この日を思い出そうと思う。この曲、歌詞が良すぎる。めっちゃ山田亮一(あたりまえやろ、ぜんぶ山田亮一が歌ってんねん)。
なんとなく音がシンプルな曲な気がしているので各楽器をよく聴けて楽しかった。ギターって本当にかっこいい楽器でずるい〜(もちろんドラムもベースもかっこいいんだけど!!)
山田亮一が「ワンナイト・アルカホリック」と言った後のフロアの湧き方、えぐかった〜…みんなが大好きな、ハヌマーン『ワンナイト・アルカホリック』。山田亮一が目の前にいるんだなって、何回でもワァ…ってなった。よく言う表現だけど、イヤホンの中からしか聴こえなかったはずの音楽が、目の前でホンモノで披露されるの、そりゃヤバいよね〜〜
次はアフターソウルで『アバンチュール』。この曲、私には難しすぎてなんとも納得のいく解釈がまだできていない曲……。ベースの音がウッドベースみたいでお洒落で、ギターのリフも細かくて、技巧派な曲だなあ、と思う。
ここでMC。
山田「後ろのほう、ライブハウス好きじゃないけど来たってやついるだろ。好きじゃないけどこのライブ見に来るために這うように来たんだろ。俺も、ずっと引きこもってた時期、這うように行ってたところがあって、そのことを書いた曲やります。」
『ポケモンセンターの曲』、独りごつようにポツポツと語る曲で、でも、ひとりの物語ではなくて、山田亮一っぽいなと思った。孤独のようで、孤独な物語ではない感じ。ポケモンまったく知らないのが悔しかった。アフターソウルで音源化するのだろうか???
次は『若者のすべて』。めちゃくちゃ力強くて、でも「お母さんが笑った顔 お姉ちゃんが弾くピアノ」のところが優しく寂しくて心が崩れていくような気持ちになった。アウトロはギターのリフが綺麗で、あ〜素敵〜と思っていたら、バスドラが破れたらしいwwほんとに力強い音圧と思っていたらしっかり破れていた。
バスドラをPKのものに変えている間、山田亮一の弾き語りで『アナーキー・イン・ザ・1K』。もともとバンドでやる予定だったのかわからないが、私はハヌマーンではこの曲が一番好きなので、本物で生で聴けて感無量である。自分自身1Kのアパートで1人で生活しているので、何度この曲を聴いてここもそうなのかもな、と思ったことか。この曲を聴くと私は一生大学時代を思い出すのであろう。
最後の曲は『ハイカラさんが通る』。はじめの「ワンツー!」たのしかった;;;;
この曲、バンドとして映えるめっちゃかっこいい曲だなと思っている、最強のギタリストベーシストドラマーのアフターソウルの面々がこの曲を演奏してくれる贅沢さたるや。一生忘れられない演奏だったなあ。
「彼女は僕の知らない音楽に夢中さ」という歌詞、どういう気持ちが込められているか、私にはわからないが、バンドマンがこの歌詞を書くというのは大きな意味を有していそうで、すごく気になってしまう。
知らない音楽に夢中なあの人、って知りたくもなるし知らないままでいいやとも思うし不思議な気持ちになる。
去り際もかっこよく、最初から最後まで、プロとしかいいようがない演奏・立ち振る舞いであった。本当にかっこよかった。こんな奇跡みたいな公演に立ち会えてよかったし、こんな企画をしてくれたPK shampooには足を向けて眠れない。
PK shampoo
いつも通りのポケモンSE。いつも通りの順番で登場して、いつもよりはいくらか気だるさがないような、気のせいかもしれないが緊張感もあるような登場だったように思う。
PKの面々が楽器を構える。
「あのー月は何て名前ーなのーかなぁ〜〜〜
理科ーの授業もっとちゃんと、聞いとけばなぁーーウォーオー❗️❗️」
で始まった『夜間通用口』;;;;;;;;;;;;;よすぎ、よすぎやろがい;;よすぎて、夜間に集中できないくらい食らってしまった。ここにハヌマーンの『アパルトの中の恋人達』の一節を入れ込む演出、アツくないわけがない(ちなみにほんとうにバカ暑かった。サウナ。)
私はこの時、もしかして、アパルトの、そのフレーズで始めるなら、今日は、宇宙曲縛りなんじゃないか、、?と咄嗟に思った。
夜間はいつだってかっこよくて本当に楽しい。FC会員しかいないであろう最高のフロアだったので、純粋に楽しかった。楽しくて気づかなかったけどめっちゃ歌詞飛ばしてたっぽい、ウケる。この曲あんま好きじゃないもんね、しょうがないか〜
ちょっとダイバーはいたけどとにかく楽しい、最初からドーンって感じ、フロアみんなのやる気があったねb
次、絶対絶対この曲だと思った、予想通りの『SSME』。宇宙の曲をやるに違いないと思ったらこれしかない!この曲の始まりってなんであんなにワクワクするのかな、フェードインでのボルテージが上がっていく感覚、楽しすぎる。歌詞が始まった瞬間からサイッコウに楽しい。すごい。
次は『奇跡』。なんかこれも想像通り!今日って奇跡だし、宇宙曲だし♩
そうだwwwww奇跡の「まるで僕ら奇跡だ わかりあう〜」のところの手拍子全然なかった!本当に良いフロア!いつもどおり楽しかったです♩
ここでMC。ヤマパン「演奏力負けすぎじゃない?」アンドレ「魂は負けてないっすよ」ヤマパン「負けてると思うんやけど…」←しっかりしろwwwww
ライブrecが入っているよ〜という話の後に夜間の歌詞飛ばしちゃったことを突っ込まれていてウケた。いつもMCヒヤヒヤするけど最終的に絶対おもろいのすごい。今回も怖かったけどカイちゃんの免許とった話、どこにでも連れて行きますよ、からの「夜のサイドレバーは引かないですけどね」とかいう意味わからんボケですべてが救われていたwwwwwwヤマパン「それどういう例え?例えになってへんと思うんやけど」とか言って一生いじっていて、つぎのMCでも滑りそうになったらとりあえず「夜のサイドレバーは〜」で巻き返していて大ウケ。カイちゃんって本当におもろい。
曲振りの感じ、めちゃくちゃ忘れてしまったけど次は『S区宗教音楽公論』。どうやってこの曲に入ったんだっけ、、忘れちゃって悔しい。最近あんまりやってない曲やります、的なことは言っていた気がする。
この曲も、「歌声 星空 消えそうだよラウダ」と宇宙モチーフが入る。キラキラした過去と死にたい今、死にたい最悪な自分とそんな自分とは相容れないでほしいあの子、が交錯している、とても重くて、辛くて悲しくて救いたくて胸が苦しい曲。何回聴いても苦しくてこの曲を歌うヤマトパンクスのことを見るのがつらいくらい。同期音の煌めきと歌詞の残虐さのギャップがこの曲の甘辛さだなと思う。S区、好きすぎてめちゃくちゃ思考が巡ってしまう、、本を読む感覚に近いのかなあ
次はたのしく『m7』!ライブでのm7って音源よりアップテンポで、陽キャ!って感じでかわいい。この曲のこと、宇宙曲とは思ってないけど、「月のメロディ」って言ってるな〜と思って、ん、どの曲もほぼほぼ宇宙ワードが入っているのか、となった。m7ってすごくPKらしいというか、京都線とか君の秘密がもっともPKらしいとは思うんだけど、m7の歌詞の切なさとサウンドの明るさがなんとも人柄に合っている気がしてとっても好き。今日もギターソロがすごかった。カイちゃんかっこいい〜すき〜
間髪入れず、『二条駅』。今年の夏前?とかはまったくやってなかった気がするけど、最近はたくさんやってくれて嬉しい。大好きな曲。こんなに優しい曲ってないよなあと思う。なんだろうな、この曲って特にヤマトパンクスの日記らしさが感じられる曲で、ヤマトパンクスにしか感じられない、誰も共感できないとある時期の夜を歌っているようで、この曲を聴くとヤマトパンクス、大好きだなあになってしまう。手遅れなくらい大好きだけど、、
またMC。夜のサイドレバーいじりの話しか記憶にない(笑)ヤマパンがフロアの盛り上がりをめちゃくちゃ心配していた。盛り上がりが足りないと、、ごめんね、、、
ヤマパン「次、結構昔に作った曲です」カイちゃん「なにかな〜」ヤマパン「そこ(セトリ)に書いとるやろ」アンドレ「風情がない…」←ウケる なにかな〜京都線かな〜と思っていたら、、
『星』でした;;たしか再思三考ツアーの年始の公演(名古屋?それより前だっけ)に、「星は一生やらない、次やるときは解散する時や。」と言っていたらしい。しかし、再思三考オーラス新宿では星をやっていたし、そこから普通に星をやっている。あの発言はなんだったんだろうか。それでもなんでも星を回収できるありがたみはこの上ない;;この曲の中の星とは、概念とかじゃなくて実際、空で輝く恒星のことであろうから、少しズレた発言にはなってしまうけど、あなたたちは本当に星だよとおもって聴いてしまう。「玄関先の水たまり飛び越えるみたいに君のこと探しに行くから待っててよ」って、素敵な約束だなと思う。どこかで言ったことがあるけど、PKの歌詞は、記憶、願望、約束(すべてに悲壮が付随)だと勝手に思っていて(例外あり)、星(とかビエラとか)は約束の曲で、生で聴くと、約束果たせるといいねとか思う(し願望の曲(君の秘密とか翼とか)を聴くと、叶ったの?って聴きたくなる😭)
長いイントロもアウトロも、PK shampooらしさ全開で、だいすきで、なんでこの曲やらないってあの時豪語したのか一生気になったままだなあ。
綺麗な綺麗なイントロから始まる『京都線』。リリックもサウンドも、綺麗すぎて目を閉じたくなるような落ち着くような、ヒーリング効果があるようにすら思う。この曲とS区と君の秘密は、結構マジでバカデカ感情ありきだと思っていて、「君」への気持ちとか見方とか、他の曲とはなんか違うんだろうなと思っている。そのバイアスがあるから、この曲で、君という歌詞を歌うときのヤマパンは、いつもより遠い目をしているように感じる。絶対にふざけないというか。たとえばSSMEの「たとえ嘘でも君とならもう」の君とかはフロアを指差すけど、この曲たちだとやらないよな〜みたいな。なんなんだろう〜〜〜;;
本当に綺麗な曲。ヤマトパンクスだけにわかる美しい日々、美しい世界、寂しい気持ち、綺麗なままにしておきたい気持ちなんだろうな。
「携帯も二度変わったよ、でも忘れられずにいます、まだ 月をふたりぼーっと眺めたりして恋をしてた頃のこと」のところ、携帯変えたての時、すごーく恥ずかしそうに歌っていて、何この人いじらしいかわいい〜とか思っていたけど、もうその恥じらいはなくなり、なんだか本当にこの歌詞みたいなことを考えてるんじゃないかなという憂さを見せるようになった気がして、本当に知らんし勝手な憶測だけど、ヤマパンって大人ででもつまらなくなくて感情的で素敵な人なんだろうなって思う。本当に知らないけど、、。
最後は、ぐっだぐだなお決まりのヤマパン「そうなん?!そんな感じなん?そんなん…(アンドレ、ガチ心配顔をしていて草だった)そんなんやったら、俺、、天使になるかもしれない!!!!!!!」で始まる『天使になるかもしれない』!結構短い曲だけど満足感がすごいb
この曲もかわいい宇宙の歌詞があって大好き。まじで知らないけど、ヤマパンは実際に星の名前を覚えようとしたことがあるんだろうな、でもそれだけを突き詰めることはなくて断片的に覚えていて、忘れているものが多くて、とにかくぼんやりと、でもとっても星が大好きなんだろうな、って歌詞の各所から見て取れる。本当にロマンチックで可愛い人だなあ。
この曲は歌詞カードに「天使になるかもしれない」の繰り返しとしか書かれていないけど実際は「僕ら」「天使になれるかも」とかが入っててこのニュアンスなぜ歌詞に入れなかったのって思っている。
この曲、本編ラストにぴったりな疾走感と軽さで最高〜
宇宙曲縛りのきらきらしたセットリスト、最高だった。
すぐ戻ってきてね〜と思いながらさっさと去っていく4人を見つめるのでした。
すぐ戻ってきてアンコール!ちょっと信じられないんですけど次のアルバムに入る新曲やってくれた、、、、、、、、圧倒的海曲という感じ!!!タイトル未定、歌詞もまだ固まっていないらしいけど!
海といえばの憧れみたいな煌めきと、あんまり覚えてなけどPKらしい憂愁もあるような素敵な曲だった。あ〜アルバム楽しみ!
海曲の流れで、『天王寺減衰曲線』。
天王寺のイントロ、ほんとうによすぎるんだよ、、、音源化、もはやしないでください。天王寺のイントロ聴くためにライブ行くから!!!
新曲の海曲感とのつながり?めちゃくちゃよかった、よい締まりという感じ;;
おれたちに残された時間、あと48秒!!!!!!!!!!!!!
『あきらめのすべて』、この曲のおかげでライブの締まり方が変わったと思う、この曲がないと寂しい!1番だけで書くの諦めちゃってくれたおかげで最強のショートチューンできたのアツい。本当に天才なんだな、我が君。
頂点は千日前に
そんなこんなで最初から最後まで最高潮状態だった新代田オルタナティヴ・サミットも閉幕。次は、味園ユニバースにて千日前オルタナティヴ・サミット。富士山よりも高いこの山が移動して大丈夫かという感じではあるが、最高の頂で、最高のスリーマンで、頂からの景色を楽しんでほしいものである。